Nicotto Town


探偵小説の会

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ログライン

投稿者:スイーツマン

ログラインには以下が含まれるようにしましょう。
①主人公:物語の主人公がどんな人物か
②目的・ゴール:主人公が達成したい目的は何か
③障害・対立:主人公が目標にたどり着くまでに立ちはだかる困難や敵対要素
④作品のウリ:読者に何を楽しんでもらう作品なのか
特に④は意識から抜けがちかも

アバター
2025/04/26 23:40
関東大震災で死んだはずの母親が生きていて、異世界転移し、交易船団の団長になっていた。ゲートをくぐって、異訪れた妹と娘は驚く。母親は海賊船団を撃破し、魔法の森の外れにある入り江に交易船団を停泊させていた。帆船はガレリオンとスクーナー十隻からなり、船のなかには、海賊から鹵獲したものも二隻ほど混じっていた。――20歳になった娘の視点で描写して下さい。



入り江に広がる壮麗な船団――その光景に目を奪われながら、私は震える手でゲートの縁に触れた。母は、死んだはずの母は、あの船のどこかにいる。信じがたい思いと高鳴る鼓動の中、私は妹とともに足を踏み出した。

海風が肌を撫でる。潮の香りに混じるのは、焼け焦げた木材の匂い――海賊船団との戦闘の痕跡か。堂々と停泊する十隻の帆船、それぞれの帆には異世界の紋章が刻まれている。ガレリオン船が中央に位置し、その周囲をスクーナーが護るように配されている。船の甲板には活気あふれる交易商たち、武装した衛兵、そして異世界の住人たち。かつての日本とはまるで異なる景色に息をのむ。

母はどこに――?焦燥が胸を締め付けたその瞬間、甲板の上で指揮を執る一人の女性が目に入った。長い黒髪が風になびく。鋭い眼光の奥に秘めたる強さ。異世界の装束に身を包みながらも、その姿は紛れもなく、私の記憶にある母だった。

「……母さん?」

震えながら声を発した私に、母はゆっくりと振り向き、そして驚きと安堵の表情を浮かべた。

「……お前がここに?」

その瞬間、時空を超えた母娘の再会が果たされた――異世界の交易船団の旗の下で。



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カテゴリ
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設立日
2015年10月18日

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