読んだ本の紹介・感想 席 Terzo
- 2021/04/25 15:48:16
投稿者:kiri
本を読んだら紹介、感想を書いてください。
感想なので多少のネタバレはあるかと思います。
閲覧は自己責任でお願いいたします。
ですが過度なネタバレは伏せるようにしてください。
極端に酷い場合は一言注意させていただきます。
(推理物で犯人を言ってしまう 等)
必要とあらばコメントをこちらで削除することもあるかもしれません。
余程でなければ大丈夫だと思いますが。
*なるべく多くの皆さんに、どんな本を読んだのか紹介して頂きたいので
感想文が苦手な方は「面白かった」「文章が良かった」などの一言だけでも構いません。
感想に対するコメントをされたい場合も
同じトピックに気軽に書いちゃってください(๑•̀ㅂ•́)و
著者名:
作品名:
ジャンル:
あらすじ:
感想:
作品名:ショートケーキ。
ジャンル:短編集
あらすじ:イチゴのショートケーキにまつわる短編集。
感想:初めに……お久しぶりです。PCの不調によりサークルまでなかなか手がつかない状態でした。少しずつ読んでよかった本の紹介を投稿できればと思っております。
シンプルなイチゴのショートケーキをめぐる短編集。思い出の味だったり、ショートケーキで心が救われたり……みんなそれぞれに思いがあり、人生がある。最後には「ショートケーキ、久しぶりに食べてみようかな」と思ってしまいます。
作品名:クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介
ジャンル:ミステリー小説
あらすじ:「ヴィンテージガール」の続編にして短編集。変わらず仕立て屋をしている涙もろい桐ヶ谷と、古着バイヤーの小春が、衣類を手掛かりに事件や謎を解明していく。
感想:前作同じく、服の知識や癖を手掛かりに謎が解き明かされていくのですが、この2人がいなかったら永遠に謎のまま、(言い方悪いけど)犯人逃げ得になっていた事件がいくつもありました。警察が見ていなかった視点から解き明かされていくのは目からうろこの連続・・・なはず。
作品名:「その本は」
ジャンル:ファンタジー要素あり。短編集。
あらすじ:とある国の王様から依頼を受けた2人は、毎晩王のもとを交代で訪れ本の話をすることに。その話とは・・・。「その本は」から始まる短編集。
感想:
副管理人です!ここ1年ほど再読やラノベ一気読みで楽しく忙しくしておりました。
久しぶりに余力があったので、新しい本の出会いを求めふらふらしていたら「その本は」に出会いました。
「その本は」以前から気になっていた本であったが、なかなか読む機会がなかった。
「その本は」読み始めるとあっという間に1時間が経っていた。
「その本は」一見重々しく見えるが、人間にとても優しい本だった。
本が大好きな人にぜひ読んで欲しいと思います!!
作品名:1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
ジャンル:半自伝的小説
あらすじ:
作者、せきしろの自伝的小説。
北海道の高校生だった作者は、自己紹介が嫌いだった。おもしろくない奴ほど、歌ったりギャグをやったり目立とうとする。自分の方がおもしろいのに…しかしそんな気持ちに共感してくれる友達がいた。
作者は彼とともに、芸人になるために上京するが、志が行き違い別れてしまう。
狭い部屋に洗濯物が溜まり、社会に取り残されたまま過ぎていく季節。しかし、ラジオにふと送ってみたハガキが読まれたことで、一銭にもならないハガキ投稿に全てをかける作者の生活が始まるのだった……
感想:
「青春」と言うには暗すぎ、「自堕落」と言うには情熱的すぎる、不思議な作者の青年時代でした。作者のせきしろさんは、8割が妄想で構成されたエッセイを書いたりなどと普段から非常に独特な作風の方です。また自由律俳句を詠んだりと、情景描写、それも言葉にはしないけれどもみんな一度は思ったことがあるような絶妙な場面を描写するのが上手い方で、この作品は作者の実体験が元なのも相まってか、とてもハラハラさせられて深みのある作品です。せきしろさんのことを知っている方でも、初めて聞いたという方でも楽しめる作品だと思います。
「死のロングウォーク」、絶版なんですか!?母がスティーヴン・キングを全話読んでいるマニアだったので、母の本棚から拝借したのですが…高く売れるでしょうか(笑)殴)))
「木の葉を奏でる男」っていうの、面白そうですね!自然って良くも悪くも雄大なので、なんか圧があって、夜の森(車窓から見えたりするだけで入ったことはないけど)とかすごく怖く感じます。そういう系の恐怖小説って読んだことないので、気になります!!
