⚔.さくらこ さま専用*
- 2019/04/04 00:34:04
投稿者:月結
(なり × なり)
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貴方様使用キャラ:へし切長谷部
管理人使用キャラ:燭台切光忠
攻めor受け:受け
備考(容姿や性格など原作にはない特筆すべき事柄があれば):---
その他:---
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皆さまのキャラの名前:へし切長谷部、オール(固定)
管理人のキャラの名前:燭台切光忠
シナリオ:燭台切が顕現してからというもの、
彼に何かと世話を焼かれる長谷部。
最初の方に顕現した長谷部は、
今くらい働いているのが普通だったため、
どうしてそれほどまで世話を焼かれているのか分からず、
戸惑ってしまうが…
その他(管理人に要望等あれば):
燭台切顕現からお願いしたいです。
長谷部は刀剣少ない頃からいる古株で、
オーバーワーク気味なことに気づいておらず、
周りの心配も突っぱねがちで…という設定で
いきたいなあと思っております…
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*作成お疲れさまでございました
*奇数コメお願い致します
*糖度等は如何致しますか?
そういった表現内容にもしご希望あればお聞かせください
→糖度は高め、
順を追いつつ、時々シリアスを混ぜること
料理のことについては、あまり踏み込まない方がいいのかな、と思う。
いやでも…やっぱり気になるし…
どうなのだろう、彼の言葉を待つことにした。
料理なんて、と言われるかもしれない。
どうしよう、何だか心配になってきた。
だが彼の率直な言葉は、その心配を吹き飛ばすものだった。
あまり考えたことがなかった、と長谷部は言う。
なるほど、そのせいで考え込んでいたんだね、と思う。
「そう…そうなんだね。
大丈夫だよ。長谷部くん器用そうだし、料理もできるようになるよ。
なんて…僕が言うのもあれなんだけどね」
そう言って、頬を掻いた。
良かった、料理自体には興味があるらしいことは分かった。
自分にはできないだろうと何となく思っていたからだ。
器用なのか、そうでないのかも分からないが、自分には向かない気がしていたのだ。
しかし、できるようになって悪いことではない。
先述したように、この本丸で料理を担当する刀は少ない。
燭台切を含めてもまだ足りないかもしれない。
それに、料理ができるようになればまた違う形で主の力になれるかもしれない。
「そうだな…あまり考えたことがなかったが、料理もいいかもしれないな。俺にできるようなものなのかは分からないが……」
自分で考えていたことを率直に燭台切に話した。
料理はまた戦とは勝手が違うはず。簡単にできるものなのだろうか。
*
ありがとうございます!
とても助かります…。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
そう言われるとどこか腑に落ちるものがあった。
そうしてもらえると他の刀も助かる、と長谷部は言う。
その中に長谷部は含まれているだろうか、と
何故だか少し気になってしまった。
どうしてそんなことを思ってしまったのか…
今の自分が考えてみたところで、こたえなんて出るはずもなかった。
自分がふと投げかけてみた問いかけに対して
目の前の彼は考えを巡らせる。
ぼんやりと何かを考える彼。
もしかしてまずいことでも言ったかな、なんて考えてしまう。
もしそうであれば、謝らなくては…
そんなことを考えていると、彼が口を開いた。
「そっか…そうなんだね。
料理、してみたいなとかは思ったりしないのかな?」
*
いえいえ、謝らなくて大丈夫ですよ。
まったり更新していただければと思います。
此方こそ、またどうぞよろしくお願い致します。
燭台切の言葉に頷いてそう答える。
刀剣の数はまだ少ないといっても、全員分の食事を用意するのは簡単なことではない。
重労働な上、それも毎日三食分も作らなければならないのにそれを担当しているのはほんの一部の刀だけだ。
その後、燭台切から投げかけられた質問にふと考えを巡らせる。
自分が料理……。やってみたことがないため、全く想像できない。
そもそも、厨自体にほとんど足を踏み入れないため、どこに何があるのかなども知らない。
そういえばゆっくり食事を取ったのはいつごろだっただろうか……。
ぼんやりとそこまで考えて、慌てて我に返る。
今はそういう話ではない。自分がするかしないかの話だ。
「いや、…したことがないからわからない」
*
ありがとうございます…!!
