雑談席 nono
- 2021/04/23 09:47:54
投稿者:kiri
8枚目がいっぱいになっていましたので、立てさせて頂きます。
以下前回までの引用デスーーーーーーーーーーー
~メンバーさん同士の交流にどうぞ♪
雑談(あの小説がドラマになったよね~とかちょっとした事でも)
要望(こういうトピ作ってほしい、こういう活動してほしいとか)
メンバーさん同士のカフェでの待ち合わせ
(但し、高校生までの方は21時以降はご遠慮下さい)
等、ご自由にどうぞ^^
尚、けんかしてもいいですが 最後は「ごめんなさい」してね☆
管理人は関知しません
つぶやきは伊坂幸太郎「ペッパーズ・ゴースト」の帯惹句から。
”少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。
生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!”
おはようございます^^
kindle端末のこと詳しく教えてもらって、ありがとうございますm(__)m
史料は図もあるから、端末に全部入れるのはやめたほうがいいかもですね。
つぶやきは高田崇史「QED ベイカー街の問題」の巻頭言から。
”シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。しかも現場にはダイイング・メッセージが。現実の事件と「ホームズ譚」の謎が交錯する中、崇の推理がたどりついた真犯人とホームズの秘密とは?好調シリーズ第3弾”
歴史ミステリではなく、コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」の謎解きをするお話です。
文字オンリーの書籍に向いています。
おはようございます^^
kindle端末の説明ありがとうございますm(__)m
史料をたくさん入れてフィールドワークへ持っていくこともできそうですね^^
つぶやきは太田忠司「刑事失格」の帯惹句から。
”鴬橋派出所管内で起きた殺人が、刑事を目指す若き外勤警官の運命を変えた。死体に残された傷、調査員だった被害者の目的……真実は何処にあるのか?”
端末は、ブラウン管ではないので走査線がないためちかちかしませんよ。
電卓みたいな色の液晶画面です。
液晶画面で明るさが調整できるので、薄暗いところでも目に優しいです。
フォントの大きさも調節できるので、紙の本より目が疲れません。
寝る前に読むのは紙よりkindleにしています。
おはようございます^^
私は紙の本も飽和状態で積ん読の本を猫に崩されているくらいなので、Kindle Unlimitedにするメリットは家の中に本が増えないことかも。契約している限りずっと借りていられるなら書庫はいらないし、読み返せますし。
気になっているのは画面で読むから目がちかちかして疲れないのかなってことです。紙の本だと目はそんなに疲れないから、同じレベルだといいなって思っています。
1ヶ月980円なのだけど、お試しで3ヶ月99円で使ってみました。
3ヶ月に10冊を読めました。
漫画や雑誌は読みにくいので小説や評論、ドキュメントなどを読みました。
200万冊とありますが、おそらく洋書も入れた数字かなと思います。
わたしの読書スピードだと、電子書籍をKindle Unlimitedだけにしぼっても、せいぜい月3冊が限度でした。
定価で買うと、Kindle Unlimitedの本だけ一生懸命読まないと損をする恐れがあるのでストレスがたまりそうです。他の読みたい本もたくさんあるので、ずっと契約しているのも辛いですね。
退会は簡単にできて、退会手続きをしても次の契約日と同じ日付まで使うことができます。
契約が切れると、端末から借りていた書籍が自動で消えていました。
1)定価の980円は、Kindle Unlimitedに入っている980円以上の本が読みたいときに契約してすぐ解除する。
2)フェアやお試し期間だけ契約する。
みたいな使い方が良いかな。
通常は、自由にkindle本を購入して読んでいる方がストレスが少なくて良いですね。
つぶやきは池井戸潤「下町ロケット ゴースト」の帯惹句から。
”ふりかかる幾多の困難や倒産の危機。佃航平率いる下町の中小企業・佃製作所は、仕事への熱い情熱と優れた技術力を武器に、それらを乗り越えてきた。しかし、佃製作所の前にかつてない壁が立ちはだかる。
同社技術力の象徴ともいえる大型ロケットエンジン部品の発注元、帝国重工の思わぬ業績不振。さらに佃の右腕にして、信頼を置く番頭・殿村に訪れた転機――。絶体絶命のピンチに、追い詰められた佃が打開策として打ち出したのは、新規事業であった。新たな難問、天才技術者の登場、蘇る過去と裏切り。果たして佃製作所は創設以来の危機を克服することができるのか。若き技術者たちの不屈の闘志と矜恃が胸をうつ、大人気シリーズ第三弾!社運を賭した戦いが、いま始まる。”
つぶやきは竹本健治「眠れる森の惨劇」の裏表紙 綾辻行人の推薦文から。
”北海道函館近郊のミッション・スクール・星辰女子高校は、森と湖、修道女館に囲まれた美しい学園。六月十五日早朝、二年生の朝倉麻耶が、近くの沼で水死体で発見された。麻耶は学園祭の演劇では主役を演じ、男性関係もハデな、全校生が注目するマドンナ的存在だった。さらに、麻耶の死んだ沼の岩に『罪ハ血デ贖へ』という血文字が…。そして第二の殺人事件。悪魔性と少女性の同居した、妖しい少女たちの秘密。「密儀の部屋」とは?「血塗られた祭壇」の謎とは?本格推理の鬼才がトリックを縦横に張りめぐらせた、妖美と恐怖に満ちた全力書き下ろし傑作。”
つぶやきは池井戸潤「下町ロケット ヤタガラス」の帯惹句から。
”宇宙(そら)から大地へ――。大型ロケット打ち上げの現場を離れた帝国重工の財前道生は、準天頂衛星「ヤタガラス」を利用した壮大な事業計画を立案。折しも新技術を獲得した佃製作所とタッグを組むが、思いがけないライバルが現れる。帝国重工社内での熾烈な権力争い、かつて袂を分かったエンジニアたちの相剋。二転三転するプロジェクトに翻弄されながらも、技術力を信じ、仲間を信じて闘う佃航平と社員たち。信じる者の裏切り、一方で手を差し伸べてくれる者の温かさに胸打たれる開発のストーリーは怒濤のクライマックスへ。”
大人気シリーズ第4弾! この技術が日本の農業を変える――。
つぶやきは川瀬七緒「二重拘束のアリア 賞金稼ぎスリーサム!」の帯惹句から。
”国際指名手配のテロリストを追い詰め、ルワンダ政府から一億円の報奨金を手に入れた藪下、淳太郎、一花の3人は、日本初の刑事事件専門調査会社「チーム・トラッカー」を立ち上げた。警察庁による捜査特別報奨金制度が適用された事件を独自に調査する。
早速噂を聞きつけ扉を叩いたのは、2年半前に起きたとある事件の遺族だ。吉祥寺のアパートで若い夫婦が死亡したという。死亡した男は警察官僚一族の息子で、事件は「殺し合い」ということで決着している。
仲が良かった夫婦が、なぜ殺し合わなくてはいけなかったのか? 現場に残された、おびただしい血痕と署名済みの離婚届。司法解剖鑑定書を決して開示しようとしない夫の遺族。警察が何かを隠している可能性もある。3人は現場へ向かった──。”
つぶやきは紺野天龍「シンデレラ城の殺人」の帯惹句から。
”童話×ミステリ!容疑者は、シンデレラ!?幼い頃に父親を亡くし、継母や義理の姉たちとともに暮らすシンデレラ。ある日、シンデレラは怪しい魔法使いに「ガラスの靴」を渡され、言葉巧みに王城で開かれる舞踏会へと誘われる。お城に到着するやいなや、美しいシンデレラはさっそく王子様の目にとまる。「ガラスの靴では踊りにくかろう」と王子様から靴を借り、シンデレラは王子様とダンスを踊る。ダンスが終わり、ガラスの靴を返してもらうため王子様の私室へと赴くシンデレラ。しかし、いくら待てども王子様が姿を見せない。心配になったシンデレラが部屋の奥へと顔を出すと、先ほどまで生きていたはずの王子様が死体となって横たわっていた。そして、入れ違いで部屋にやってきた兵士によって、シンデレラは王子様殺しの現行犯として捕まってしまい――。前代未聞の王子様殺し。その容疑者は、シンデレラ!?自身の無実を証明するため、シンデレラが真犯人に“推理”で挑む。魔法と謎が共鳴する、超本格ファンタジーミステリ!”
