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この「こぼれ話」は、私「びんちゃん☆」が見聞きした 医療と介護に関する「こぼれ話」です。 これまで休載してましたが 再開することにいたしました。
これは、去年・隣の県の学校で、喀痰吸引等研修(※1)を受けるために
とある私鉄に乗っていた時のこと。
急に、向かいの席に座っていた男性が意識を失い、通路に倒れてしまいました。
「お父さん!しっかりして!!」と叫ぶ、男性に座っていた・娘さんらしき少女。
やむなく。駆け寄る私「(肩を数回叩いて)もしもし、大丈夫ですか?(繰り返す)」
「(呼吸は速めだが、しっかりしているな。脈は速いな。冷や汗をかいている。
両手の汗が結構多いな。毒に当たったり、生命に支障のある兆候とかはない。
内臓の炎症とかもなさそうだ。
努力呼吸(※2)もないし、瞳孔も開いてはいない。てんかんの病状も確認できない。
手足をばたつかせてもいない。何かの炎症とかが原因ではないだろう。
熱中症とかでもなさそうだ。
・・・とすると、自律神経失調症のような病態が疑われるな。)」
そんな時、車内アナウンスが。「当車両は、対向車両待ち合わせのため、
少しの間停車いたします。」
~とりあえず、車両から下ろして駅員を呼ぼう。~
まずは、緊急停車ボタンを押して運転手に状態を報告
(ワンマン電車だったので、車掌はいなかった)。
次に、電車から下ろして長椅子に寝かせ、駅員や救急車を手配しつつ、
自律神経失調症に対する応急的な治療を行いました。
すると顔色が改善して意識が回復したので、駆け付けた駅員や救急隊員に
状態を説明して、後を任せてから、再び電車乗り込みました。
学校にはギリギリ間に合ったので、無事に試験を受けられましたが、それよりも、
「件の男性が最悪の状態にならずに、良かったな」と思いましたね。
<用語説明>
※1.喀痰吸引等研修・・介護職員等を対象に、たんの吸引や経管栄養が
現場で出来るようにするための研修。
(研修の例外となる資格)
〇医師や看護系資格保持者は、これがなくても吸引や経管栄養が可能である。
〇理学療法士や作業療法士等は、これがなくても、たんの吸引は可能。
※2.努力呼吸・・安静時には使用しない筋肉(僧帽筋や胸鎖乳突筋など)を使って、
より多くの酸素を取り込もうとする呼吸。呼吸器疾患の症状の1つであり、この呼吸が
見られたら、緊急に医療機関を受診させる事が肝要。
これは、去年始めのこと。
アルバイト先の特養で、施設長や相談員などと会話していたら・・・
相談員「びんちゃんは、今年のケアマネジャー試験(第26回試験※2)受けないの?」
私「えっ?受験資格あるんですか?」
相談員「だって、すでに鍼灸院を5年・・・いやもっと経営してんでしょ?
できる、できる。医療や介護・栄養系で5年以上やってれば大丈夫だよ。」
私「えっ?てっきり、介護職しか受験できないと思ってました(初耳)」
施設長「びんちゃんが(ケアマネに)なってくれたら、給料はずむわよ~!」
私「えっ?『ボーナス月給2か月分×年4回』とか出してくれたら、最高です~!」
相談員「お前なら、余裕だと思うけど、頑張ってくれよ。」
私「就任するならば、鍼灸院を・週末営業とかしなきゃいけませんが、
一発で受かるように頑張ります!」
・・・というわけで、ケアマネジャー受験対策講座を受ける事になりましたが、
濃いクラスメートが結構いまして、いろいろ楽しかったですね。
続きは次回以降に記します。
<用語説明>
※1ケアマネジャー・・・1997年に成立し、2000年に施行された「介護保険法」によって
誕生した「都道府県資格」。介護が必要な方々や家族のニーズ(要望や意向といったもの)
を把握して、ケアプラン(居宅サービス計画書、施設サービス計画書)を作成し、利用者が
適切な介護サービスを受けられるように支援。医療機関や自治体・介護事業所など
との連携も行い、利用者・家族や各種サービスとの懸け橋役となっている重要資格です
(それなのに、国家資格ではなく、なぜか「都道府県資格」という疑問が付きまとう
のですが・・・)。
※2今年’2024年は、10月に「第27回試験」が予定されています。
受験予定の方々がおられたら、合格を心よりお祈りいたします。
これは、私が介護の実務者研修(介護福祉士実務者研修※2)を受けていた時のこと。
通っていた介護学校の講師(看護師)が、このような事を話していました。
講師「みなさん、今日と来週・医療のお話になります。本来、たんの吸引と経管栄養は
医師と看護職しかできませんが、介護保険法の改正によって(※3)、一定の研修を
修了した介護職員が出来るようになりました。ですので、医療ケアではなく
「医療的ケア」という名前にすることで、少しはぐらかした言い方にしています。
では、早速講義から始めます。」
私「(やれやれ、ついに医療が始まったか・・・)」
講師「びんちゃんさん、確か医療の資格持ってましたよね?」
私「はい、持ってますよ。何でしょう?」
講師「だったら、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)について知ってるよね?」
私「ちょっと専門外ですが、確か『食塊(しょくかい;歯で細かくされた、
口内細菌付きの食物の塊)などが、誤って気管を通って肺に入ることで起きる肺炎』です。
高齢者に多い肺炎ですよね?」
講師「はい、その通りです。最近、私の勤務している施設で起きましたね・・。
さて、これから、気管と肺の解剖から講義を始めます!」
医療的ケアは、実務者研修では2回行われますが(1日目;喀痰吸引 2日目;経管栄養)、
かなり地獄だったことを覚えています。
<用語説明>
※1 医療的ケア・・・後述の「介護福祉士実務者研修」で課される、たんの吸引と
経管栄養に関する講義と実技。通常は、実務者研修で・介護の講義と実技が終わり、
実技テストを合格した者に受講が許される。
※2.介護福祉士実務者研修・・2012年度から実施される事になった、現場から介護福祉士
を目指す人に必須となった研修。介護福祉士大学・短大・専門学校や介護科高校の学生以外は、
「これを修了する」事と「3年以上の実務経験を積む」事をクリアしてからでないと、
介護福祉士の国家試験を受けられない事になりました。
※3・・・2011年(平成23年)の介護保険法の改正。ちなみに、これは介護福祉士、
社会福祉士やケアマネジャーの試験では、よく出題される項目です。
前回のお話で、小論文を書いて学校に見事合格したのですが。。。
これからも治療を続けてくれるのか心配した患者さん達から、いろいろ質問が寄せられました。
1.「つかぬ事を伺いますが、先生は鍼灸院をやめて務めちゃうんですか?」
2.「鍼灸が嫌になったのですか?」