またかなり間が空いてしまいました…本当にすみません(´;ω;`)
もし管理人様さえよろしければ、またよろしくお願いします…!
案内しようと言ってくれた。
しばらく歩いた先にあるのが件の厨らしく、どうやらそこには人手が足りないようだ。
出入り口にかかっている暖簾をくぐり、少し周囲を見回した。
「へぇ…いいところだね。そっか、人が足りないんだね。
オーケー、任せてくれ。すぐに人の身に慣れて、皆の力になってみせるよ。
…そうだ、長谷部くんは料理とか、したりしないのかい?」
他にはどんな刀が料理を担当しているんだろう、と考えていると
ふとそんなことが思い浮かんだ。
せっかくなので、光忠はそのまま長谷部に聞いてみることにした。
*
お久しぶりでございます..✿
いえいえ、お気になさらなくて大丈夫ですよ~。
ご無理はなさらず、どうぞお手があいた時にでも覗きにきてくださいませ..
のんびりやっていきましょう..❀
料理が好きな元主。
彼の話している様子から見ると、その主には親しみを持っているのだろう。
自分とは違う。単純にそんな考えが浮かんだ。
しかし、燭台切が異質な存在という訳ではなく、どちらかといえば、長谷部のような刀の方が珍しいだろう。
元主をこんな人だった、あんな人だったと誇らしげに話す刀、元の主のために自らも歴史を改変したいとまで望みたくなるような歴史を抱える刀。
刀剣男士たちは少なからずも元の主の影響を受ける。
その影響の形が刀たちによって異なるだけだ。
自分とはまるで正反対な刀だ。それでいてどこか、自分と同じところもある。
やはり掴めない、不思議な男だ。
「ここが厨だ。主に当番制で料理は担当しているが、何せ人が足りない。お前さえよければ、すぐにでも手伝ってやってくれ」
しばらく歩いて厨までやってくると、すぐに長谷部はそう説明する。
この本丸では厨当番を料理が得意な刀、歌仙や堀川などに行ってもらうことが多い。
が、人手不足であることは確実。燭台切が人の身体に慣れたら、彼にも参加してもらうのが良いだろう。
お久しぶりです…!!
非常に返信遅くなってしまって本当にすみません(´;ω;`)
これからはもう少し頻度高く返信できると思います、ご迷惑おかけしましたm(_ _)m
どこまでも真面目な刀なのだろう、この目の前の彼は。
あれはほんのちょっとした揶揄いのようなもので、その実本気にしていたわけではない。
…のだが、一体この真面目な彼が、どこまで自分の要望にこたえてくれるのか、
そんなことを考えてしまった。
カソックの裾を翻して、前を歩く彼に光忠は言われるがままについていく。
そんな時、ふと浮かんだ疑問を彼にぶつけてみることにした。
「そうだ…ねえ長谷部くん。ここにはお料理するところってあるの?