つぶやきは川瀬七緒「賞金稼ぎスリーサム!」の帯惹句から。
”警察マニアのイケメン、コミュ障な凄腕ハンター、母親想いのくたびれた元刑事、前代未聞の凸凹トリオ!!報奨金の懸かった放火事件、何者かが執拗に攻撃。犯人はとんでもない凶悪犯!?サスペンス&ユーモアミステリー。”
つぶやきは知念実希人「久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ」の帯惹句から。
”かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。十五年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。だが、検査をしようとした矢先、父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう……。ミイラ化した遺体。自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実は?”
つぶやきは青木祐子「派遣社員あすみの家計簿2」の帯惹句から。
”豊加と付き合い始めて3ヶ月が経ち、元彼の理空也と同棲していたマンションから引っ越しをしたあすみ。いざ新生活と思いきや、新居に洗濯機が入らずコインランドリー通いが始まった。そんな折、アメリカの大手銀行であるトライフォックスバンクが倒産し、悪性のインフルエンザも流行り始めて、世界経済は急激に悪化。「七つ丸鉄鋼」の正社員採用の話が白紙になった豊加は、会社を辞めて無職になってしまう。洗濯機を買うため、あすみは副業として「ムーバ-フード」の配達員を始める。しかし、目標達成のめどがついてきた矢先に、派遣の契約更新で時給を下げられショックを受ける。そして、先行きの不安な中、あすみは豊加からプロポーズを受けるが……!?アラサー女子の節約サバイバル小説、波乱含みの第2弾!”
「これは経費で落ちません!」の作者による、新シリーズです。
つぶやきは草上仁「よろずお直し業」の帯惹句から。
”あなたの大切なもの、こわれていませんか?思い出の彫刻、名酒の壷、恋人からの手紙…一度こわれてしまったものは、なんでも、すべてお直しいたします。目には見えない命のねじを、目には見えない心の指で、くるりくるりと巻き戻す。そうすれば、ほら全部、もとどおり―。たった五年分しかない思い出だけを胸に秘め、サバロは、あらゆるものを直し続ける。自分自身の心臓のねじを、毎日毎日、すこしずつ巻き戻しながら…。物語の名手・草上仁が描く、心暖まるファンタジック・ストーリー。”
つぶやきは司凍季「蛇遣い座の殺人」の帯惹句から。
”「壁を突き破り、空中を飛揚して落ちた」としか思えぬ不可解な死。――はるばるフランスから移築された、奇怪な大蛇の幻影がまとわりつく“オランジュ城館”では、じつは25年前にも同様な事件が起きていた。館主を巡る過去の複雑な男女関係の因縁から、事件の渦中に巻き込まれた人々を、巧妙に操って行く蛇遣いは、果たして誰か――。本格推理の女流が放つ会心作。”
つぶやきは綾辻行人「鳴風荘事件 殺人方程式Ⅱ」の帯惹句から。
”六年半前の月蝕の夜、美島夕海の姉・紗月が惨殺された!―夫の明日香井叶ではなく、双子の兄・響を伴い、鳴風荘を訪れた深雪。再会した友人たちの中には、死んだ姉そっくりに変貌した夕海の姿が…。その夜、再び不可解な殺人事件が勃発する!犯人は何故、死体の髪を切って持ち去ったのか!?著者が初めて「読者への挑戦」を付した長編本格推理の傑作。”
つぶやきは石田衣良「池袋ウエストゲートパークXV 絶望スクール」の帯惹句から。
”アジアからの留学生であふれる北口の日本語学校。
アルバイト、住居、寝具まで斡旋する学校は、
若者たちの夢を搾取するだけなのか?
借金を背負い日本へと渡ったベトナム人少女を絶望させる
悪徳スクール。その闇をマコトとタカシが暴く!(表題作)
ほかに、「目白キャットキラー」「西池袋ドリンクドライバー」
「要町ホームベース」の3篇を収録。”
つぶやきは東野圭吾「沈黙のパレード」の帯惹句から。
”静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは、23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された――容疑者は女性を愛した普通の人々。彼らの“沈黙”に、天才物理学者・湯川が挑む!”
「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」に続くガリレオシリーズ映画化第3弾として「沈黙のパレード」は2022年公開予定です。
つぶやきは太田忠司「美奈の殺人」の表紙折り返しから。
”こんがり焼けた肌、すらりと伸びた脚と長い髪。夕暮れの海辺で出会った美少女の名は美奈。彼女との出会いが、僕の17歳の夏を狂わせていく。2つの殺人そして奇妙な誘拐劇――得体の知れぬ陰謀に巻き込まれた僕を待っていた事件の真相とは?期待の俊英が放つ、青春の危険な香りに満ちた“愛”のミステリー!”