3.「社会福祉の事業所から、スカウトされたんですか?」
これらの質問に関して、以下のように答えました。
1.資格を取って、社会福祉のスキルを磨くために平日勤務することは
あり得ます。ただ、「鍼灸をやめます!」とはなりません。
2.鍼灸が嫌になったのではなく、「職の幅を広げ、社会に尽くすため」の資格取得です。
3.露骨なスカウトはありませんが・・・スカウトかけられるようになってみたいかも(ボソッ)。
でも、鍼灸を捨てるのは良くないので、その点を考えちゃいます。
私みたいに往診をよくやる医療系は、往診先の家庭トラブルに巻き込まれやすかったり、
またはいろいろ相談されやすい状況にあるわけでして・・・。今回の社会福祉系進出の
大きな要因になっているのです。
初任者研修を終わってから、次に社会福祉士専門学校を受験することになりました。
それを施設側に告げたら、質問の嵐が・・・(ーー;
施設長ほか「びんちゃんさん、なんで実務者研修を受けようとしないのよ?」
私「介護職員初任者研修(※1)の次に介護福祉士実務者研修(※2)を受けるのが
定石なんですが、将来的には施設の管理者やったり、生活相談員(※3)をやったり
するのも面白いかなと・・・。」
ユニットリーダー(※4)「・・・入社2年目(当時)のびんちゃんさんが
こうして進学するとは。うちのユニットのスタッフに見習ってほしいものだわ。」
そうして、学校に願書を送ってもらって入試・・・っていうか小論文を書くことに。
所定の時数を埋めて、「さて、出すか?」と封筒に入れようとしたら、ふと考えが。
「うちの生活相談員が社会福祉士だから、まずい場所がないかを
ちょっと見てもらおうかな?」
・・・さて、この後はどうなったでしょう?それは次回以降に記します。
用語説明
※1.介護の世界の・初歩的な資格。略称は「初任者研修」ですが、
障害者支援の分野の「相談支援専門員初任者研修(障害者福祉のケアマネ
「相談支援専門員」になるための研修)と間違われやすいので、
あえて正式名称で書きました。
※2.介護職員初任者研修の上位資格。2013年から、これを終了して
合計3年以上の実務経験がないと、介護現場に勤めながら介護福祉士を目指すことが
できなくなりました。「なぜ略称で書かないか?」といえば、看護の業界で
「高齢者の権利擁護等における看護実務者研修」というものがあるのです
(高齢者施設に勤務する看護師のリーダー格の人は、大抵持ってるかな?)。
※3.高齢者施設において、利用者や家族からの相談にのったり他事業者との
調整を行ったりする等の業務を行う役職。
※4.ユニットケアと言う、スウェーデン発祥の入所介護スタイルがありまして。
8~10人くらいで1ユニットを構成し、4~6名のスタッフで交代で介護を行う
ものなのですが、それのリーダー。専門の研修を受けなければなれない。
これは、去年のこと。
とある講座に申し込んで、通学して受けはじめたのですが・・・。
いろんな経歴をお持ちの方がいらっしゃいましたね。
私のように介護経歴なし(当時)の人は実は少数派で、高齢者向けデイサービス(※2)に
勤務してる方や、中には・訪問介護事業所(※3)を開業してる方とか。。。
実務経験ありまくりの方が多かった印象です。
最初の「職務の理解」という科目で、「介護職は、高齢者向けデイサービスとか特養(※4)とか
障害者施設とか。。。いろいろ活躍の場があるんだよ。」と学習したとき、講師から
講師「びんちゃんさん。初任者取得して、もし転職するとしたら、どのような所に行きたい?」
私「特養では、夜間の勤務が過酷すぎて、1人で2・30人とか世話しなければならない
状況になりかねないですので(※5)、事故とか容体急変のリスクを考慮すると
危険だと考えます。ですので、医療体制の整った老健(※6)とか医療機関、
もしくは夜勤のないデイサービスやデイケア(※7)に就職したいですね。」
講師「びんちゃんさんは鍼灸師ですから、治療できるよね?」
私「それは特殊な状況(※8)でもない限り不可能ですので、ただの介護士として
勤務する事になるでしょう。」
。。。というやり取りがありました。
医療資格を持ってるからと言って、必ずしも介護現場に生かせるとは限らないのです。
<用語説明>
※1.ヘルパー2級をリニューアルする形で、2013年から始まった
「介護を一から始める方向け」の資格。
※2.通所介護事業所。通いで介護サービスが受けられる。
※3.介護士が利用者宅を訪問する事業所。
※4.特別養護老人ホーム。
※5.事業所によりますが、一般的には「2人で40人程度」です。
※6.老人保健施設。医療機関を退院された方で、医療ニーズの高い方が利用します。
※7.高齢者向けデイサービスよりも、医療ニーズの高い方が利用します。
※8.利用者様やご家族、施設側の了承・同意があった場合。
場合によっては、医療保険を使用して行います。
お久しぶりの更新となってしまい、すいませんでしたm(__)m
私、実は今年から・・・介護の資格を取得するための研修を受けはじめました。
これは、昨年末のお話。
施設の職員とだべっている際にちょっと口に出してみました。
私「実は私、来年から介護の資格に挑戦する予定ですが・・・」
職員「マジっすか?(驚)びんちゃん☆さん(本当は実名でしたが、ここではHNで)は
むちゃくちゃ介護に向いてると思うっすよ。やさしいし。」
私「あは、やさしいかどうかは別として・・・とりま申し込みはしてるんで、Web申し込みで
受理されたら、授業料を前払いして・本格的に始めようかと・・・」
職員「で、いつからっすか?(興味津々)」
私「来年上半期からの予定です。早いほうがいいですからね。」
・・・ということで今年はじめに申請が受理され、受講が始まりました。
すでに介護の資格をお持ちの方々にとっては「ああ、あれね。」とお気づきかも
しれませんが、次回以降に・資格についても含め、くわしく述べてみようと思います。
面接内容は同じです)
実は私、介護業界に昔から興味をすごく持っていて、この度・介護施設に夜勤のみの
勤務をする事になりました(鍼灸院とのWワークです)。今回は、施設への面接のお話です
(介護施設への勤務をお考えの方は、参考にしていただければと・・・)。
履歴書と職務経歴書(これまでの職務をまとめた書類。A4版の用紙1枚の場合が多い)を
ざっと記して写真を張り付け、いざ介護施設へ面接に。
着くなり、施設長みずから出迎えていただいて、奥のお部屋へ通され・・・
施設長「なぜ、うちに面接にいらしたのですか?」
私「私の鍼灸院の患者さんたちが、『とても良い施設』とおっしゃってましたし、
私はもともと介護業界に興味がありましたので、ぜひにと思いまして。」
施設長「そうでしたか。(履歴書を見て)介護の資格をお持ちでないので、夜間のみの
勤務となりますね。」