『続 氷点』三浦綾子
『氷点』の続きなのだけど、前作よりスケール感が縮小して大きな事件も起きず、人間の内面にスポットがあたっていました。
『透明人間』ウェルズ
人と違うことが疎外と苦悩を産むことになり、追い詰められていく透明人間が痛々しい。
『木の葉を奏でる男』ブラックウッド
自然の中の恐怖を描くのが上手な作家さんでした。人間の小ささが実感できます。
『死者の奢り・飼育』大江健三郎
作者の顔から読まず嫌いしていたのですが、読んでみたら、おもしろい! ネタ自体が面白いのだから、面白いのが当たり前のような、ある意味すがすがしい小説です。
『草のうた』三浦綾子
子供の頃の自伝的小説で、三浦綾子版『銀の匙』といった感じでした。
『むらさきスカートの女』今村夏子
芥川賞受賞作で、日常の何気ない事象を追っているのですが、視点がユニークで、不確かさを引きずりながら読者を飽きさせない小説です。
『カーミラ』ジョセフ シェリダン
ドラキュラと並ぶ元祖吸血鬼小説で、こっちは女性吸血鬼。美しい吸血鬼vs美少女。古の虐待された一族の影がうかがえる時代を超えた恐ろしさ。
『秘書奇譚』ブラックウッド
短編集なのですが、ショートハウスという青年がたびたび登場して、怖い目に会ってしまいます。お気の毒。
『コサック』トルストイ
ロシアから、コサックの住む辺境へ赴任してきた士官候補生の青年がコサックの暮らしに魅了され、自分もコサックになりたいと願います。コサックの美青年と美少女の結婚を応援していた主人公ですが、やがてコサックの美少女に恋をしてしまいます。
『ねじの回転』ジェイムス
古い館に住む美しい兄妹の元に訪れた女家庭教師が体験する身の毛もよだつ亡霊譚。ほんとうに亡霊は存在するのか、家庭教師の思い込みなのか、もやもや感につつまれたまま、衝撃の結末を迎えてしまいます。
ということで、30冊中10冊が小説でした。
無料領域だと、外国物が多くなってしまう感がありますね。
また、夏の時期が中心なので、ホラー系列が多めです。
Amazonで見たら、絶版っぽくて、結構な値段がしていました。
●死のロングウォーク
●(ジャンル…?うーーーーん物語??)
●あらすじ
12〜16歳までの少年を集めて毎年行われるイベント、「ロングウォーク」。ルールは簡単、時速4マイル以上のスピードで、ただひたすら歩くだけ。時速4マイルを下回った者や、他人への暴行などルール違反を冒した者は「警告」を受け、4回警告を受けると射殺される。100人の少年のうち、最後の一人になった者は優勝となり、なんでも一つ願いを叶えてもらえる…
●感想
人間の極限状態を描いているにも関わらず、少年たちが冗談を言って励まし合ったり、警告を受けそうになった他のメンバーを助けたりと、人間的な部分を残したままじわじわくっきり異常行動へ走るのが恐ろしかったです。人間は、他人を見捨てることができない弱さ(他の多くの場においてこれは「強さ」なんだろうけど)を持っているんだなあと感じました。
半分小説、半分歴史って面白そうですね!私、ローマ人と言えばテルマエ・ロマエの人たちみたいなイメージしかないんですけど、あんな風にゴリッゴリの外国人・偉人(なのかな?)がふっつーに会話してるような感じだろうか…木になります!
著者名:塩野七生
作品名:ローマ人の歴史
ジャンル:半小説半歴史かな?
あらすじ:ローマの始まりから滅亡までの歴史を半ば小説のように語ったり
感想:ユリウス・カエサルとかスキピオとかハンニバルとかの部分は特に面白かったな
こんにちは^^
お返事遅くなりました。
現在発売されているかどうかはともかく、私も共同執筆の本があって必要があれば紹介するので、ご自分の著作であっても全然問題ないですよ^^
作品名:アルゴス
ジャンル:医療SF
あらすじ:全身の細胞が生体幹細胞に変化できる創は難病を治療できる。チェルノブイリ・エイズの治療をしながら日本中を逃げて人々助けながら医療の倫理を問う
感想:読んでおくれ。電子書籍だが検索したらでてくる
作品名:アルゴス
作者:宿川花梨
ジャンル:医療SF
あらすじ:全身の細胞が生体幹細胞に変化できる創は難病を治療できる。チェルノブイリ・エイズの治療をしながら日本中を逃げて人々助けながら医療の倫理を問う
感想:読んでおくれ。電子書籍だが検索したらでてくる
おはようございます^^
電子書籍もどんどん紹介してくださいませm(__)m
おはようございます^^
「変身」は唯一の働き手だったグレゴールが虫になったあとの家族の変化があって、だんだん無関心になっていくのがせつないですね。カフカ自身は朗読会で笑いながら読んでいたらしいので、ユーモア小説だったのかもしれません。
つぶやきは高田崇史「江ノ島奇譚」の帯惹句から。
”「顔がないんだ、ぬっぺっぽうみたいにさ」
藤沢宿で働くお初は、自分の色男である勝道にそう言った。
「目も鼻も口も耳もない、ぺろりとした顔のそいつが、いつも出てくるんだ」
怖いものなどない破戒僧の勝道だが、なぜか「ぬっぺっぽう」だけは恐ろしかった。
「この悪夢を祓ってくれる、良い神社仏閣はないものかねえ」
勝道は、お初を江島明神の弁財天詣でに誘う。
その地に伝わる哀しい身投げ話など知りもせずに。”
著者初の時代物です。歴史を記すことができるのは勝者のみなので、敗者の主張はほぼ抹消されていますね。
著者名:フランツ・カフカ
作品名:変身(DIE VERWAND LUNG)
ジャンル:現代実存主義文学
あらすじ:両親の借金のために外交官の仕事をして生活していたグレーゴル・ザムザは、ある日巨大な虫になって目覚める。家族のことを気にかけながらも、家の人々に怖がられたり嫌厭されたりしながら過ごすが…
感想:おそろしくはかないです。怖いでも気持ち悪いでもない、これにつきます。いくらザムザが虫になっても家族を大事にしてるといって、またいくら家族が少しでもザムザによくしてやろうとしていたからといって、結局は普通の人間と、得たいの知れない怪物。共生などできず、悲しみすらないままなかったものになる運命。もしザムザが虫ではなく病気になって死んでいたなら悲劇と愛情の物語だっただろうに、得体の知れない怪物になったことで暴き出される結局のところの家族の情というか、愛情の矛先がすっと消えてなくなるのがなんとももやもやとして、たまらない。
つぶやきは西尾維新「掟上今日子の旅行記」の帯惹句から。
”怪盗淑女を名乗る人物からパリ警視庁に届けられた犯行予告状。
「エッフェル塔をいただきに参上致します」。
花の都を代表する名所を守るため、最速の探偵・掟上今日子が海を越えて招かれる。
だが、怪盗の真の狙いは、今日子さん自身にエッフェル塔を盗ませることで!?