僕、自分で作る料理にちょっと憧れてるんだよね。ほら、前の主が大層な料理好きだったから。
かっこよく料理したいな、って思ってるんだよね」
握手を求められているのだろうか。
しかし、求められたからといってしなければならない理由はないわけで。
手を出しかねていると、勝手に手を取られ握手させられていた。
強引というか、何だか掴み所のない刀だ。
「ああ、……よろしく」
一瞬むっとした表情を浮かべたが、変わらず無愛想にそう返答する。
「長谷部くん」なんて呼び方も今までされたことがなかったので気にはなるが、へし切の方で呼ばれなかったのだから別にいいだろう。
「……努力はする」
かっこよく案内してみせて、などと。
自分には到底無理だろう。
それに、揶揄うような彼の言い方からも本気でそれを望んでいる訳ではないと分かる。
しかし、一応そのように返答しておくこととした。
やはりこの刀、よく分からない。どの刀に対してもこの距離感なのだろうか。
“じゃあ、ついてきてくれ”と彼に声をかけ、彼はカソックを翻し、鍛刀部屋を出た。
まず、よく使うところから紹介してやるのがいいだろう。
手入れ部屋、それから厨、畑や馬小屋。
ひとまずここから一番近い厨にでも行ってみるか。
…へし切長谷部、というらしい。 何だか名前に少しだけ親近感が湧いた。
そんな彼の、素っ気ない態度に特に気を留めるでもなく、光忠は己の右手を差し出した。
「よろしく、長谷部くん。古株ってことは先輩ってことだよね、頼りにしているよ」
光忠の差し出した手に対して、一向に彼の手が伸ばされないことに
光忠は半ば強引にその手を握って挨拶をかわした。
そんな光忠の、長谷部に対する第一印象は、「話は合いそうだけど、気が合わないかも」だった。
さっそく、この本丸を案内するが如何すると問う長谷部に
光忠は、少しだけ辺りを見回した後、彼の方に向き直る。
「そっか、それじゃあ是非お願いしたいんだけど、いいかな?
かっこよく案内してみせてよ、長谷部くん」
少し彼のことを揶揄うように言っては、小さく笑った。
それも、この本丸にはいない新しい刀だ。
太刀ということもあってか、自分より身長も些か高い。
片目を眼帯で覆っているのが印象的か。片方だけ見えている瞳は蜂蜜色だ。
「…近侍のへし切長谷部だ。この本丸では古株な方だから何か分からないことがあれば聞いてくれ」
審神者がまず燭台切に声をかけてから、隣に控えていた長谷部も新入りに挨拶をした。
審神者に対する態度とは随分異なった、つんと愛想のない態度。
これが彼にとっては普通なのだから、本刃は全く気にも留めていないようだが。
「お前さえよければ、この本丸の案内をするがどうする」
新入りに本丸内の案内をするのも近侍の仕事。
主の手を煩わせるわけにはいかない。
しかし、自分でなくとも他に兄弟や元の主を同じくする刀がいて、そちらの方がいいと言うならば話は別だ。
◆
ありがとうございます(´∀`*)
確認させていただきました。
よろしくお願いします~!
今はもう、遠い昔の話となりつつあった、そんなある時のこと。
―誰かが、自分を呼んでいる。
行かなきゃ、でもどうやって行くの?
自分は刀なのに、でも呼ばれているのなら行かなくちゃならないよね―
意識がゆっくりと遠のいていくのが分かった。
…やがて、その意識がまたゆっくりと浮上していく。
「僕は、燭台切光忠。青銅の燭台だって切れるんだよ。……うーん、やっぱり格好つかないな」
するすると己の口から出てくるそれと、見慣れない景色。
されど自分が何故ここに呼ばれたのか、どうしてここに居るのか、その使命は
誰に言われたわけでもなく、既に頭の中で理解することが出来ていた。
*
いえいえ、キャラ・シナリオ作成お疲れさまでございました✿
糖度の件、承りました。
それでは、そのように表記させていただきますので、また後ほどご確認くださいませ◎
へし切長谷部はそんな職務である近侍を務めることが殊更多い刀だった。
彼自身もそれを喜びに感じていた。主命を賜り、主のために尽くせる。
主のために働くことを何よりの喜びとしている彼にとってはこれ以上に名誉なことはないのだから。
今日も普段通り、近侍を務めていた長谷部は審神者と共に鍛刀部屋に向かっていた。
最初と比べて刀剣男士は随分増えてきた。とはいえ、まだ顕現していない刀も多くいる。
兄弟たちを待つ刀、元の主を同じくした仲間を懐かしむ刀。
そんな刀たちを見ていると、早く連れてきてやりたいと思うのは審神者も長谷部も同様だった。
さあ、今日はどんな刀がやってくるのだろうか。
審神者が刀を顕現させるのを見守りながら、長谷部はぼんやりと思いを馳せていた。
◆
トピック作成ありがとうございます。
糖度は高めの方が好みですが、順を追いつつ、ときにシリアスも混ぜつつといった感じが希望です…!