私「はい。いずれは、介護の資格を取って・昼間の時間帯を調整して
(鍼灸院とのバランスを見て)
デイサービス(※1.)にも関われればと思っています。」
この後、お給料などの条件面や勤務開始時期を話し合いまして、採用となりました。
覚えることが多くて大変ですが、ベストを尽くそうと考えています。
(勤務施設に関わる事項等・機密厳守な事は書けませんが、一般的な介護業界の現状とかを
医療業界の現状と同じく特集していこうと考えています)
<用語説明>
※1.デイサービス・・・施設に入所せず、昼間に日帰りで利用できる「通所介護サービス」。
実は私、介護業界に昔から興味をすごく持っていて、この度・介護施設に夜勤のみの
勤務をする事になりました(鍼灸院とのWワークです)。今回は、施設への面接のお話です
(介護施設への勤務をお考えの方は、参考にしていただければと・・・)。
履歴書と職務経歴書(これまでの職務をまとめた書類。A4版の用紙1枚の場合が多い)を
ざっと記して写真を張り付け、いざ介護施設へ面接に。
着くなり、施設長みずから出迎えていただいて、奥のお部屋へ通され・・・
施設長「なぜ、うちに面接にいらしたのですか?」
私「私の鍼灸院の患者さんたちが、『とても良い施設』とおっしゃってましたし、
私はもともと介護業界に興味がありましたので、ぜひにと思いまして。」
施設長「そうでしたか。(履歴書を見て)介護の資格をお持ちでないので、夜間のみの
勤務となりますね。」
私「はい。いずれは、介護の資格を取って・昼間の時間帯を調整して
(鍼灸院とのバランスを見て)
デイサービス(※1.)や訪問介護(※2.)にも関われればと思っています。」
この後、お給料などの条件面や勤務開始時期を話し合いまして、採用となりました。
覚えることが多くて大変ですが、ベストを尽くそうと考えています。
(勤務施設に関わる事項等・機密厳守な事は書けませんが、一般的な介護業界の現状とかを
医療業界の現状と同じく特集していこうと考えています)
<用語説明>
※1.デイサービス・・・施設に入所せず、昼間に日帰りで利用できる「通所介護サービス」。
※2.訪問介護・・・自分や家族だけで日常生活を営むことが困難になった要介護者
(介護が必要な方)に対して、介護福祉士やヘルパーが訪問して入浴・排泄・食事や
買い物等のお世話をするサービス。
これを行うには、介護職員初任者講習(昔の「ヘルパー2級」)以上の資格が
法律で義務付けられている。
開業している医療関係者には副業をしている方も珍しくなく、
私も実はしようと思っているのですが・・・
先日・こんな患者さんに出会いました。
私「(患者さんが来たのを見て)こんにちは、どうぞ!」
患者さん「(私の治療院の広告を見て)先生の所って、占いとかやってんの?」
私「一応、広告を頼まれまして・・・私はしないのですが・・・」
患者さん「先生、絶対やっちゃいなよ!常連になるからさ。」
私「ちょっと怪しい雰囲気になっちゃうからねぇ・・・(困)。ウチは純粋な
医療を追及してるんで。」
占いかぁ・・・。私が関西時代に所属していた・ある鍼灸師会は、お祭りになると
必ず「四柱推命(※)」とか「手相占い」とかの屋台を出していました(手伝わされて
大変でしたがw)。私の同級生で鍼灸と占いをやっている女子がいますが、
結構大変と聞きました。占いのやり方で・結構難癖つけられるのだとか。
副業をするには、元の職業との「バランス」だとかが重要ですが、私の場合は
鍼灸師であることを引き立てるものにしたいと考えてます(何をするかは、
秘密です)。
※四柱推命・・・生まれた年・月・日・刻 の四つの柱で、先天運を占う占い。
あくまで「先天運(先天性の運勢)」のみを取り扱うため、一度しか占えない
短所も・・・。
これも、つい最近のこと。
とあるとび職の男性が、急に来院されました。
男性「おとといの昼、仕事場で高いところから落ちちゃって、近くの鍼灸院で
手当てしてもらってもよくなりません。社長に紹介してもらったので来ました。」
私「(診察して)ずいぶん激しく腰を打ってますね・・・。整形外科とかには
かかったんですかね?骨や筋肉の状態から言えば、折れていないとは思うんですが。」
男性「鍼灸院の後、整形でレントゲンなどを撮ってもらったけど、
特に折れてはいないとか言われて。今は左の肋骨のあたりにも痛みがあります。」
私「じゃ、とりあえず痛みを楽にして・湿布でも貼りましょう。」
とりあえず患部の苦痛を楽にさせてから医療用の湿布を貼りつけ、
2・3日分は入浴せずに安静にするように伝えました。
そして、2日後。今度は社長さんに連れられて来院。
男性「左の腰は楽になったけど、まだ肋骨のあたりを中心に痛みがあります。」
社長さん「こいつは、どういう感じですかね?」
私「人間は、一番痛い場所を一番気にし、そこが楽になれば・ほかの場所を苦痛に
感じやすい生き物です。彼の場合は、まずは左腰を打ってから肋骨を打ち付けたと
考えられるので、次に苦痛を感じる左肋骨が症状として目立ってきたのでしょう。」
社長さん「先生、今日を含めて2回で完治させてくださいよ。うちの仕事に大ダメージ
がきますんで・・・・」
私「私は神でも仏様でもないんで、確約はできませんが・・・徐々に改善はすると思いますよ
(まったく・・・神様とかアニメの魔法少女とかでもあるまいし・・・『はい治療、はい完治』
なんて毎回できるはずはないじゃないか・・・鍼灸治療は奇跡や魔法とかじゃないんだからさ)。」
と思いながらも、なるだけ期待に応えなきゃいけないので・・・。
●まずは、肋間神経痛の治療・・・患部に、ななめ向きにハリ刺激。
●次に、左の「腰腿点(ようたいてん)」というツボに刺激を加え、腰を動かしてもらう。
これらの処置で・ほとんど痛みと動作が改善したので、湿布を貼って帰宅させました。
もちろん、「痛みが残れば来院するように」伝えて。
この後は来院されていないことから、少なくても仕事に問題ない程度には回復している
と考えています。
これは、つい最近のこと。
常連さんの1人が、診療時間外に・急に電話してきました。
常連さん「昨夜お薬をのどに詰まらせてしまったようで、苦しいんです。」
私「でしたら、まずは救急外来のある医療機関にTELしてください。」
常連さん「何か所も電話したけど、『ウチには診れる医者が1人もいないから』と
断られちゃったのよ!」
私「耳鼻咽喉科や総合診療医もいないワケ?」
常連さん「どうにかしてくれる病院が全くないんで、電話したんですよ。」
私「こうして会話できるようでしたら、さほど大したことはないでしょうから、診ますよ。」
・・・というわけで、治療を開始したのですが・・・・
常連さん「のどの中央の部分につまり感があって気持ち悪くてむせます。
吐き気もあります。」
私「(脈などを診て)う~~~ん、これは呼吸器系のツボを刺激して