おなじみ厄介も登場、大人気ミステリー第8巻!”
猫弁シリーズ、良いですよね。私も好きです(^-^)
作品名:猫弁と透明人間
ジャンル:ハートフル・ミステリー
あらすじ:ペット訴訟専門だと誤解されている世紀の天才弁護士 百瀬太郎に、ある気象予報士が使っていたオウムの無事を確認してほしいと依頼が入る。正体がわからない依頼主は透明人間なのか?
猫だらけの事務所に、オウム嫌いのお手伝いのおばちゃんと、事務員の法律マニアのおじいちゃん。結婚相談所に務める婚約者や、美人獣医に囲まれて今日もドタバタやっています。
そして、テレビで法律王子として売り出しているイケメン弁護士との対決が迫ります。
感想:猫弁シリーズの第2巻。2冊目にして大山淳子さんが書きたかったことが明確になった感じがしました。
裁判での決着には、勝ち負けがあり、勝った方は幸せに、負けた方は地獄に、悪くすると、勝っても負けても不幸になる結末が多いのですが、そこは、アインシュタインより天才だと言われる百瀬太郎、清く正しく正攻法で、全員幸福、最低でも全員不幸にならない結末に導いていくのです。
登場した人物が、最後の最後に一人一人、幸福への切符を握らされているところがとってもハートフルなのです。
作品名:「図書室のはこぶね」
ジャンル:青春小説、日常系ミステリー?
あらすじ:ある事情で図書委員のクラスメイトの代わりに図書室の当番をする事になった主人公。1冊のケストナー「飛ぶ教室」とそこに挟まっていた紙を偶然見つけたことにより、退屈な1週間が変わり始める。現在の高校生たちと10年前のわんぱくどもたちの「飛ぶ教室」にまつわる物語。
感想:ケストナーの「飛ぶ教室」を先に読むとより楽しめます!
学校生活を楽しめる者たちと楽しむことが出来ない(いろんな背景があって)者たちの対比に少し苦しくなってしまうことがありましたが、真の悪人はいなくてみんないろんな思いを持っている物語だと思いました。作中に出てくる本も、おもしろそうなので少し読んでみようかなと思ってます。
作品名: 不屈の記者
ジャンル: ミステリー系
あらすじ: 元々「流浪の大地」という題名の本が文庫化されたものです。
我が国初のカジノ建設に纏わる疑惑を描いた物語です。
その入札に関わる者と新聞記者との各々の視点で交互に
語られていきます。
感 想 : 自分にとって決して身近な出来事ではないんですが
「ミッドナイト・ジャーナル」や「傍流の記者」等
本城氏の新聞記者だった経験で深いところまで書かれていて
大変興味を惹かれる内容でドンドン読めてしまいました。
全く自分の知らない業界でもこんなに面白いと思えるなんて
お気に入りの棚に並べておいて暫くしたら読み返したい作品です。
作品名:錬金術師の密室
ジャンル:ファンタジー×ミステリー
あらすじ:アスタルト王国軍務省錬金術対策室室長にして自らも錬金術師のテレサ・パラケルススと青年軍人エミリアは、水上蒸気都市トリスメギストスへ赴いた。大企業メルクリウス擁する錬金術師フェルディナント三世が不老不死を実現し、その神秘公開式が開かれるというのだ。だが式前夜、三世の死体が三重密室で発見され……
感想:一言で言うなら『ヤバい』。
思い返してみたらあー確かにという伏線もあり、いい意味で騙された!と感じる作品でした。
ただ用語や人物関係が結構複雑なので、過去に錬金術系の作品に触れてないととっつきにくい感じはあります。(実際買ったのは二年前で、呼んだのがつい先日という…)
続編に錬金術師の消失というのがあるのでそっちも読んでみるつもりです。
作品名:「猫君」
ジャンル:時代小説(江戸時代)
あらすじ:猫は20年生きると猫又になる。猫又になると兄者・姉者が迎えに来て猫宿という学校で生きるすべを学ぶという。新米猫又みかんは飼い主亡き後、人間たちにあらぬ疑いをかけられ窮地に追い込まれてしまうが……。新米猫又たちの「例年ではない」事ばかりの学校?生活がはじまる。
感想:登場人物が個性的で、しかも癖が強い。そして猫又いえども、新米たちは人間に化けることが難しいので猫(尾は化けて1本になっている)の姿で生活をしばらくしているので、場面を想像するとほっこりしてしまいます。個人的には座学で新米猫又たちがそろっているところ。
でも彼らに降りかかる出来事は、難題の連続。それをどう知恵と工夫を凝らして乗り越えていくのか、主人公みかんたちの活躍にハラハラドキドキでした。
村上春樹 訳
作品名:「グレート・ギャツビーを追え」