つぶやきは歌野晶午「安達ヶ原の鬼密室」の帯惹句から。
”兵吾少年は奇妙な枡形の屋敷に住む老婆に助けられた。その夜、少年は窓から忍び入ろうとする鬼に出くわす。次々と起きる奇怪な事件。虎の彫像の口にくわえられた死体や、武者像の弓矢の先にぶら下げられた死体が発見される。真相は五十年の時を経て、「推理嫌いの探偵」の手により明らかとなる! 本格超巨編。”
つぶやきは倉知淳「占い師はお昼寝中」の帯惹句から。
”渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」には、今日も怪異な現象に頭を悩ますお客さんがやって来る。身の回りの物が消え失せてゆくサラリーマン、ポルターガイスト現象に苛立つキャリアウーマン、写真を撮ったら背後に霊が写った学生、そしてドッペルゲンガーに悩む主婦。そんな彼らの相談に応えて占い師が口にするのは、三度狐や水溶霊など、奇天烈な霊や妖怪の名前ばかり。それらは全部インチキだが、しかし彼の「ご託宣」はいつも見事に怪異の裏に隠された真実を突く。始終寝ている占い師・辰寅叔父と、巫女役をつとめる美衣子の心優しき推理の日々を描いた安楽椅子探偵連作集。”
つぶやきは有栖川有栖「スイス時計の謎」の帯惹句から。
”二年に一度開かれていた“同窓会”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失!いったいなぜか…。火村の示した間然するところのない推理に「犯人」が最後に明かした「動機」とは。表題作ほか謎解きの醍醐味が堪能できる超絶の全4篇。ご存じ国名シリーズ第7弾。”
有栖川有栖が「月光ゲーム」を上梓してデビューしたとき、地元の友人は高校生でした。江神先輩に憧れて大学も京都へ行き、ある日地元のサイン会で「私は江神先輩より年上になる」と作者に泣きながら訴えたとそうです。氏は申し訳ないと謝罪されたそうですが、「女王国の城」が上梓されたのはさらに10年くらい後でした^^;;
つぶやきは星瑞穂「ようこそ地獄、奇妙な地獄」の帯惹句から。
”ドSな鬼、滑稽な閻魔王、図々しい亡者––––
平安から明治まで、「地獄」を辿ると見えてくる、切なくも面白い日本人の性(さが)。
近年やってきた空前の〝地獄〟ブーム。しかし、「地獄はどこにある」「閻魔王は何者か?」––––この問いにやすやすと答えられる日本人は、そう多くないだろう。私たちの祖先は、仏教とともに「地獄」の存在を知って以降、常に地獄を身近に感じながら生きてきた。ある時代の人々は死後の地獄堕ちを心底怖れ、時代が下ればパロディのネタにした人々もいた。地獄堕ちを免れるためのガイドブックや地獄行き体験のエピソードを記した紀行文、文字が読めずともひと目でわかる鮮やかな地獄絵––––地獄の様子はさまざまな説話や絵図に写し取られ、残されてきた。本書ではぜひ、これら古典文学や絵画をひもときながら"三途の川"までの道のりを同行し、"閻魔王"を紹介する地獄巡りにご案内したい。そこには日本人が辿ってきた時代の空気、世相、死生観がありありと映し出されている––––。”
つぶやきは有栖川有栖「ブラジル蝶の謎」の帯惹句から。
”美しい異国の蝶が天井を埋めた部屋で殺害されていた男。何のために蝶の標本が天井に移されたのか。鮮烈なイメージの表題作ほか、小指ほどの小さな鍵の本当の用途が秘書殺しの謎を解く『鍵』など、おなじみ有栖川・火村コンビの名推理が冴えわたる傑作ミステリー全六篇。読者待望の「国名シリーズ」第三弾。”
有栖川・火村コンビは有栖川有栖役に窪田正孝、火村英生役に斎藤工で「臨床犯罪学者 火村英生の推理」としてドラマ化されました。
つぶやきは乙一「暗黒童話」の裏表紙から。
”突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。それは、眼が見てきた風景の「記憶」だった…。私は、その眼球の記憶に導かれて、提供者が生前に住んでいた町をめざして旅に出る。悪夢のような事件が待ち構えているとも知らずに…。乙一の長編ホラー小説。”
つぶやきは石崎幸二「第四の男」の帯惹句から。
”お嬢様学校・櫻藍女子学院の生徒が、見知らぬ車に乗せられ拉致される! が、彼女は途中で隙を見て逃げ出し無事保護された。その生徒の名は星山玲奈、大手食品メーカー会長の孫で、実母は十数年前に殺害されていた……。後日、警視総監宛に玲奈を攫ったという犯人グループより「別の女子高生を誘拐した……」との脅迫状が届く! 絡み合う3つの事件! その真相とは!?”
つぶやきは小野不由美「十二国記 丕緒の鳥」の帯惹句から。
”「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。”
つぶやきは橘玲「無理ゲー社会」の表紙から。
”人生の攻略難易度はここまで上がった。〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)
才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。
ベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。”
つぶやきは石崎幸二「皇帝の新しい服」の帯惹句から。
”瀬戸内海の島に代々伝わる、名門美蔵家・婿取りの儀式。櫻藍女子学院高校ミステリィ研究会・お騒がせトリオのミリア、ユリ、仁美は美味しい海の幸に目がくらんで、サラリーマン兼ミス研特別顧問の石崎を花婿候補に仕立てて島へ向かうことに。だがその儀式では過去数回にわたり殺人事件が発生し、いまだに真犯人が捕まっていない。さらに、石崎のもとにまで差出人不明の脅迫状が届く!惨劇は繰り返されてしまうのか。”
女子高生による親父ギャグ連発で事件を解決していく、本格ミステリ。のはず。デビュー作「日曜日の沈黙」はホントに沈黙したと評されていたけれど。笑える本格ミステリです。
つぶやきは東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」の帯惹句から。
”早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!”
劇団の練習で仮想の密室をつくり、その中で演出としての殺人が起こるというクローズドサークルを何重にも作った物語です。
つぶやきは宮部みゆき「クロスファイア上」の帯惹句から。
”青木淳子は常人にはない力を持って生まれた。念じるだけですべてを燃やす念力放火能力―。ある夜、瀕死の男性を“始末”しようとしている若者四人を目撃した淳子は、瞬時に三人を焼殺する。しかし一人は逃走。淳子は息絶えた男性に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」正義とは何か!?裁きとは何か!?哀しき「スーパーヒロイン」の死闘を圧倒的筆致で描く。”
主人公の青木淳子役に矢田亜希子、想いを寄せる同僚、多田一樹役に伊藤英明をキャスティングして映画化されています。
つぶやきは高田郁「あきない世傳 金と銀 十一 風待ち篇」の帯惹句から。
”湯上りの身拭いにすぎなかった「湯帷子」を、夕涼みや寛ぎ着としての「浴衣」に
──そんな思いから売り出した五鈴屋の藍染め浴衣地は、江戸中の支持を集めた。
店主の幸は「一時の流行りで終らせないためにはどうすべきか」を考え続ける。
折しも宝暦十年、辰の年。かねてよりの予言通り、江戸の街を災禍が襲う。
困難を極める状況の中で、「買うての幸い、売っての幸せ」を貫くため、幸のくだす決断とは何か。
大海に出るために、風を信じて帆を上げる五鈴屋の主従と仲間たちの奮闘を描く、シリーズ第十一弾! !”
つぶやきは太田忠司「僕の殺人」の裏表紙から。
”五歳のとき別荘で事件があった。胡蝶グループ役員の父親が階段から転落し意識不明。作家の母親は自室で縊死(いし)していた。夫婦喧嘩の末、母が父を階下に突き落とし自死した、それが警察の見解だった。現場に居合わせた僕は事件の記憶を失い、事業を継いだ叔父に引き取られた。十年後、怪しいライターが僕につきまとい、事件には別の真相があると仄(ほの)めかす。”
本格ミステリー作家の太田忠司の長編デビュー作品です。
つぶやきは宮本昌孝「家康、死す」の帯惹句から。
”独力で三河一国を平定した家康が凶弾に倒れた。時に26歳。その死が伝われば、桶狭間で勝った織田信長、甲斐の武田信玄、衰えたとはいえ今川氏真らに挟まれた脆い均衡が揺らぎ三河存亡の危機を招く。家康の第一の側近、世良田次郎三郎は、広忠寺の住職に収まっていた家康の異母弟・恵最を急遽身代わりとして擁立した。”
家康が影武者だったとしたらいろいろ納得できることがたくさんあって、歴史のIfを詰め込んだ歴史小説です。
つぶやきは北村薫「覆面作家は二人いる」の帯惹句から。
”姓は<覆面>、名は<作家>ー本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。しかも、その正体が大富豪の御令嬢……ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ!?『推理世界』の若手編集者、岡部良介を混乱させながら、日常世界に潜む謎を鮮やかに解き明かすファン待望をシリーズ第一弾。お嬢様名探偵、誕生!”