お薬を食道に流すようにすれば、問題なさそうです。」
こうして、腕や鎖骨のあたり・腕やのどのツボを刺激してみて
深呼吸させたところ、
徐々に違和感などが取れてきたので治療を終了しました。
「まだ残るようだったら、また来てください」と伝えていたのですが
来院されなかったので、回復したのでしょう。
ある程度年齢を重ねると嚥下機能(えんげきのう;飲み込む機能)が徐々に低下するので、
こうした症状を訴える人が増えてくるのだと思われますが、明らかに鍼灸の適応外の方も
いる時もあるため、救急外来に耳鼻咽喉科疾患を診れる医師を配置してほしいものですね。
これは、昨日(25日)のこと。
母の病気の関係で・医療機関にお薬を処方してもらうために急きょ出かけていたところ、
いきなり電話が。
私「何か急な事があった?」」
父「いま、急に治療してほしいとかいう親子が来てさ。都合で診れないと説明しても
てこでも動かないんだよ。」
私「予約制にしているし、事情が事情で今すぐに戻れないから、断っちゃっていいんじゃない?」
父「それが、車(タクシー)を帰しちゃったらしくて、『以前に来たらとてもよくなった!』
とか言ってイスに勝手に腰かけちゃって動かないんだよ。困っちゃうから、今すぐ院に戻ってくれ。」
私「(こういう困った患者に限って、症状がきついんだよなぁ・・・)」
仕方なく、夕方遅くに再受診すると伝えて院に戻ると、そこには喪服姿の中年男性と
腰のえらく曲がった老女の2人組が。
中年男性「以前突然伺って治療してもらったら良かったので、もう一度母を
治療してもらえたらと。。。」
私「予約制ですので、今回のように外出している時も多いです。今回は仕方なく診ますが、
次回からお電話していただければと。」
そして問診から始めたのですが・・・
中年男性「母は腎機能が30%ちょっとしかないらしくて、整形外科で骨粗しょう症と
言われています。」
私「腎機能30%ちょっと??じゃ、腎不全寸前じゃないですか!?」
中年男性「しかも、糖尿病などの病気もありまして・・・。お薬もなかなか使いにくい状況で。
帯状疱疹もあるのですが、それは塗り薬をだしてもらってて・あまりいじくらないように
言われてます。」
私「でしたら『医師の指示』という理由で・帯状疱疹の場所は治療できません。
ほかの症状を治療
することになりますが、腎不全に関しては・体調を整える事しかできませんし、
今は主に下半身の痛みを楽にすることを中心に考えるべきかと。」
・・・ということで、主に下半身の症状(膝と腰・太ももとふくらはぎ)に関する
治療を行いましてきちんと歩けるようにはしておきました。
この患者さんに関しては・以前に来院された際に非常識な言動をされていたために
「来院禁止リスト」に挙げていたのですが、父が知らずに待たせてしまっていたため、
やむなく治療した次第です。
これは、本日(25日)のこと。
母の病気の関係で・医療機関にお薬を処方してもらうために急きょ出かけていたところ、
いきなり電話が。
私「何か急な事があった?」」
父「いま、急に治療してほしいとかいう親子が来てさ。都合で診れないと説明しても
てこでも動かないんだよ。」
私「予約制にしているし、事情が事情で今すぐに戻れないから、断っちゃっていいんじゃない?」
父「それが、車(タクシー)を帰しちゃったらしくて、『以前に来たらとてもよくなった!』
とか言ってイスに勝手に腰かけちゃって動かないんだよ。困っちゃうから、今すぐ院に戻ってくれ。」
私「(こういう困った患者に限って、症状がきついんだよなぁ・・・)」
仕方なく、夕方遅くに再受診すると伝えて院に戻ると、そこには喪服姿の中年男性と
腰のえらく曲がった老女の2人組が。
中年男性「以前突然伺って治療してもらったら良かったので、もう一度母を
治療してもらえたらと。。。」
私「予約制ですので、今回のように外出している時も多いです。今回は仕方なく診ますが、
次回からお電話していただければと。」
そして問診から始めたのですが・・・
中年男性「母は腎機能が30%ちょっとしかないらしくて、整形外科で骨粗しょう症と
言われています。」
私「腎機能30%ちょっと??じゃ、腎不全寸前じゃないですか!?」
中年男性「しかも、糖尿病などの病気もありまして・・・。お薬もなかなか使いにくい状況で。
帯状疱疹もあるのですが、それは塗り薬をだしてもらってて・あまりいじくらないように
言われてます。」
私「でしたら『医師の指示』という理由で・帯状疱疹の場所は治療できません。
ほかの症状を治療
することになりますが、腎不全に関しては・体調を整える事しかできませんし、
今は主に下半身の痛みを楽にすることを中心に考えるべきかと。」
・・・ということで、主に下半身の症状(膝と腰・太ももとふくらはぎ)に関する
治療を行いましてきちんと歩けるようにはしておきました。
この患者さんに関しては・以前に来院された際に非常識な言動をされていたために
「来院禁止リスト」に挙げていたのですが、父が知らずに待たせてしまっていたため、
やむなく治療した次第です。
第25話は、「訪問看護師絡みの、人間関係などのトラブル」に関するお話です。
これは、先月のこと。
いつものように常連さんのお宅に往診すると、お嬢さんが私に愚痴ってきました。
お嬢さん「先生、聞いてくださいよ。」
私「何をですか?」
お嬢さん「いつも往診を頼んでいるクリニックの看護師たちについてなんですけど・・・」
私「何かありましたか?」
お嬢さん「最近は来ないんですが、お1人准看護師の主任さんがおりまして。
その方が訪問看護の予定を取り仕切る役割をされてるんですけど、
必ずと言っていいほど時間にルーズなんです。午前10時のはずが11時に来たりします。」
私「往診の時間はきちんと順守して当たり前だと思うんですけどねぇ・・・」
お嬢さん「その日だけの間違いならいいんですが、問題は
『わざと時間を遅らせていて、訪問看護のスタッフには、間違った時間を教えている』
ようなんです。」
私「なんか意地悪されるような事をされましたか?」
お嬢さん「以前、その准看護師さんが来られた際に
『素人目にも、こうしたほうがいいのではないでしょうか?』と質問したんです。
そうしたら、むくれてしまったようで、以後は・そのような事が続いています。」
私「ずいぶん子供じみている方ですね・・・(呆)」
お嬢さん「それだけじゃなくて、実際に・クリニックの後輩看護師にも
冷たく当たっているようでして、その方が主任になってから・多くの新人スタッフが
耐え切れずに辞めているそうですよ。」
私「それは困ったものですね・・・。
准看護師さんにも素晴らしい技量をお持ちの方は少なからずいらっしゃると思うんですが、
医療機関の経営者から聞いた話では
ベテランの准看護師が新人正看護師を冷遇したり、