ジャンル:ミステリー
あらすじ&感想
消えた小説をめぐる危うい駆け引きの行方は!?という
紹介の文に惹かれて購入しました。
春樹さんの作品が好きなので興味を持ったのもありますが。
真相を探ろうとする新進女性作家と裏の顔を持つ自由奔放な書店主との駆け引きに
ハラハラ、ドキドキして大変面白いストーリーでした。
ただ、翻訳ものは少し分かり難い部分がありますね。
登場人物の名前がカタカナで(当たり前ですが)
似たような名前があると、いちいち主な登場人物の
ページに戻ってみたりといったところが厄介ですね。
20人以上ともなると中々覚えられません(~_~;)
作品名:父・こんなこと
ジャンル:随筆
あらすじ
明治の文豪・幸田露伴の娘、幸田文。娘から見た晩年の父、そして、幼かった頃の父と自分の思い出たちをユーモアたっぷりに描く
感想:恥ずかしながら幸田露伴の作品は読んだことがなく、文さんの作品も中学生の時、試験の応用問題で一回やったきりでした。だから、どんな人かもまったくわからない状態でしたが、十分楽しめました。
「父は自分だけの父ではないと知った」や「父からすれば子供達のうち可愛い子が亡くなって可愛くないのが残ったのだろう」という言葉に寂しさを感じるが、娘だからこそ知る「作家としてではなく人間としての幸田露伴」というのは面白いと思いました。あと、露伴の掃除の教え方はむちゃくちゃ厳しいのに、文さんが言うとクスッと笑えてきます。
作品名:楽園の眠り
ジャンル:徳間書店
あらすじ:女子高生と刑事。自分の幼子を虐待する刑事と交際中の彼との間に出来た子供を
彼からの暴力で流産してしまっ女子高生。その彼女も継父から虐待を受けていた。
刑事の元から逃げ出した幼子と女子高生が偶然にも出会い~ 罪悪感は加虐心
感想:読み終えた感想としては、しんどかったです。子供を持つ親として肉体的・精神的諸々の虐待を
する親の気持ちが、どーしても理解できなかったです;;
情報ありがとうございます(^^)/
そうなんですね。
発売を楽しみにしています(^^;)
こんにちは^^
中山七里さんの「作家刑事毒島」シリーズは今年の7月に「作家刑事毒島の嘲笑」が発売されたので、数年後に文庫になると思いますよー。
作品名:「しめしあわせ」(原題:The assignation)
ジャンル:アメリカ文学・青空文庫
感想:あらすじがうまく書けなかったので、感想のみで失礼します・・・。最初読み終わった後「なんだこの気持ちは??」となりました。
貴なる地位にいる女性が落とした?/落としてしまった?子供を助けた男性とのやり取り、その後の私と「彼」とのやり取り、全てに何か意味が含まれていそうで、なかなかうまく言葉に出来ない、すくいきれないもやもやとした感じ(でも嫌ではない、考えるのは楽しいので)が残りました。でもきっとその女性と助けた男性の間には何か「しめしあわせ」に至るまでの出来事があったのでしょう。assignationは密会という意味があるようなので。
作品名:「きのこ会議」
ジャンル:青空文庫
あらすじ:ある場所できのこたちが会議を始める。そこで語られるきのこたちの本音は……。
感想:短いお話ですが、勧善懲悪モノに近いです。特に毒キノコと言われるきのこたちの本音は、皮肉も感じるとこがありました。そして、一番残酷なのは案外純粋な者なのかもしれません。
作品名: 毒島刑事最後の事件
ジャンル: ミステリー
あらすじ: 毒島(ぶすじま)と言うチョッと変わった名前の刑事が
難事件を解決していくストーリーです。
名前だけでなく性格もなので回りから疎まれる事あり。
感想 : 中山氏も好きな作家さんの一人で新作が出たらほぼ読んでいます。(文庫のみ)
見事な推理力で事件解決に持っていくのでスカッとします。
性格に難ありなのも物語として面白いと感じました。
最後の事件と銘打ってあるので、これで終わりかと思うと残念な気持ちです。
作品名:「アンと愛情」
ジャンル:現代小説
あらすじ:「和菓子のアン」シリーズ第3弾。食べる事が好きな主人公は今日も東京のデパ地下和菓子店で様々なお客様と出会います。
感想:新しいのが出ていたのはだいぶ前から知っていたのですが、なかなか読む機会なく、ようやくでした。今回は「見方を変える」ことをヒントにしている話がメインだったのかなと思いました。また、アンちゃんの仕事に対する見方や捉え方の変化にも注目です。
1995年の作品 SF三国志 只今八割読破
1982年の作品 SF水滸伝 只今五割読破