親本の四六判初版が1991年で、今はなくなった出張校正などのシーンが出てきます。凸版のお弁当はかなり豪華でしたが、校正の部屋は殺風景でしかもほぼ徹夜なので、体力的にもきつい作業でした。
つぶやきは加藤廣「秀吉の枷 上」の帯惹句から。
”「殿は、いつまでもあの『覇王』の手先であってはなりませぬ」。死を目前にした軍師・竹中半兵衛は、病床で秀吉に四つの忠言と秘策を授けた。天正七年(一五七九)六月、蜂須賀小六、前野小右衛門ら播州から駆けつけた異能集団“山の民”を伴い、秀吉は密かに天下取りに動き出す。”
秀吉の力の源は豊富な金銀の鉱山だったというところから、出自を武士でも農民でもないところに当てて、天下統一を語る作品です。
つぶやきは高橋克彦「パンドラ・ケース」の裏表紙から。
”昭和四十六年、雪の温泉宿に集まった八人の大学生は、卒業記念のカプセルに、思い思いの品を納めた。「あたしがきっと最初だわ」と呟いた半田緑は、五年後に失踪。十七年後、七人が彼女の箱を開けると、中には干涸びた指と指輪。その三日後、仲間の一人が首無し死体に!塔馬双太郎は仲間と事件に挑む。高橋克彦ならでは、“思い出したくない過去の、懐かしく甘美な恐怖”を堪能できる傑作長篇!”
つぶやきは山田風太郎「八犬傳 上」の帯惹句から。
”時は文化十年、江戸飯田町中坂下にある家屋の二階に集い語らう二人の翁がいた――。城は既に落城寸前、時の城主里見義実は一縷の望みを愛犬・八房に託す。“恩を仇で返す不埒者。憎き仇・安西景連の首を取れっ。さすれば我娘・伏姫を嫁にやるぞ、八房。”この一言は昔の怨念を呼び起し、里見家の未来永劫に関わる重大な一言であった……。日本伝奇小説の最高傑作『南総里見八犬傳』と、それを綴った曲亭馬琴の知られざる執筆活動を、著者独自の構成で描き出す世紀の名作。”
つぶやきは柴田よしき「猫探偵 正太郎の冒険 Ⅰ 猫は密室でジャンプする」の帯惹句から。
”名前・正太郎(雄猫)、毛色・八割黒に二割白(長めの毛足)、飼い主・桜川ひとみ(ミステリー作家)、住まい・琵琶湖近郊、友犬・サスケ(チャウチャウ系の雑種)、特技・推理―。飼い主を“同居人”と呼び、明快な推理で事件を解決してしまう正太郎。謎解きには、こだわりや、仕掛け、いたずらが満載。猫好き、ミステリー好き絶対満足。猫探偵の六つの事件簿。”
つぶやきは宮部みゆき「人質カノン」の帯惹句から。
”「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。”
つぶやきは倉知淳「猫丸先輩の推測」の帯惹句から。
”『家 火災、至急連絡されたし。』夜な夜な届く不審な電報、花見の場所取りをする新入社員を次々襲う誘惑と試練、行方知れずの迷い猫……。平和だった毎日を突然かき乱す小さな「大事件」を、神出鬼没&ほのぼの系の名探偵・猫丸先輩が鋭い推理でずばり解決! これぞ本格ミステリの精粋といえる6編を収録。”
帯って初版と重版で違うし、賞を獲ると変えるし、出版社にとって本を宣伝する便利なアイテムです。といって同じ本なので、版が変わるごとに買うわけにもいかず。表紙の新装版よりも安価でできるけれど、友人に貸すと帯はなくなっているのはどういうことでしょうね。
つぶやきは阿佐田哲也「新麻雀放浪記 申年生まれのフレンズ」の帯惹句から。
”かつて“坊や哲”などと恐れられ、バクチ稼業に明け暮れていた私もすっかり中年男になって、ハラはふくれ、頭も禿げ上り、誰も昔の雄姿を信じてくれぬ。そんな私がふとしたはずみで入った留置場でバクチ好きの学生に出会った。それがきっかけで、私にも往年の闘志が甦ってきた。麻雀、サイホンビキ、牌ホンビキと、この申年生まれの相棒と日本各地にマカオにと遠征。嵐のようなツキ、私は人生を賭けた大勝負に出た……。人はなぜギャンブルをやるのか――その心理をいきいきととらえた娯楽長篇。”
文春文庫の芥川賞・直木賞作家フェアの1冊。阿佐田哲也、池波正太郎、伊集院静、遠藤周作、開高健、司馬遼太郎、白石一郎、田辺聖子、高橋義夫、津本陽、永井路子、中上健次、林真理子、平岩弓枝、藤沢周平、宮城谷昌光、山田詠美、渡辺淳一がラインナップされていました。
つぶやきは築山桂「左近 浪華の事件帳 闇の射手」の帯惹句から。
”大坂の町で若い娘を狙った拐かし事件が続いた。千年の昔から大坂の町と民を守り続けてきた闇の一族〈在天別流〉の男装の美剣士・東儀左近は、賊の手中にある娘を助け出すため奔走するなかで、京都所司代水野忠邦の旧臣・天宮一馬と出会い、さらなる陰謀に巻き込まれていく。”
おはようございます^^
猫弁シリーズの最新刊は今月の文庫新刊だったのです。四六判が出たときに迷ったのですが、全部文庫だったので最新刊も文庫にしました。私はタイトルに猫ってついていると買ってしまいがちで気をつけなくてはですよ。「空飛び猫シリーズ」まで買ってましたからね^^;;
つぶやきは築山桂「家請人克次事件帖 秋草の花」の帯惹句から。
”元岡っ引きだった克次に一方的に競争心を燃やし何かと突っかかってくる岡っ引きの正蔵が何者かに斬られた。時を同じくして克次の手下だった安五郎も「恨みをはらすのだ」と斬られた。かつて克次が係わった事件の恨みか…。二度と十手を持つまいと家請人になった克次だが、今回の事件に限り捕物に係わらせて欲しいと同心中山順之介に願い出る。大好評シリーズ第四弾。”
こんにちは!猫弁シリーズ最新刊だいぶ前になりますけど、読みました!(もしかしたらここで一度書いているかもしれないです;)今回もいろいろな出来事が交差してましたね。個人的にはハムカツのところがすごい印象に残ってますw
つぶやきは大山淳子「猫弁と星の王子」の帯惹句から。
”婚約したものの、事情により、まだ結婚には至っていない百瀬と亜子。二人が喫茶店にいるとき、「ちょっと見ててもらえますか」と、百瀬の腕に渡されたのは、赤ん坊だった…!一方、上京してきた正水直は、入学金詐欺に遭い、途方に暮れていた。しかし人を助けたことがきっかけで春美と出会い、百瀬のもとへたどり着く。さらに、「死なない猫」の相談まで舞い込み、百瀬は今日も奔走中、事務所は一層賑やかに!果たして、百瀬と亜子の関係はどうなる―!?”