しっかりとした看護技術を教えられていなかったりする事案はあるそうです。
准看護師も正看護師も、患者からしたら看護スタッフであるわけで、そういった課題を
克服するためには、医療機関内で・正看護師への昇格支援やキャリアに準じた講習が
なされるべきだと思いますよ。」
・・・というやり取りがありました。
訪問看護は通常の勤務と比較して難しい部分が多いので、准看護師・正看護師を問わず
患者家族との関係やスタッフ間の連携をしっかり取っておくべきだと思います。
これは、父が手術した病院に入院していた時のこと。入院から1週間たった頃、父が担当医から
「あと1週間しか入院できない」と告げられました。
父「まいったよ。今日突然『来週には出てってくれないか?』と言われちゃってさ。」
私「それは参ったね・・・><まだ傷が治ってないし、痛みは続いてるし・・・・
どうやら医療制度の関係で、長期入院はさせないようになってきてるらしいんだよ(※)。」
母「ほかに、まともな病院といってもねぇ・・・・?」
私「この辺の地域(私が住んでいる市)にはまともな医療機関がほとんどないし、
高齢者を長期入院させてくれるところって、ないからなぁ・・・。
あっても、県立病院とかだけど・・・。今の状態じゃ入れないし。」
父「しいて言えば、都会に本部があるという・私立病院か・・・?」
私「そこでまた少し入院してみたほうがいいかも。今じゃ帰宅できないからさ・・・。」
その後、仕方なく病院の事務や転院希望の病院とコンタクトを取り、ようやく
退院ぎりぎりのタイミングで・転院が決まりました。
転院先の病院から救急車が迎えに来てくれたので、助かりましたが・・・・。
※診療報酬の関係で、2014年から「看護ランクの高い病院
(=看護師の配置が行き届いた病院)は入院期間の縛りがきつくなってしまった」のです。
さらに、入院期間が長いほど診療報酬も下がるため、(診療報酬の逓減(ていげん)制)、
どうしても早めに追い立てて退院させなければならなくなったのです。
第23話は、「交通事故の治療」に関する話題です。
これは私自身の体験談ですが、実は・昨年秋に、事故に遭ってしまいまして
首を痛めてしまいました><。
当初はあまり痛くはなかったのですが、ついには痛みに耐えられなくなり
父が当時入院していた病院の整形外科を受診したのですが・・・
私「事故後少ししてから・痛みが強くなってしまったので受診しました。
首を動かすのがつらいです。」
医師「事故から2・3日経ってるんだね。」
私「はい。」
医師「じゃ、湿布と痛み止め・副作用で胃が荒れるのを防ぐ胃腸薬を出しとくから
使ってみて。もし痛みが良くならないなら、また来て。」
私「わかりました。」
こうして数日間・それらを使ってみるも痛みは減少せず。自分で治療するわけにもいかず(※)
やむなく再度受診。
私「効果なかったですので、来ました。」
医師「そろそろリハビリしても大丈夫だろう。」
私「ここでしていただけるのですか?」
医師「残念ながら、この病院のリハビリ施設は・入院患者のみが対象だ。
だから、近くのクリニックに紹介状を書くから、そこに通ってくれ。」
こうして、整形外科クリニックへの・長いリハビリ通院がスタートすることになったのでした。
※私は治療家なのですが、事故の怪我の場合・勝手に自分を治療しちゃうわけにはいかないのです。
(事故の場合は病気と異なり、以下の2つの点に注意が必要です。
●保険会社に、治療内容や期間などを・正確に申告しなければなりません。
●事故の場合は治療の主導権は医師の側にあり、治療期間を決めるのも・医師の裁量となります。)
これは、つい最近のこと。
父がかかりつけの病院でCT検査を受けることになったのですが、出来上がった画像を見た医師から
衝撃的な事を言われました。
担当医「貴方(父のこと)に、ステージⅣの肝臓がんが見つかりました。」
父「(ショックを受けて)えっ!?2か月前には・何もなかったですよ。」
担当医「ご家族の方(私のこと)が指摘した部分は、実は肝臓にできた膿瘍(うみの塊)でして、
その2センチ横に・3センチくらい大きさのガンがあるようです。」
父「そんなに進行の早いガンがあるんですか?」
担当医「私は何年も外科医をやっていますが、このような進行が急速なガンは初めてです。
考えられる事と言えば・・・この画像のガンは『転移したもの』であって、元は別の場所にあるの
ではないかという事ですね。」
父「考えられる場所というのは・・・?」
担当医「画像的に言えば、胆嚢・胆管・膵臓あたりじゃないでしょうかねぇ?大腸がんとは無関係に
出来たものと推察されます。大腸がんは比較的おとなしく、転移を起こしていないようですし。」
父「じゃ、これからの治療はどうなるんですか?」
担当医「県立病院に紹介状を書きますので、PET-CTを撮ってもらってください。それから決定します。」
・・・というやり取りがありました。
定期的に診察を受けている父であっても、このように・突然にガンが出来てしまうことがあります。
特に膵臓や胆嚢・胆管のガンは発見が遅れやすく、発見された際には手遅れとなってしまう確率が
高いとされていますので、非常に心配です。
たとえ進行していたとしても、何か治療の手立てがあればいいのですが・・・・。
これは、先月のこと。
いつも往診している高齢者の患者さんのお嬢さんから聞かされました。
お嬢さん「いつもお世話になっている・往診をしてくれるクリニックの訪問看護師さんですけど・・・」
私「何かあったのですか?」
お嬢さん「来てくれる看護師さんが毎回違うし、手当の仕方も人によって違うので困っています。」
私「具体的には?」
お嬢さん「父は足の一部が壊死してるんですけど、その部分の手当をするにあたって
使い捨ての手袋をはめずに処置してしまったり、がさつに動かしてしまって・かさぶたが
取れてしまったりしたことがありまして・・・あとは、いつもスマホを手にして院長先生と
やり取りをしているのが気になります。」
私「お父様の場合は糖尿病性のものでしょうから、だんだん悪化してくると思うんですよ。
でも、手当をきちんとしていれば敗血症の予防になりますし、進行を防ぐことにもなりますから
『必ず・衛生的な観点から手袋をはめる』
『患部のかさぶたをはがさないように処置』
『褥瘡(床ずれ)の防止』
というのを徹底して行うべきと考えます。それらを要望として・きちんと伝えたほうがいいかと・・・。
あとは、スマホに関しましては・看護師の基本法『保健師助産師看護師法』の規定で、『看護師は
医師の指示の下で医療行為を行う』とされていますので、訪問看護でも医師の指示を仰ぐ
必要があるのです。これは緊急事態が発生した際の対策にもなるため、仕方のない事だと考えます。」
とアドバイスをしました。
そして、次の往診の際に・・・