両方ともに国家政権に対して少数派の果敢な一揆的活動の小説
三国志の方は、あまり印象には残らないSF物
水滸伝の方は、次々と選ばれた精鋭の反骨分子が集う様が描かれて居て気持ちを飽きさせ無い。が
男性的な攻撃的内容も含まれるので女性は、この小説に対して共感が少ないかも。
今の日本の状況も、一見平和に見えるけど内実は恐ろしい作戦が浸透している最中・
世に蔓延る悪魔的暴力を制して命を守り賢く生きる必要。その闘争仲間として小説中の人物に共感する。
作品名:「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」
あらすじ:「100万回死んだねこってありますか?」「それは、あの本ですね」実際にあった問い合わせを紹介した本。司書の仕事やどうやって探し物の本を見つけ出すのかも紹介されています。
感想:小説ではないんですけど……出版した理由の1つに「私もそう思っていた」方が本を見つけられるようになったらいいなという思いがあるとの事だったので、紹介してみました。タイトルの間違いだけでなく、「内容は確かこんな話」だけでも探している本を見つけ出す司書のレファランス業務は百戦錬磨のたまものと言っても過言ではないでしょうね。
作品名:「猫弁と鉄の女」
ジャンル:現代小説・猫弁シリーズ
あらすじ:百瀬が喫茶店に忘れ物をしたものは爬虫類?その理由は迷い犬のサモエド?その一方で二世議員の宇野勝子は花粉症対策で選挙戦に挑むことになったが……。全てが最後にはつながっていく、心温まる猫弁シリーズ最新作です!
感想:今回も「え、どうなるの?」の連続でしたが、百瀬の真っ直ぐな性格は変わらず。環境問題だったり、女性の活躍だったり少しぴりりとするところもありますが、最後は優しい気持ちになれました。特に今回は亜子さんとの関係だったり、お母さんの記憶の変化にも注目です。
住野よるさんの本はあまり多くは読んでないですが、麦本三歩は好きで読んでます。「麦本三歩の好きな音」というオムニバスアルバムも出てますので、あわせてどうぞ~。
あらすじ:やまがつとして知られる民が暮らす里で「先生」の下で修業を受けて成長をしたキリヒトは王都中の王都、一ノ谷の王宮の命令を受けて大陸最古の塔「高い塔」を支配する図書館の魔女(マツリカ)の下で使えるようになった。そこでキリヒトにつけられた「名前」は左手の指で鳴らされる「音」だった。だがそれにはあるわけがあった。そのわけとは、マツリカは口がきけないのだった。キリヒトはそのために手話を学んできたのであった。だが普通に耳は聞こえるのである。
二人で指話というのも作ったり…
感想:まだすべては読んでいないのですがとっても面白くて少し難しいです!
とっても長いです。原稿用紙で約3000枚だそうです
ぜひ読んでみてくださいね
作品名:「麦本三歩の好きなもの 第二集」
ジャンル:現代小説・短編集
あらすじ:「麦本三歩の好きなもの」の続編。図書館で働く三歩が合コンに行ったり、後輩が出来たり……何気ない緩い日常を綴った短編集。
感想:三歩はどちらかというとほんわかした、ちょっとドジっ子属性のある子。だけど人に対する優しい気持ちはだれにも負けない。そんなところが好きで、癒されながら読んでました。後半、思いもよらぬ展開もありましたが、続きが出たらまた読みたいそんな作品です。
作品名:木曜日にはココアを
ジャンル:連作短編集
あらすじ:
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている――。
川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる……。
わたしたちが起こしたなにげない出来事が繋がっていき、最後はひとりの命を救う。
小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連作短編集。
読み終わった後、あなたの心も救われるやさしい物語です
感想:
ココアがタイトルに使われているのでグルメ小説なのかと思ったら全然違いましたw
連作の短編集で次から次へと登場人物が変わっていき、
それぞれが繋がりのある間柄で、飽きることなく惹き込まれて読めました。
優しい気持ちになれるストーリーばかりで、とてもなごみました。
お話のキッカケになったマーブルカフェが本当にあったら行ってみたいとも思いましたw
作品名:「流星シネマ」