猫弁シリーズの最新刊です。
つぶやきは加藤廣「信長の棺 上」の帯惹句から。
"「惟任(光秀)ご謀反」―。安土城で知らせを聞いた太田牛一は、生前の信長の密命に従うべく、5つの木箱とともに西へ向かう。が、佐久間軍に捕えられ能登の小屋に幽閉されてしまう。10カ月後、天下統一を目前に控えた秀吉から伝記執筆を条件に解放された牛一は、天満に小さな隠居所を構え、信長暗殺の謎を追うのだった。”
語り手の太田牛一は「信長公記」の著者で、「信長の棺」では真相を追う探偵役を担っています。
つぶやきは折原一「天井裏の散歩者ー幸福荘殺人日記」の帯惹句から。
”日本推理文壇の重鎮、小宮山泰三が住む2階建てモルタル造りの幸福荘。そこには古くから小宮山を慕う数多の作家志望の若者たちが集っていた―。幸運にも私はそんな幸福荘に入居することになったが、部屋に残されていた1枚のフロッピーが私を戦慄させた。創作なのか、現実なのか。〈文書1〉から〈文書6〉まで、6つの不思議な連作短編小説を読み終えた私は思わず天井を見上げて…。叙述トリックの名手が、九転十転のドンデン返しであなたに挑む、究極の叙述ミステリー。”
つぶやきは東野司「ミルキーピア物語 京美対京美 南欧の大決闘 上」の帯惹句から。
”最近アミューズネットに頻出してはネットを荒らしまわる不法侵入者。その犯人を捕まえようと秘技を駆使してネットに潜り、待ち伏せした秀人と鳴琳の前に現われたのは、四年前に家出して恋人と一緒に外国へ行ったはずの擬似人格ソフト『京美Ver.1』だった。精魂込めて開発した京美がなぜこんなことを? システムハウス・ミルキーピアの名誉にかけて、秀人たちは捜査に乗り出すが……。”
つぶやきは佐伯泰英「一夜の夢 照降町四季 四」の帯惹句から。
”焼失した建物の再建も進む中、舟を使った出店、千代田の城を見ながらの絶品風呂などアイデアをいかした商いも続々生まれ、照降町は元気を取り戻そうとしている。町の復興の要となり、照降町の人々の支えとなっている周五郎だったが、小倉藩の派閥争いの中、実兄が命をおとし、藩主からのSOSに苦悩するが…周五郎が町をいずれ去ることを覚悟する佳乃の想いとは。大火から9ケ月後、二丁町には官許の芝居小屋中村座が完成。こけら落としの出し物は佳乃をモデルにしたものだった。大入り満員の最終日、客席には意外な人物が。コロナ下と重なる江戸の情景と、人々の想いが元気をくれる!佐伯泰英の新作四巻、ついに完結!”
つぶやきは宮部みゆき「東京殺人暮色」の裏表紙から。
”八木沢順(13歳)が父・道雄と二人だけの生活をはじめたのは、ウォーター・フロントとして注目を集める隅田川と荒川にはさまれた土地だった。道雄は警視庁捜査一課の刑事。そのころ町内では、“ある家でひと殺しがあった”という噂で持ち切りだった。はたして、荒川でバラバラ死体の一部が発見され…。さわやかな筆致で抉る現代社会の奇怪な深淵、サスペンスと、ほのぼのとした情感とを見事に融合させた新感覚の本格推理秀作。『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞した新鋭が、満を持して書き下ろした受賞第一作。”
1990年4月初版、1994年10月文庫化にあたり「東京下町殺人暮色」に改題、2011年9月リニューアル版にあたり「刑事の子」に改題されています。
つぶやきははらだみずき「高校サッカーボーイズ U-16」の帯惹句から。
”2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、普通にサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む――。”
つぶやきは蝉谷めぐ実「化け物心中」の帯惹句から。
”その所業、人か、鬼か――規格外の熱量を孕む小説野性時代新人賞受賞作!
江戸は文政年間。足を失い絶望の底にありながらも毒舌を吐く元役者と、彼の足がわりとなる心優しき鳥屋。この風変りなバディが、鬼の正体暴きに乗り出して――。”
発売即重版という大型新人の作品で、審査員、各メディアが絶賛していますね。
つぶやきはデニス・ルヘイン「ミスティック・リバー」の帯惹句から。
"境遇を越えて友情を育んできた、ショーン、ジミー、デイヴ。だが、十一歳のある日、デイヴが警官らしき男たちにさらわれた時、少年時代は終わりをつげた。四日後、デイヴは戻ってきたが、何をされたのかは誰の目にも明らかだった。それから二十五年後、ジミーの十九歳の娘が惨殺された。事件を担当するのは刑事となったショーン。そして捜査線上にはデイヴの名が…少年時代を懐かしむすべての大人たちに捧げる感動のミステリ。"
クリント・イーストウッド監督で映画化され、2003年10月に公開されました。第76回アカデミー賞でショーン・ペンが主演男優賞(ジミー・マーカム役)、ティム・ロビンスが助演男優賞(デイヴ・ボイル役)を受賞しています。
つぶやきは我孫子武丸「人形は眠れない」の表紙から。
”腹話術師・朝永(ともなが)の前に、強力な恋敵が出現!? そして、ついに明かされる人形探偵・鞠夫(まりお)の誕生秘話――お久しぶりです! 妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に、腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ない、ひと夏の出来事の御報告です。<人形探偵シリーズ>好評第3弾”
つぶやきは柴田よしき「猫は聖夜に推理する 猫探偵正太郎の冒険Ⅱ」の帯惹句から。
”クリスマス・イヴの夜、推理作家・桜川ひとみはリビングで膝の上の猫・正太郎に語りかける。イヴの失恋の思い出。結局、彼に渡せなかったクリスマス・プレゼントのこと。「プレゼントは、いったい何だったでしょうか。推理してください」正太郎は小首を傾げ、「答」を示した…(「賢者の贈り物」)猫が論理のアクロバットを展開する本格推理!人気シリーズ、今回は、恋に悩むあなたを正太郎が癒やしてくれるラブ・ストーリーも。さらには、宇宙を駆けめぐる「番外編」が。”
つぶやきは村上春樹 柴田元幸「本当の翻訳の話をしよう」の帯惹句から。
”〝翻訳は塩せんべいで、小説はチョコレート。交互に食べて、あとは猫がいれば、いくらでも時間が過ぎちゃう〟という「翻訳家」村上春樹が、盟友・柴田元幸とともに語り合った対話全14本。海外文学から多くのものを受けとってきた二人が、翻訳という仕事の喜びと苦労を語りつつ、意外とも思える饒舌さで「作家」村上春樹の創作の秘密が明かされる、必読の対話集。7本の対話を追加した増補決定版。”