お嬢さん「先生、看護師さんのほうから『何かありましたら、遠慮なく伝えてください』
と言われたので、気が楽になりました。」
私「医療側としては、何か要望を言ってくれたほうが信頼関係を築くにはいいので、
とてもいい事だと思いますよ。ただ、そのクリニックの看護師さんは気難しい方が多いようなので
やんわりとお伝えしたほうが良さそうな感じですが。」
・・・というやり取りがありました。
ちなみに私はいつも『何か質問があれば、何でも言ってください』と患者さんに伝えていますが、
診療以外の質問(出身校についてや趣味についてなど)をされることもありますね。
これは、つい最近のこと。
いつも往診しているお宅の1軒が、漢方専門医に往診してもらうことになりました。
私「今度、漢方専門医に来ていただくそうですね。」
お嬢さん「そのお医者さんのご自宅は、代々続く・漢方医のお家柄らしくて
今は80代のおじいちゃん先生ですけど、今度隣の市から来ていただくことになったのです。」
・・・・で、その後・来ていただいたらしいのですが、思ったほど評価が良くなかったようで・・・
私「(次の往診の際に)いかがでしたか?」
お嬢さん「先生曰く、『ワシは西洋医学中心にやっちょるけど、どうしても西洋医学じゃ無理な
症状が少なくないから、片手間に・漢方を取り扱っているにすぎないのじゃ。』とおっしゃってました。」
私「やっぱりそうでしょ?漢方専門医の認定医制度はあるにはあるんですが、ほとんどの医師は
片手間にやっているか・もしくは患者に頼まれて処方しているに過ぎないのが現状です。」
お嬢さん「悲しいことに、症状が『もはや漢方では無理だから、西洋医学の専門医療機関に
かかったほうがいい』と言われてしまったのです。」
私「『西洋医学じゃ無理だから、今度は東洋医学だ!』と安易に考える人が少なくないですが、
完璧に代替できるかといえば・そうではないケースが少なくないわけで・・・・。結局は
『患者さんにとって最適な医療とは何か?』という事なのですよ。」
・・・というやり取りがありました。
大学病院等では、「鍼灸や漢方を専門に研究して・東洋医学的理論や実技に基づいて診療している
研究室や医療機関」も存在しますので、ご興味のある方は・そちらに問い合わせされるのを
お勧めいたします。
父が以前掲載した「大腸カルチノイド切除術」を受けるために短期入院をすることになったのですが、
点滴をした際に・大問題が起きました。
電解質の補給のために「ソルデム3A(※1.)」という点滴を行って針を抜いた際・あろうことか
腕から大出血してしまったのです!!
父「こんなに出血しちゃったじゃないですか!」
すると、あまりの出血に動揺し過ぎたのか・看護師が立ち尽くしてしまって信じられない一言を・・・・
看護師「私、パニックになっちゃった・・・><」
父「何やってんだよ!!そこにタオルがあるから取ってくれ!!出血の場所をこれで圧迫するから。」
その直後、その看護師は・さらに信じられない行動をしようとしたのです。
なんと、血が止まらないまま・次の点滴の針を刺そうとしたのですから・・・(呆)
父「お前はアホか!!今止血の最中だろうがよ!!何を看護学校で習ってきたんだ!?」
看護師「担当医から、これも打つように言われたので・・・」
父「まずは止血しろよ!!それが先だろうが!!」
その後、止血が完了した後・その看護師が信じられない一言を・・・
「血が止まって良かったですね。何かありましたら、私たちに伝えてくださいね。」
父「(呆れて)もう1回勉強やり直したほうがいいんじゃないのか!?」
さすがに父は怒りを通り越して呆れちゃったのか、担当医にクレームをつけたのですが
担当医も「そんなにレベルの低いスタッフがいるのは信じられない・・・」と呆れていたのだとか。
さらに問題なのは、「その医療機関(病院)が救急指定病院(※2.)である」という事。
そんな医療機関で働く看護師が(病棟看護師であって、ERの看護師ではないにしろ)このような
レベルであっては絶対にならないと感じるのは、私だけでしょうか?
<用語説明>
※1.ソルデム3A・・・テルモ製の・水分や電解質を補給するための点滴液です。
※2.日本の救急医療機関を種類分けしますと
一次救急軽症患者(帰宅可能患者)に対する救急医療
二次救急:中等症患者(一般病棟入院患者)に対する救急医療
三次救急:重症患者(集中治療室入院患者)に対する救急医療
となります。
父が以前掲載した「大腸カルチノイド切除術」を受けるために短期入院をすることになったのですが、
点滴をした際に・大問題が起きました。
電解質の補給のために「ソルデム3A(※1.)」という点滴を行って針を抜いた際・あろうことか
腕から大出血してしまったのです!!
父「こんなに出血しちゃったじゃないですか!」
すると、あまりの出血に動揺し過ぎたのか・看護師が立ち尽くしてしまって信じられない一言を・・・・
看護師「私、パニックになっちゃった???><」
父「何やってんだよ!!そこにタオルがあるから取ってくれ!!出血の場所をこれで圧迫するから。」
その直後、その看護師は・さらに信じられない行動をしようとしたのです。
なんと、血が止まらないまま・次の点滴の針を刺そうとしたのですから・・・(呆)
父「お前はアホか!!今止血の最中だろうがよ!!何を看護学校で習ってきたんだ!?」
看護師「担当医から、これも打つように言われたので・・・」
父「まずは止血しろよ!!それが先だろうが!!」
その後、止血が完了した後・その看護師が信じられない一言を・・・
「血が止まって良かったですね。何かありましたら、私たちに伝えてくださいね。」
父「もう1回勉強やり直したほうがいいんじゃないのか!?」
さすがに父は怒りを通り越して呆れちゃったのか、担当医にクレームをつけたのですが
担当医も「そんなにレベルの低いスタッフがいるのは信じられない・・・」と呆れていたのだとか。
さらに問題なのは、「その医療機関(病院)が救急指定病院(※2.)である」という事。
そんな医療機関で働く看護師が(病棟看護師であって、ERの看護師ではないにしろ)このような
低レベルであっては絶対にならないと感じるのは、私だけでしょうか?
<用語説明>
※1.ソルデム3A・・・テルモ製の・水分や電解質を補給するための点滴液です。
※2.日本の救急医療機関を種類分けしますと
一次救急軽症患者(帰宅可能患者)に対する救急医療
二次救急:中等症患者(一般病棟入院患者)に対する救急医療
三次救急:重症患者(集中治療室入院患者)に対する救急医療
となります。
父が以前掲載した「大腸カルチノイド切除術」を受けるために短期入院をすることになったのですが、
点滴をした際に・大問題が起きました。
電解質の補給のために「ソルデム3A(※1.)」という点滴を行って針を抜いた際・あろうことか
腕から大出血してしまったのです!!