ジャンル:現代小説(架空の町)
あらすじ:鯨にまつわる言い伝えが残る、ガケ下の町で新聞を発行する太郎と、その周りの人たちの物語。
感想:大きな事件があるわけでもない、ゆったり読みたい人向けです。バラバラだった分からない物事や些細な出来事が、最後にまとまって繋がってくるとハッ!とした気持ちになりました。
作品名:「ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介」
ジャンル:ミステリー小説
あらすじ:一見営業していなさそうな小さな仕立て屋の桐ヶ谷には、衣服を見るだけでその人の癖や生活などが分かる。ある時、警察の公開捜査番組にかなり変わった柄のワンピースを見て、強い印象を受ける。そのワンピースを着ていた少女は身元はおろか、家族も不明という10年間未解決のままになっている事件の被害者だった。
感想:以前ここで紹介した「テーラー伊三郎」と同じ作者の方です。衣服についたわずかなほつれやシワでその人の癖や抱えているものが見えてしまうのは、驚きの特技な様で、でもすごくストレスなんだろうなと思ってしまいました。警察とはまた違う「かなり変わった柄のワンピース」を主な視点に事件を追っていく桐ヶ谷たち。古物商店員でゲーム実況者の小春をはじめ変わったレジェンドたち(?!)にも注目です。
そうだったんですね。実は福島に今年行こうと思っていたのですが、このコロナ禍の中、広めてしまってはと思い断念しました。落ち着いたら行こうと思っています。
おはようございます^^
朝ドラ「エール」の放送が決る直前(2014年頃)、福島市内は古関裕而のドラマで復興支援と盛り上がっていました。市内の福々和本舗では関連本をたくさん飾って記念のお菓子もたくさんありましたよ。
作品名:「金子と裕而 歌に生き 愛に生き」
ジャンル:歴史小説?
あらすじ:古関裕而と妻金子の出会いと、数々の名曲が生まれるまでの日々を小説化したもの。
感想:朝ドラ「エール」を見ていたので、元ネタであるお2人の様子が裕一さんと音ちゃんに重なってとても楽しく読めました。お2人は当時としてはかなり珍しい部類に入る恋愛結婚で、終始アツアツ。でもそんな2人だからこそ生まれた音楽があったのかなと。先日の東京五輪閉会式では、アレンジされたオリンピックマーチが流れましたが、夜空でお2人が当時を思い出しながら聞いていたら……と考えてしまいました。
作品名:「東京ディストピア日記」
ジャンル:日記文学
あらすじ:新型コロナウイルス感染症に揺れた2020年の日本の状況と日々の生活を綴った日記。
感想:桜庭一樹さんといえば「GOSICK」シリーズや「火の鳥 大地編」が代表作になるかと思いますが、この本は1年間の生活を綴った桜庭さんご自身の日記。自分自身リアルタイムで生きていたはずなのに、感染者数は今の方がずっとやばい状態なのに、刻々と増えていく感染者数に不安になってしまいました。そんな中でなんとか生きていこうとする普段の生活。そういえば自分の周りもと思い出しつつ、いつかこの日記も歴史的に重要なものになっていくのだろうかと考えてしまいました。数十年後読み返した時に「こんなに大変なこともがあったね。頑張ったね」と少しでも明るく言える様に今出来る事を出来る分生きていきたいです・
さて、今日は何を読もう…とこちらに来たら美味しそうな本を見つけました。
先ほどeBookで購入して読んでいます。
情報ありがとうございました。
夜に続きを読むのが楽しみです♪
私も今夜はおでんとビールにしたい( ´艸`)
さて、今日は何を読もう…とこちらに来たら美味しそうな本を見つけました。
先ほどeBookで購入して読んでいます。
情報ありがとうございました。
夜に続きを読むのが楽しみです♪
私も今夜はおでんとビールにしたいです( ´艸`)
作品名:おでん屋ふみ おいしい占いはじめました
ジャンル:グルメ小説
あらすじ:
しらたきを選んだあなた。「複雑に絡み合う――」という暗示が出ています。
「おもしろい女」になり元カレを見返してやろうと、北大塚で深夜のおでん屋を始めた千絵。
しかし客足はイマイチ。
ひょんなことから「おでん占い」を売りにして評判になったが、ワケアリ客も集まった!
オネエなバーマスター、呑んべのビルオーナー、美容室の元気な母娘――
各フロアにも癖のある面々が勢揃い。
女将とOLの二足のわらじはいったいどうなる!?
大根、卵、しらたき……アツアツおでんを準備して、今夜も開店!