スカパーで放送されていた「天使のいる図書館」で主人公がストーカーと勘違いした男性を「カフカ」と言っていて、村上春樹つながりです。
つぶやきは早坂吝「四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニング」の帯惹句から。
”今度の舞台は雪山の館。驚天動地の犯人、爆誕⁉
「犯罪オークションへようこそ! 」 犯人のAI・以相(いあ)が電脳空間で開催した闇オークション、落札したのは、従姉を何者かに殺され、復讐のための殺人を叶えたいというひとりの少女だった!?以相による殺意の連鎖を食い止めるべく、探偵のAI・相以(あい)と助手の輔(たすく)がわずかな手がかりを元に辿り着いたのは――雪山に佇む奇怪な館「四元館(よんげんかん)」だった。そこに住まう奇妙な四元(よつもと)一族と、次々巻き起こる不可思議な変死事件……人工知能の推理が解き明かす前代未聞の「犯人」とは!? 本格ミステリの奇才が“館ミステリ"の新たなる地平を鮮烈に切り開く、傑作長編。”
つぶやきは東野司「ミルキーピア物語 8ビットの魔術師」の帯惹句から。
”システムハウス“ミルキーピア”からネット探偵局“ミルキーピア”に変身し、迎えためでたい初春。ヨネコ社長宅でおとそ気分でもりあがっている中、ミルキーピア一同の眼前にヨネコ社長のボーイフレンド・快傑ゾロ氏と依頼人が現われた。依頼の件は過去へのタイム・トラベル!? 新開発ハードウェアの演算処理結果が途中で戻って来ないので調べたところ、時間軸を逆行していったことをつきとめた。そこで、過去へ飛んでいったデータをトレースして持ち帰ると同時に時空間データを収集して欲しい、というのだが……。”
つぶやきは田中芳樹「西風の戦記」の帯惹句から。
”県立高校に通う香澄と史朗。偶然に同じ夢を見て、それを作文に書いたことから盗作を疑われて、教師に追われるはめとなった。逃げる二人…そして二人は跳んだ。夢に見た国、西風の神を崇める「西風の王国」へ!今、王国には戦雲がたれこめている。長年、「惰弱公」を装い王族の目をあざむいてきた北部州総督、レオン・パラミデュースが叛乱を起こしたのだ。国王の妹、華麗なるアポロニア公主。国王軍の上将軍である彼女は、叛逆者となった従兄と戦う決意を固めた。だが、戦っては負けることを知らないこの美しい戦士の心は、不安と、そしてそれとは違う何かに揺れるのだった。香澄と史朗は、壮絶な会戦と、戦うたびに近づく二人の名将の姿を、つぶさに綴ることができた。”
つぶやきは竹本健治「タンブーラの人形つかい パーミリオンのネコ2」の表1折り返しの惹句から。
”“D種犯罪者”と呼ばれる重罪人たちを追って宇宙を駆けめぐる銀河スナイパー・百万分の一(パーミリオン)のネコ。今回の標的は、洗脳した女性を「人形」として操って要人の暗殺をたくらむテロリスト・ドゥーガーである。ドゥーガーの潜む惑星タンブーラへとやって来たネコは、相棒のノイズにも秘密で任務を遂行しようとするのだった。しかし、そこには絶体絶命の危機が待ちかまえていた…。”
つぶやきは司凍季「学園街の<幽霊>殺人事件」の第一章タイトルから。
”台風の夜、3件の交通事故が連続して起こり、神社の鳥居が壊れた。どちらも祠(ほこら)から盗まれた、7つ首の鬼の祟りなのか? 過去に学園で起こった事件との関連は? 高等部2年のランとハルは、事件の解決に乗りだすが……。そして、事件から15年後。明日で時効という日、名探偵・一尺屋遙(いっしゃくや・はるか)が明らかにした真相とは? そして、犯人は? 名探偵・一尺屋遙。高校時代の華麗な推理!”
つぶやきは田中芳樹「夏の魔術」の帯惹句から。
”邪悪な洋館へようこそ
美少女・来夢(らいむ)の秘密? 幻想怪奇の冒険譚
夏休み。一人旅に出た大学生の耕平は、自称家出少女の来夢ら見知らぬ男女8人と汽車に乗り合わせた。乗客を閉じ込めたまま夜の闇を走り続けた汽車は、彼らを奇怪な洋館へと導く。邪教の支配するこの世ならぬ世界で、次々と襲い来る異形の影の狙いは、謎の美少女・来夢なのか?
長編ファンタジック・ホラー。”
つぶやきは高田崇史「花に舞 麿の酩酊事件簿」の帯惹句から。
”見合い厳禁、手助け無用 勧修寺(かしゅうじ)家“婚姻家訓”名門・勧修寺家の17代目当主にしてベンチャー企業のオーナー、文麿(ふみまろ)。31歳・独身貴族の彼は、理不尽な家訓に適(かな)う素敵な花嫁を募集中。しかし彼の前に現れる美女たちは、なぜかトラブルメーカーばかり。彼女たちが巻き込まれた事件を、酔うほどに冴える酩酊推理で解決する文麿だが、結婚への道は遥か遠く!?”
つぶやきは東野司「ミルキーピア物語 ジュリエット作戦」の帯惹句から。
”システムハウス・ミルキーピアのシステム・エンジニア片山秀人は、実はネットの中に意識を滑り込ませる裏ワザの持ち主。その能力を売り物にミルキーピアはネット探偵局に様変わり、ネット潜りが秀人の専門になってしまった。さっそく舞い込んだ初仕事は、ゲームシステム『ザナドウ・パラダイス』の看板擬似人格ソフト、ローラ姫を脳ませるイリーガル・プレイヤーをつきとめてほしいというもの。大はりきりの鳴琳と共にゲーム・ネットに潜入、ローラ姫に接触して問題の核心に迫った時、「ジュリエット!」と姫を呼ぶ声が……。”
1990年初版の作品で、作中のITは現代よりもさらに未来の技術が想定されているSF作品です。
つぶやきは大沢在昌「死角形の遺産」の帯惹句から。
”同姓同名であったために、誤配された一通の封筒。若きインテリ総会屋井田有生は、封筒を受け取ってから、奇妙な事件に巻き込まれてしまう。配達人は殺され、本来の受取り人は自殺をしてしまった。真相究明のため、井田は友人とともに封筒を開くと、中から凶弾に倒れた世界的に有名なミュージシャンの歌が録音されたテープが出てきた。そして、綾乃と名乗る謎の女が現われて…。長編サスペンス。”
つぶやきは奥田英朗「泳いで帰れ」の帯惹句から。
”思い切って出かけると、こんなわたしでも多少は利口になって帰ってくる。世界というものがおぼろげながら見えてくる。悔しいことに、行って損したと思ったことがない。きっと旅とはそういうものなのだろう。(本文より) 行動しない作家・奥田英朗が、なぜか、アテネオリンピックを観戦することに。ギリシアの強烈な日差しの中、思い至ったその境地とは!?”