父「こんなに出血しちゃったじゃないですか!」
すると、あまりの出血に動揺し過ぎたのか・看護師が立ち尽くしてしまって信じられない一言を・・・・
看護師「私、パニックになっちゃった???><」
父「何やってんだよ!!そこにタオルがあるから取ってくれ!!出血の場所をこれで圧迫するから。」
その直後、その看護師は・さらに信じられない行動をしようとしたのです。
なんと、血が止まらないまま・次の点滴の針を刺そうとしたのですから・・・(呆)
父「お前はアホか!!今止血の最中だろうがよ!!何を看護学校で習ってきたんだ!?」
看護師「担当医から、これも打つように言われたので・・・」
父「まずは止血しろよ!!それが先だろうが!!」
その後、止血が完了した後・その看護師が信じられない一言を・・・
「血が止まって良かったですね。何かありましたら、私たちに伝えてくださいね。」
父「もう1回勉強やり直したほうがいいんじゃないのか!?」
さすがに父は怒りを通り越して呆れちゃったのか、担当医にクレームをつけたのですが
担当医も「そんなにレベルの低いスタッフがいるのは信じられない・・・」と呆れていたのだとか。
さらに問題なのは、「その医療機関(病院)が三次救急指定(※2.)である」という事。
三次救急指定病院は、最も深刻な救急患者の診療を行う・高度な医療機関です。
その医療機関で働く看護師が(病棟看護師であって、ERの看護師ではないにしろ)このような
低レベルであっては絶対にならないと感じるのは、私だけでしょうか?
<用語説明>
※1.ソルデム3A・・・テルモ製の・水分や電解質を補給するための点滴液です。
※2.三次救急・・・もっとも重症の救急患者を診療する医療機関。おおまかに分けますと・・・
一次救急軽症患者(帰宅可能患者)に対する救急医療
二次救急:中等症患者(一般病棟入院患者)に対する救急医療
三次救急:重症患者(集中治療室入院患者)に対する救急医療
これは、つい最近のこと。
父が採血と採尿の後の診察を受けられる体調ではなく、帰宅して静養を望んだため、
やむなく、私が代わりに受診することに。
今回の診察では、担当医が処方する医薬品の中に・皮下出血や腹痛の副作用の恐れのある
ものが少なくなかったため、それらのリストを作成して臨むことに。
担当医「●●●さん、どうぞ」
私「こんにちは、お世話になります。お忙しいですね。さて、今回は・父が体調が悪くて
受診できる体調ではなかったので、代わりに来ました。」
担当医「(ムッとして)本人に来させてくださいよ!」
私「法律ではそうなのはわかってますがね、仕方ないでしょ?で、どうも父の皮下出血と
腹痛などがおさまらないので、以前の手術で出来た・腸の癒着だけでなく、医薬品の副作用
も原因してるのではないかと思いましてね、ちょっと調べてみたんです。
そうしたら、このように(特に「バイアスピリン」や「エピナスチン」で)重篤な副作用が
報告されていて、その多くが・父の症状に当てはまっているんですよ。
(ふらつき、胃部不快感、胃痛、しびれなど)」
担当医「(マジに怒って)じゃ、全部中止しましょうか、処方を!」
私「バカな事をおっしゃらないでください。処方薬の副作用の可能性があるかも、という
事で・処方の再考をお願いします、という事じゃないですか?」
担当医「ほかの医薬品までストップすると、血圧だって大変になりますよ!」
私「そんなん、当たり前です。何を言ってるんですか?」
担当医などのスタッフ「(医療用のPHSで連絡して)暴言なので、警備員は来てください!」
~~ワラワラと、ガタイのいいおじさんたちが取り囲む~~
私「別に喧嘩を仕掛けたわけじゃないのに、コード・イエロー(暴言や暴動が
あった際に宣告)。本当にバカな医者ですね、呆れますよ。」
担当医「(最強に怒り狂って)あんたね、あんたの親父さんは・勝手にいなくなっちゃって
『この薬を出せ!』とか『こういう処置をしてくれ!』とか、おかしいんだよ。」
私「しょうがないでしょ?来られない時だってあるんだから。最低限の医薬品は
処方してくれないと困ります。」
・・・というやり取りがありました。
研修医上がりの子供じみた担当医ですので、いきなりキレることも多く・正直困るんですよね(><)。
これは、つい最近のこと。
父が採血と採尿の後の診察を受けられる体調ではなく、帰宅して静養を望んだため、
やむなく、私が代わりに受診することに。
今回の診察では、担当医が処方する医薬品の中に・皮下出血や腹痛の副作用の恐れのある
ものが少なくなかったため、それらのリストを作成して臨むことに。
担当医「●●●さん、どうぞ」
私「こんにちは、お世話になります。お忙しいですね。さて、今回は・父が体調が悪くて
受診できる体調ではなかったので、代わりに来ました。」
担当医「(ムッとして)本人に来させてくださいよ!」
私「法律ではそうなのはわかってますがね、仕方ないでしょ?で、どうも父の皮下出血と
腹痛などがおさまらないので、以前の手術で出来た・腸の癒着だけでなく、医薬品の副作用
も原因してるのではないかと思いましてね、ちょっと調べてみたんです。
そうしたら、このように(特に「バイアスピリン」や「エピナスチン」で)重篤な副作用が
報告されていて、その多くが・父の症状に当てはまっているんですよ。
(ふらつき、胃部不快感、胃痛、しびれなど)」
担当医「(マジに怒って)じゃ、全部中止しましょうか、処方を!」
私「バカな事をおっしゃらないでください。処方薬の副作用の可能性があるかも、という
事で・処方の再考をお願いします、という事じゃないですか?」
担当医「ほかの医薬品までストップすると、血圧だって大変になりますよ!」
私「そんなん、当たり前です。何を言ってるんですか?」
担当医などのスタッフ「(医療用のPHSで連絡して)暴言なので、警備員は来てください!」
~~ワラワラと、ガタイのいいおじさんたちが取り囲む~~
私「別に喧嘩を仕掛けたわけじゃないのに、コード・レッド(暴言や暴動が
あった際に宣告)。本当にバカな医者ですね、呆れますよ。」
担当医「(最強に怒り狂って)あんたね、あんたの親父さんは・勝手にいなくなっちゃって
『この薬を出せ!』とか『こういう処置をしてくれ!』とか、おかしいんだよ。」
私「しょうがないでしょ?来られない時だってあるんだから。最低限の医薬品は
処方してくれないと困ります。」
・・・というやり取りがありました。
研修医上がりの子供じみた担当医ですので、いきなりキレることも多く・正直困るんですよね(><)。
これは、最近のこと。
父の処方された医薬品を入手するため、とある大手の調剤薬局チェーン店に行ったら、
調剤を専門とする薬局には珍しい・登録販売者の女性スタッフがいらっしゃいました。
私「(薬剤師に)あれ?新しいスタッフが入ったのですか?」
薬剤師「いえ、彼女は週1日だけ・この薬局に来ていただいてるのですよ。」
私「ドラッグストア以外での登録販売者スタッフの雇用は・珍しいですね。」
薬剤師「実は当グループの薬局では、OTC(※1.)の販売に力を入れることになりまして、
そのために来ていただいてるのですよ。」
私「なるほど・・・。確かにOTCに限って言えば・登録販売者のほうが詳しい部分も
あるかもしれないですからね・・・。特に、こういった調剤薬局におきましては(※2.)。
・・・そういえば、私の友人が登録販売者の資格を取って、薬店を開業していますよ。」
スタッフ一同「へぇ~~!!(全員興味を示す感じで)」
私「今度薬剤師を雇って・第1類(医薬品)を扱いたい、と言ってましたっけ(※3.)」
薬剤師「(ニッコリとして)それは、いい傾向です。」
・・・というやり取りがありました。
このやり取りでは(時間的余裕もなかったこともあって)尋ねられなかったのですが、
気になったことは、その登録販売者の方の肩書が「事務スタッフ」となっていた事です。
「薬剤師ほどのステータスではないにせよ、都道府県知事の管轄する資格である登録販売者の
有資格者が、医療資格のない事務スタッフと同じように扱われるのはいかがなものか?」
と思いましたね。ドラッグストアでは待遇に「明らかな差」をつけていますので、調剤薬局でも
OTCを積極的に扱うのならば・登録販売者としての身分を尊重すべきではないでしょうか?
