高階秀爾氏が10月17日に心不全で逝去
- 2024/12/01 23:54:18
美術史家として大きな足跡を残した高階秀爾氏が逝去した。92歳。
ちょっと書くのが遅くなりました。
著作に『名画を見る眼』(岩波書店、1969年)があるのですが
岩波新書で絵画も白黒だったのが、2023年に「カラー版」が
発刊されたので、今日やっと買ってきました。
以下のサイトからコピペ。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/29735
1932年東京生まれ。
東京大学を卒業後同大大学院に進学。
在学中の1954〜1959年にフランス政府招聘留学生として渡仏。
帰国後は国立西洋美術館の主任研究官となった。
その後、東大教授・名誉教授となるとともに、
1992年から2002年まで国立西洋美術館館長。
2000年に西洋美術振興財団理事長。
2002年から23年まで長きに渡り倉敷の大原美術館で館長。
今年4月に大原芸術研究所所長に就任。
2015年には国の栄誉機関である日本芸術院の会員となり、
2020年〜23年まで日本芸術院長を務めた。
専門はルネサンス期以降の西洋美術
『近代美術の巨匠たち』(美術出版社、1969年)、
『名画を見る眼』(岩波書店、1969年)、
『日本近代美術史論』(講談社、1972年)など
多数の著書を手がけ、大きな影響を与えた。
芸術文化勲章シュヴァリエ章(1981)
芸術文化勲章オフィシエ章(1989)
紫綬褒章(2000)
日本芸術院賞・恩賜賞(2002)
フランスレジオンドヌール勲章シュヴァリエ章(2001)
文化功労者(2005)
文化勲章(2012)
などを受賞・受章している。
『名画を見る眼』などは、美術史の手に取りやすく信頼できる美術史概説の一つでしたね。
高階美術史は、分かりやすい分、ちょっと未知の刺激という面は足りなかったけれど、
今の日本での美術史知識のベースを育んでくれた中心人物でしょう。
これからは、天界の美術史を調べるのかな❀ 限りない楽しみでしょうね❀