直木賞作家の奥田英朗がアテネオリンピックを観戦する紀行文です。
つぶやきは高橋克彦「偶人館の殺人」の帯惹句から。
”からくり展のポスター制作を依頼するため、国際的デザイナー矢的遥を訪ねた広告代理店の池上佐和子。矢的と共にからくり人形について調べるうちに「べんきちはゆるさないぞ」という謎の脅迫文を人形から発見して……。からくりマニアの加島大治、才色兼備の研究者・多野百合亜、双子の兄でロックミュージシャンの露麻夫、女優の浮田美洋、一癖も二癖もある登場人物たち。はたして真犯人は? そして犯人の狙いは?! ことわざ好きの探偵・矢的が活躍する高橋ミステリーの傑作。”
つぶやきは大沢在昌「絶対安全エージェント」の帯惹句から。
”界各地に支社を持つ国際的ガードマン会社の社長に昇格したクリス。日英混血のハンサムな青年だが、危ないことは避けたい臆病者。ロンドン本社に「顧客を殺されたくなければ100万ドルを払え」という脅迫状が舞い込んだ。美人だが少々オキャンな助手ビッキーと共に、ドキドキ、ワクワク巻き込まれてゆく六つの事件。シティ派ユーモアサスペンス。”
「悪人海岸探偵局」で初増刷がかかるまで11年間28作品が初版で永久初版作家と呼ばれていました。その後「新宿鮫」で大ブレイク。ハードボイルド作家の旗手として活躍しています。
つぶやきは宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」の帯惹句から。
”高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。たまたま事件現場に行き合わせた弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員・加代子、そして俺――元警察犬のマサは、真相究明に乗り出す。社会的テーマと卓抜な人物描写で今日を予感させる、鬼才・宮部みゆきの記念すべき爽快なデビュー長編。”
つぶやきは米澤穂信「黒牢城」の帯惹句から。
”本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。”
つぶやきは柴田錬三郎「真田十勇士 三 ああ! 輝け真田六文銭」の帯惹句から。
”元和元年、大阪城に押し寄せる徳川二十数万の大軍。“真田丸”に集結した、穴山小助、猿飛佐助、霧隠才蔵、高野小天狗、筧十蔵、三好清海、由利鎌之助、呉羽自然坊、為三、そして大助。「この幸村に、生命をもらいたい。お前たち十人の勇士が、どれだけ正義のためにめざましいはたらきをするか、徳川方にぞんぶんに示してくれよう」電光石火の早わざ、獅子奮迅の活躍。伝奇ロマンの傑作、完結!”
大坂夏の陣のその後、幸村が残した乾坤一擲の策までを描く冒険活劇です。
つぶやきは佐伯泰英「新・居眠り磐音 おこん春暦」の帯惹句から。
〝今小町〟と呼ばれ、「居眠り磐音」シリーズの中でも屈指の人気キャラクター、おこんの若き日。
十四歳の江戸っ娘が、自らの道を切りひらく。母を亡くしたばかりで、父親の金兵衛と二人で暮らす十四歳のおこん。その長屋にある日、下野国から訳ありの侍・曽我蔵之助夫婦が幼子を連れて流れ着いた。
実の姉のように接してくれる女房の達子を慕うおこん。だが彼らには江戸でやらなければいけないことがあった――。「妹と姉」に加え、今津屋番頭の由蔵との出会いをきっかけに奉公に至るまでの「跡継ぎ」と、おこんが自立していく様を描いた新作二編。
つぶやきは歌野晶午「名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート」の帯惹句から。
”水泳部をやめて、暇を持て余す中学二年の高梨愛美璃。ある日、ひょんなことから、友人の家族を騙した募金詐欺師の女を追うことに。少しやんちゃな旧友の舞田ひとみも仲間に加わるが、その矢先、女が何者かに殺されてしまった!すぐに容疑者が浮上するが、ひとみの一言から事件は意外な展開へ……。校内で消えた泥棒、先生が見た幽霊、少年の残した暗号。街の難事件に、少女たちが想像力と行動力で挑む青春ミステリ!”
光文社から出版された「舞田ひとみ14歳 放課後ときどき探偵」が角川へ版権が移って改題しての出版です。舞田ひとみシリーズの第2弾!!
つぶやきは森岡浩之「機械どもの荒野」の帯惹句から。
”タケルは、荒野をさまよう機械どもを狩り、ジャンク屋に部品を売り払うのを生業とする狩人だ。ある日捕らえた機械が突然奇妙なことをしゃべりだし、タケルは半信半疑ながらその提案に乗って、花屋のカーシャと電脳調教師の鴉とともに荒野の果てを目指すことになってしまう。人類の技術文明が崩壊し、荒野には危険な機械どもがさまよう混沌の未来、衰退の一途をたどりつつある人類は、起死回生の一手に打って出るのだが?”
星界の紋章で星雲賞を受賞した森岡浩之が朝日ソノラマで書いたハードSFです。
つぶやきは井沢元彦「逆説の日本史 22 明治維新編」の帯惹句から。
”『週刊ポスト』誌上で四半世紀以上にわたって連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。文庫22巻より、いよいよ明治時代に突入します。
第一章「明治維新編」と第二章「明治政府のグランドデザイン編」では、維新を成し遂げた明治新政府面々の奮闘ぶりを紹介。
続く第三章「明治六年の政変編」では、維新の立役者である大久保・木戸と西郷・板垣の深刻な対立に発展した明治六年の政変と、その原因となった「征韓論」についてわかりやすく解説しています。
第四章「サムライたちの反抗編」は、悲運の男・江藤新平と佐賀の乱についての考察。
そして第五章「サムライたちの反抗編2」では、西南戦争における“最強”西郷軍敗退の謎に迫ります。
なお今回巻末に「補遺編」として、『逆説の日本史』第一巻の刊行以降に判明した歴史的発見を踏まえ、これまでの『逆説』の訂正や付記も収録しています。”
つぶやきは城平京「虚構推理 スリーピング・マーダー」の帯惹句から。
”「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」
妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイが!
琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!?
虚実が反転する衝撃ミステリ最新長編!”
かかしの岩永琴子とくだんの桜川九郎による怪異ミステリー。2020年1月からアニメとして放映され、第2期制作が決定しています。
つぶやきは城平京「雨の日も神様と相撲を」の帯惹句から。
”「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに出会った僕は、知恵と知識を見込まれ、外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。同時に、隣村で死体が発見され、もつれ合った事件は思わぬ方向へ!?”
