シリウスとプレアデス
- 2025/02/24 00:05:43
投稿者:E.Grey
シリウスの寿命は、今後5億年以内に燃え尽きてしまうと考えられています。
シリウスは、おおいぬ座の一等星で、誕生してから2億年から3億年しか経っていない若い星です。
恒星の寿命は、生まれたときに集めたガスの質量によって決まります。
質量が大きな星ほど中心部で活発に核融合が起こるため寿命が短くなります。
太陽の場合は、約100億年にわたって核融合反応が続きます。
さらに
プレアデス星団(すばる)の寿命は、約1000万年で消滅すると予想されています。これは、星が燃焼が激しいために寿命が短いことが理由です。
プレアデス星団は、おうし座に位置する散開星団で、複数の星が集まった星のかたまりです。
星たちは太陽よりも若く、最近誕生したと考えられています。
高倍率の望遠鏡で観測すると、星々が青白く輝いて見えます。
古の時代には視力検査に使われていたと言われています。
プレアデス星団は、ギリシャ神話に登場する巨人アトラスの7人の娘たちを意味する言葉でもあります。
欧米ではプレアデス星団と呼ばれ、日本では「すばる」と呼ばれています。
「すばる」という名前は、平安時代に清少納言の著した『枕草子』にも登場しています。
赤色矮星ショルツは7万年前に、太陽系内0.8光年先のオールト雲に侵入していたそうです。地球にぶつからなくて良かったと思いました。
【解説】
プロキシマ・ケンタウリは、太陽に最も近い恒星で、地球から約4.2光年の距離にあります。
プロキシマ・ケンタウリBは、プロキシマ・ケンタウリを周回する地球ほどの大きさの惑星です。
これまでに人類が開発した宇宙船では、プロキシマ・ケンタウリに到達するのに10万年前後かかると考えられています。