ログライン
- 2025/04/01 17:43:41
投稿者:スイーツマン
ログラインには以下が含まれるようにしましょう。
①主人公:物語の主人公がどんな人物か
②目的・ゴール:主人公が達成したい目的は何か
③障害・対立:主人公が目標にたどり着くまでに立ちはだかる困難や敵対要素
④作品のウリ:読者に何を楽しんでもらう作品なのか
特に④は意識から抜けがちかも
ログラインには以下が含まれるようにしましょう。
①主人公:物語の主人公がどんな人物か
②目的・ゴール:主人公が達成したい目的は何か
③障害・対立:主人公が目標にたどり着くまでに立ちはだかる困難や敵対要素
④作品のウリ:読者に何を楽しんでもらう作品なのか
特に④は意識から抜けがちかも
*
入り江に広がる壮麗な船団――その光景に目を奪われながら、私は震える手でゲートの縁に触れた。母は、死んだはずの母は、あの船のどこかにいる。信じがたい思いと高鳴る鼓動の中、私は妹とともに足を踏み出した。
海風が肌を撫でる。潮の香りに混じるのは、焼け焦げた木材の匂い――海賊船団との戦闘の痕跡か。堂々と停泊する十隻の帆船、それぞれの帆には異世界の紋章が刻まれている。ガレリオン船が中央に位置し、その周囲をスクーナーが護るように配されている。船の甲板には活気あふれる交易商たち、武装した衛兵、そして異世界の住人たち。かつての日本とはまるで異なる景色に息をのむ。
母はどこに――?焦燥が胸を締め付けたその瞬間、甲板の上で指揮を執る一人の女性が目に入った。長い黒髪が風になびく。鋭い眼光の奥に秘めたる強さ。異世界の装束に身を包みながらも、その姿は紛れもなく、私の記憶にある母だった。
「……母さん?」
震えながら声を発した私に、母はゆっくりと振り向き、そして驚きと安堵の表情を浮かべた。
「……お前がここに?」
その瞬間、時空を超えた母娘の再会が果たされた――異世界の交易船団の旗の下で。