感想:
初めて読むグルメ小説。
今まで敬遠してきたんだけどあまりに美味しそうなカバー絵だったので思わず購入w
読んでみたらホロリとさせられる人間模様だったりして、
物語のアクセントにお料理が出てくるという感じで。
グルメ小説、ハマってしまいそうですw
このおでん屋ふみも登場人物たちが味わい深い人達ばかりで
シリーズ化してほしいなと思うくらい気に入りました。
暑い季節に涼しい部屋でおでんを食べたくなったw
作品名:芥川症
ジャンル:パロディ小説集
あらすじ:芥川龍之介の作品をもとに、シニカルなブラックユーモアを盛り込んだ短編集です。
感想:著者はお医者様なので、内容も医療や介護の現場です。シニカルな笑いなのだけど、こんなことを書いても大丈夫なの? というような介護や医療現場の裏側を描いています。元になった芥川龍之介の作品とは、全く関係ないような内容ですので、パロディが好きじゃない人も楽しめそう。
作品名:「猫町くんと猫と黒猫」
ジャンル:尾道を舞台とした青春小説
あらすじ:猫町くんは先祖返りの化け猫で、普段は人間として高校生活を送っている。そんなある日、夏目という名のジャージを着た青年が現れ……。
感想:登場人物が大半が猫(訳あり含む)という小説ですが、笑いあり、涙ありのドタバタ青春ストーリーです。訳あって白い猫になってしまった秋津先輩、どうしても猫町くんを助手にしたい夏目など個性的な人物が次々と出てきて、とてもおもしろく読めました。
作品名:土の中の子供
ジャンル:日本文学(芥川賞受賞作)
あらすじ:幼いころ、虐待され衰弱し土に埋められた主人公は、成人しても自己破壊的な衝動を抑えられずにいた。破滅的な欲求と闘いながら成長していく。
感想:ただの暗い話かと思ったけど、絶望の中でも生きようとする生命力が少しだけ垣間見れて救いとなった。
作品名:土の中の子供
ジャンル:日本文学
あらすじ:幼いころ、虐待され衰弱し土に埋められた主人公は、成人しても自己破壊的な衝動を抑えられずにいた。破滅的な欲求と闘いながら成長していく。
感想:ただの暗い話かと思ったけど、絶望の中でも生きようとする生命力が少しだけ垣間見れて救いとなった。
作品名:流転の海 第一部
ジャンル:日本文学
あらすじ:戦争が終わり、廃墟の大阪で、主人公である松坂熊吾(50)は再起を図る。自分は種なしスイカとあきらめていたのに妻が男子を産む。腹心や、昔助けてやった男に裏切られながら、新しい部下を見つけ、事業を続けていきながら、女性への欲望もおいつづける主人公。やがて、他のすべてを捨て手にするべき幸せに気が付く。
感想:人間の強さや逞しさを描きながら、その裏面の弱さに光があたるとき、ほんとうに大切なものが見える瞬間があると思いました。
コメントありがとうございます♪
羊と鋼の…、読む前から期待してたけど、期待通りの良作でした♪
何年か前の本屋大賞だったそうで…!
個人的には本屋大賞の作品は自分好みの作品が多いかなという印象です☆
「羊と鋼の森」……!私も前に読んだことありますけど、終始落ち着いた雰囲気と主人公の情熱が対比的で素敵な作品ですよね!
情報ありがとうございます。
今度は「秋の牢獄」読んでみます。
独得の世界観ですね。
恒川さんはもしかしたら本当にこんな世界に触れたことがあるのかしら…
などと想像してしまいます。
読んでいただけてうれしいです。
『夜市』と『秋の牢獄』も読みました。
もう1冊積んであります。
独特の世界観が楽しめますよね。
作品名:羊と鋼の森
ジャンル:青春小説、お仕事小説
あらすじ:
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板島と出会って以来、
調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。
ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。
個性豊かな先輩達や双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく・・・
一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。
感想:
数年前からずっと読みたかった本をようやく読みました^^
調律師のあこがれの先輩のようになりたい、と
日夜がんばる主人公の青年の姿がとても一途で爽やかでした。
主人公は物静かなんだけど、内に秘めた想いは熱く…
落ち着いた文体で主人公に寄り添いながら読むことができました。
久々に感動した一冊でした^^
作品名:羊と鋼の森
ジャンル:青春小説、お仕事小説
あらすじ:
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板島と出会って以来、
調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。
ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。
個性豊かな先輩達や双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく・・・
一人の青年が視聴する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。
感想:
数年前からずっと読みたかった本をようやく読みました^^
調律師のあこがれの先輩のようになりたい、と
日夜がんばる主人公の青年の姿がとても一途で爽やかでした。
主人公は物静かなんだけど、内に秘めた想いは熱く…
落ち着いた文体で主人公に寄り添いながら読むことができました。