つぶやきは宮部みゆき「R.P.G.ロール・プレーイング・ゲーム」の帯惹句から。
”住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。殺人に関わりが? 虚実が交錯し、見えてきたものは…文庫書下ろしミステリー! ”
つぶやきはシオドア・スタージョン「人間以上」の冒頭から。
”悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らぬ白痴の青年。かれらは人々から厄介者として扱われていた。しかし、彼らはコンピューター顔負けの頭脳、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーションなどの能力をもつ超人だったのだ! それぞれが無駄に使っていた超能力も五人が結集すれば、人類を破滅にみちびきうるほどの恐ろしき力となるのだ……。ミュータント・テーマの傑作長編”
シオドア・スタージョンの幻想SFの傑作です。
つぶやきは志茂田景樹「背後霊は殺しがお好き」の帯惹句から。
”私、植村夏美は警視庁の刑事。天野大鴻を社主とする出版社『平和の創造社』の社員が殺された事件を捜査中。例会に通じているという天野大鴻は”霊の導きに背いた罪だ”というんだけど、絶対社内の人間が怪しいと思う。実は、私には双子の妹、冬子がいて、職業は詐欺師。偶然にもターゲットは『平和の創造社』だというので、お互い協力(?)ということになり……。”
おはようございます^^
「二百十番館にようこそ」は加納朋子さんのデビュー作のテイストとはまったく違う作品ですが、ゲームを使ってうまくコミュニケーションを取って着地させるという面白い作品でしたね。
TBS系列で放送された「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」もコミュニケーションをお父さんと取るためにゲームを勧めるという展開で、映画だけですが面白い作品でした。
つぶやきは若竹七海「海神の晩餐」の冒頭から。
”タイタニック号沈没の際、ある著名作家が、自身最後の未発表原稿を空き瓶に入れた…。20年後、資産家の息子・本山は旧友から謎の原稿を買わされた。米国に向かう氷川丸に乗り込んだ彼の船室に、何者かが盗みに入る―原稿には、何らかの暗号が隠されていたのだ。さらに続発する怪事件とは?たっぷりのユーモアとほろ苦い結末。船上ミステリーの名作。”
このサークルも、ゲーム世界とは違うトコロもありますけど、本を読む者同士の交流場所として大事にしていけたらと思いました~(といって副管理人なのにいつも週1,2回インで申し訳ないです;)
つぶやきは石田衣良「うつくしい子ども」の帯惹句から。
”14歳の兄は、それでもこの世界をあきらめなかった
裏山で見つかった、9歳の少女の惨殺体。”犯人”は、まだ13歳のぼくの弟だった。絶望と痛みの先に、少年が辿りつく真実とは――。”
つぶやきは佐伯泰英「照降町四季 二 己丑の大火」の帯惹句から。
”文政12年3月、神田佐久間町の材木置き場の奥で、消し忘れた小さな火がくすぶり始めていた――
ついに「己丑の大火」が江戸を襲う。鼻緒挿げの女職人・佳乃と、その弟子の武家・周五郎は、すべてを焼き尽くそうとする火から、照降町を守るべく奮闘する。ご神木の梅の木が燃えようとしたその時、佳乃の決死の行動が、あきらめかけた町人たちを奮い立たせる!江戸を焼失した大火事のめくるめく光景、町人の心意気が奇跡を呼ぶ、緊迫の第二巻。”
つぶやきは東野司「ミルキーピア物語 成層圏スタジアム」の帯惹句から。
” スポーツネットのベースボールエリア「コスモスリーグ」に、麻薬ウイルス使用による八百長の噂があるという。捜査の依頼をうけたネット探偵局・ミルキーピアの秀人や鳴琳たちは、人気実力ともにナンバーワンの湘南トルネードーズに選手としてもぐりこむ。しかし、リーグ三連覇めざして一生懸命にベースボールにとりくむプレイヤープログラムたちの姿を見た秀人たちには、麻薬ウイルスの噂などとても信じられないのだが……。”
ネットにダイブして作業をする草分けとなった「ミルキーピア物語」の最終巻です。1992年の作品ですが成層圏を飛ぶ無人飛行機まで登場するという先見性がある作品です。
つぶやきはエドワード・D・ホック「怪盗ニック登場」の帯惹句から。
”男の名は、ニック・ヴェルヴェット。職業、盗賊。二万ドルの報酬で仕事を引き受ける盗みのプロフェッショナルだ。ただし、現金はもちろん、宝石、名画といった値の張るものはお断わり。価値のないものだけが対象となる。動物園の虎、看板の文字、大リーグのチーム、恐竜の尾骨など、次々と現われる難問に、暴力嫌いで、自らの頭脳と熟練の腕が切り札のニックが挑む!現代本格短篇の最高の紡ぎ手による奇想天外な十二篇。”
1976年2月にハヤカワ・ミステリとして刊行された作品を2003年5月にハヤカワ文庫に文庫化したものです。帯の推薦はルパン三世のモンキー・パンチ氏です。
つぶやきは伊坂幸太郎「残り全部バケーション」伊坂幸太郎
”当たり屋、強請りはお手のもの。あくどい仕事で生計を立てる岡田と溝口。ある日、岡田が先輩の溝口に足を洗いたいと打ち明けたところ、条件として“適当な携帯番号の相手と友達になること”を提示される。デタラメな番号で繋がった相手は離婚寸前の男。かくして岡田は解散間際の一家と共にドライブをすることに―。その出会いは偶然か、必然か。裏切りと友情で結ばれる裏稼業コンビの物語。”
つぶやきは松尾由美「おせっかい」の帯惹句から。
”古内繁は孤独な中年サラリーマン。妻に先立たれ、会社ではとうに出世コースから外れた存在だ。そんな繁が、雑誌の連載小説「おせっかい」に登場する女性刑事に熱い思いを抱き、それが高じて奇妙な浮遊感とともに小説のなかに出入りするようになる。この闖入者にショックを受ける作家の橘香織。迷走し始める彼女の連続殺人事件小説。現実と仮想世界が交差する切ない不思議感覚ミステリ。”
つぶやきはは冲方丁「マルドゥック・アノニマス1」の帯惹句から。
”『マルドゥック・スクランブル』から2年――自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件解決の日々を送っていた。そんなイースターズ・オフィスに、馴染みの弁護士サムから企業の内部告発者ケネス・C・Oの保護依頼が持ち込まれた。調査に向かったウフコックとロックは都市の新勢力〈クインテット〉と遭遇する。それは悪徳と死者をめぐる最後の遍歴の始まりだった。『スクランブル』から数年後、ウフコックはいかにして死んだのか――街の新たな勢力と正義を求める良心の最後の戦いが始まる。”
人間以上の知性を与えられたネズミのウフコックの物語です。ネズミなのは「アルジャーノンに花束を」へのリスペクトかも。
つぶやきはロブ・イースタウェイ「世界の猫はざっくり何匹?」の帯惹句から。
”ざっくり計算ができれば、グッとアタマの生産性が上がる! みるみる思考がクリアになり、どんな問いにも一瞬で答えを導くことができる。話題の数学メダリストが教える、ビジネスでも日常のちょっとしたひと場面でもめちゃくちゃ使えて役に立つ、超・高速計算テクニックと考え方のコツを大公開!”
世界の猫はだいたい6億匹と言われていますが、ざっくり計算するとだいたい4億くらいって出ます。2億は誤差なのか、それとも決定的な違いなのかは、受けとる側次第ですね。
つぶやきは本城雅人「騎手の誇り」の帯惹句から。
”十二年前の落馬事故―。その真相を知るために、息子・和輝も騎手となり、かつての父の好敵手で、不動のトップ騎手・平賀と同じ厩舎に入った。父は、本当は平賀に殺されたのではないか…。新人競馬担当記者・仁美とともに事故の謎を追う中で、平賀のある秘密に気づいた和輝は、自らの身にも迫る危険を感じ取る。亡き父と息子の絆に涙する、長編ミステリ。”
2014年7月「サイレントステップ」として新潮社から出版されたものを文庫化に当たり改題したものです。
つぶやきは伊坂幸太郎「仙台ぐらし」の帯惹句から。
”タクシーが、見知らぬ知人が、ずうずうしい猫が、多すぎる。タクシー運転手が嘆く不景気の元凶は何か、喫茶店で執筆中にやたらと話しかけてくるおじさんは誰なのか、どうすれば自分の庭に猫が糞をしなくなるか。仙台に暮らす心配性の著者が、身の回りで起きたちょっとおかしな出来事を綴る。2005年から2015年までに書き溜められたエッセイ集。短篇小説「ブックモビール」も収録。”
文庫版は集英社から出版されていますが、親本は有限会社荒蝦夷という仙台の出版社です。遠野物語に関する書籍や東北の怪談についての書籍が充実しているのでよかったらどうぞ。
つぶやきは樋口有介[平凡な革命家の死 警部補卯月枝衣子の思惑」の帯惹句から。
”先の補欠選で担がれただけの市議が、東京郊外の自宅でひっそりと死んだ。現場に不審な形跡はなく、しいて言えば座布団がきれいに並びすぎていたくらい。医師の診断も「急性心不全」。しかし卯月枝衣子警部補二十九歳が、あわよくば本庁栄転の足がかりにと、昼行灯の刑事課長を説き伏せ勇躍単独捜査に乗り出すと……。軽妙な語り口が意外な真相を炙り出す驚嘆のミステリー。”