久々に感動した一冊でした^^
こんばんは。
初めてのコメントでちょっとドキドキ♪
恒川光太郎さんの「草祭」と「夜市」を今読んでいます。
自分チョイスではきっと出会えなかったであろう本を手に取り
大変楽しく読ませて頂いています。
ありがとうございます。
恒川光太郎さん、もっと色々読んでみたくなりました。
作品名:「空想としての新婚旅行」
ジャンル:青空文庫
あらすじ:随筆、もし結婚して新婚旅行に行ったら……。(明治後期に書かれた作品です)
感想:正宗白鳥の随筆は割と現実的で厳しい視点をお持ちだなあ~という印象がありますが、この作品でも、妻は特別美人ではなく普通くらいだったり、空想な割には現実的に考えていらっしゃる。ちなみにご本人はというと、この作品の数年後にご結婚をされている様です。
おはようございます^^
行ったことがない街というと、フィリップ・K・ディックの「地図にない町」が有名です。ディックの話は怖い感じがしますが、恒川さんのお話はやさしい感じがしそうですね^^
おはようございます^^
あらすじを読むと、朝ドラの「ひよっこ」の序盤をよりディープにした感覚ですね。
民俗学のフィールドワークで、前回のオリンピックについてインタビューをしたことがあるのですが、都内在住だった人たちは、あちこち工事ばっかりしているし、テレビはゴーストばっかりだし、始まってみたら見に行けなくてゴーストのテレビで観ろって言われるし、東京はひどい景観になるしって回答が多くてびっくりした記憶があります。
日本の洋食レストランは文春で「B級グルメ」としてイタリアンやフレンチに負けないと紹介されてB級グルメが流行語になりましたね。
作品名:草祭
ジャンル:ファンタジー
あらすじ:恒川ワールドは、何気ない街の角をふっと回ったら、そこは行ったことがない街だったような場所のファンタジーです。「美奥」という不思議な街の周辺に起こる現代から過去の物語集になっています。
感想:夢の中に出てくる行ったことがない街に迷い込んでしまったような雰囲気が好きです。ほんとうは無いはずの街に迷い込んでしまう、そんなことが良いなあと思った人におすすめです。
作品名:「捨て猫のプリンアラモード 下町洋食バー高野」
ジャンル:戦後直後を描いた小説
あらすじ:集団就職で群馬からはるばるやって来た工場は超ブラック企業。もうダメだと川崎から脱走してきた郷子ことキョーちゃんは、上野で工場の役員に見つかってしまう。助けてくれたのは下町浅草で洋食バーを営んでいる女主人と料理長だった……。
感想:時代は戦後の東京五輪を2年後に控えた頃とのことで、古い文化と新しい文化が混ざり合っている中、子供を労働力としていいように使ったり、工場排水で隅田川が変わっていったり……暗い部分も描かれています。盲目の小巻ちゃん、自分の将来を悩む勝、そしてキョーちゃん、それぞれの登場人物が今を前向きに生きていて、いつまでも見てたいなと思いました。おいしそうな料理とキョーちゃんのコメントにも注目です。
作品名:漁師の愛人
ジャンル:現代小説
あらすじ:プリン三部作+東日本大震災もの+表題作の掌編5本立てです。プリン三部作はコメディタッチでプリン好きな人の物語でした。東日本大震災で影響を受けた東京で暮らすルームシェアしている独身女性3人の物語でした。表題作は、東京の会社が倒産したので、故郷へ帰って漁師になる男について行った愛人の話です。古風な考え方が根強い田舎に溶け込むことができない愛人の悩みの話でした。
感想:プリン三部作はかなり軽い笑い話です。東日本大震災の被災地の話はよくありますが、その周辺の話は珍しいかなと思います。漁師の愛人は、排他的な田舎で暮らすのは、ある程度の覚悟がいることが解りました。
作品名:漁師の愛人
ジャンル:現代小説
あらすじ:プリン三部作+東日本大震災もの+表題作の掌編5本立てです。プリン三部作はコメディタッチでプリン好きな人の物語でした。東日本大震災で影響を受けた東京で暮らすルームシェアしている独身女性3人の物語でした。表題作は、東京の会社が倒産したので、故郷へ帰って漁師になる男について行った愛人の話です。古風な考え方が根強い田舎に溶け込むことができない愛人の悩みの話でした。
感想:プリン三部作はかなり軽い笑い話です。東日本大震災の被災地の話はよくありますが、その周辺の話は珍しいかなと思います。漁師の愛人は、排他的な田舎で暮らすのは、ある程度の覚悟がいることが解りました。
作品名:ピエタ
ジャンル:中世ヨーロッパもの
あらすじ:ヴィヴァルディ先生の訃報が届いたピエタ慈善院の(元)少女たちから広がる友情の輪。
感想:ピエタの規律と、ヴェネツィアのカーニバルの微熱が交錯して、心地よい緊張感の中で遊ばせてくれるような話でした。
りっぱな人の周りには、りっぱな人がいるものですね。
おはようございます^^
高松凌雲は農家の三男から勉学に励んで医者になり、フランスで学んで、敵味方なく治療するという日本ではそれまで行なわれていなかった”赤十字の精神”を実践した方ですね。箱館戦争では味方からも敵視されながらも治療を続け、そのことを評価されて箱館戦争の和平交渉もうまくいっています。
渋沢栄一は高松凌雲の同愛社の幹事となっているので、大河ドラマの「青天を衝け」でも登場していますね。
作品名:夜明けの雷鳴
ジャンル:歴史小説
あらすじ:徳川昭武に付き添ってパリ万博へ赴いた高松凌雲は,鳥羽伏見の戦いで幕府が敗れたのを知り、帰国します。その後、幕府の軍艦に乗って箱館へ。箱館戦争に望み、敵味方の兵士の区別無く治療をする病院を統率します。戦に敗れ復帰したあとは、貧民のための病院を作り半生をささげます。
感想:かっこつけた表現がなくて、そこがかっこいいと思いました。