<用語説明>
※1.OTC・・・一般用医薬品
※2.調剤薬局においては、薬剤師は医療用の医薬品に関する知識は豊富でもOTCを扱う事が
少ないので、OTCを専門に扱う登録販売者のほうが詳しかったりします。
※3.第一類医薬品を販売できるのは、薬剤師だけです。
(このため、ドラッグストアでは・第一類医薬品を薬剤師コーナーで販売していたりします)
これは、先週のこと。
父が大腸がんの検診のために内視鏡検査を受けることになったのですが、その際に
結構な数のポリープが見つかりました。
看護師「お父様の大腸の中に・10個以上のポリープが見つかりました。」
私「1年半前には、この病院で2個しか見つからなかったのに!?」
看護師「ガン化していないかどうかポリペクしてみましたが、取り切れないものもありました(※2.)。」
私「ぶっちゃけ、どうだったのですか・・・?」
看護師「いくつか疑わしいものがあった、とだけしか言えませんが、結果は改めておしらせします。」
私「ところで、それだけ除去して・すぐに帰宅させてしまって大丈夫なのですか?ポリープを
取った後に・クリップで出血を止めますよね?もし出血しちゃったら、大変になるかと。
実は昔、父が大学病院でポリープを取ってもらった時、6個取ってもらってすぐに帰宅させられたのを
県立病院の医師が不快に思っていたことがありましてね・・・。」
看護師「その件については、医療機関によって見解が違うんですよ。『2~3コ取ったら入院』とか
『10個以上取っても、場合によっては帰宅でも構わないだろう』とか・・・。」
・・・というやり取りがありました。
大腸ポリープ切除の後は出血がある場合が多いので、多く取った時は1日入院させたほうが無難と
思うのは、私だけでしょうか?
<用語説明>
※1.大腸ポリペクトミー・・・大腸内視鏡検査でポリープが見つかった際は、ガン化しているのかを
調べるため、ポリープの切除を行います。
大腸ポリープにはガン化の可能性の薄い「過形成性ポリープ」と、ガン化しやすい「線腫性ポリープ」の
2種類がありますが、過形成性ポリープであっても・大きいものには稀にガンが潜んでいる場合が
あるために切除の対象になることも。
※2.過去に大腸の切除を行っている部位のポリープは、除去できない事があるようです。
これは、半月前のこと。
障害者関連施設の経営に携わる患者さんが来院された際に、現状について会話しました。
患者さん「先生、障害者就労施設の関係者をご存知でしたら紹介していただきたいのですが・・?」
私「このあたり(私の住んでいる地域周辺)の関係者とは・あまり関係は持っていないので
ご期待にはそえないかもしれません・・・・」
患者さん「そうですか・・・。実は就労支援ワーカー(※)の方をご存知でしたら、紹介してほしいのです。」
私「・・・というと・・・??」
患者さん「このあたりの就労支援ワーカーの質に・どうも納得がいかなくて。本当は職場で
働かせてもいいはずの障害者に対して『まだ施設で働いたほうがいいから』と言って働かせたり・・・」
私「それは、施設の経営に関連してだと思いますけど・・・。施設としては、職場復帰となったら
国からの補助金がその分減るので、障害者を囲みこみたい現状があると考えます。」
患者さん「確かにそうなんですよ。本当はそれじゃいけないんですけどね・・・。あと、企業に対して
『この方はこういう障害を持っているので、こういうふうに接してあげれば・きっと戦力になりますよ。』
とアドバイスしたり、入所者に対しての教育支援といったものも不十分だと感じますね。」
私「就労支援ワーカーの質は、玉石混交ですからね・・・(--;。それ自体は国家資格ではないので、
質を一定以上に保つのは難しいかと・・・。」
・・・という会話がありました。
就労支援ワーカーは障害者が自立就労するのに不可欠なスタッフですので、現在のような
「認定制」ではなく、国や地方自治体の公認資格とすべきと考えます。
<用語説明>
※就労支援ワーカー・・・正式名称「就労支援員」。利用者のニーズに合わせて、パソコンや木工などの
技術指導を通して職業訓練を行いますが、生活相談員や生活支援員のように「公認資格取得」が前提に
なっていないスキルのため質にかなりのバラつきがあるのです。ただ、最近は「社会福祉主事任用資格」
が求められてきつつあると言われていますので、だいぶ改善されるかもしれませんね。
これは、昨日のこと。
いつも往診に伺っている高齢者の患者さんを治療している時、患者のお嬢さんと会話しました。
お嬢さん「先生の治療の他に、とある施設の理学療法士と准看護師に来ていただいてるのですが・・・。」
私「そうなんですね?どのようなリハビリをされてるのですかね?」
お嬢さん「父がこんな状態(自分で運動があまり出来ず、神経痛もある状態)なので、軽く手足を
動かすくらいにしてもらっています。」
私「この体調じゃ、急激な運動ができませんものね・・・」
お嬢さん「その施設のスタッフは個性が強すぎて、患者の家族の都合を全く考えないって感じです。
しかもケアマネの査定が・超スーパードライなので、してほしい介護が全く受けられないのですよ。
だから、その分・自費でどうにかならないか相談したら、『介護保険と自費の併用は好ましくない』と
言われてしまい、困っています。」
私「ケアマネの技量によって、介護サービスが全く違ってしまいますからね・・・><。
私の知ってる方で、前のケアマネの査定に不満を持って、業者を変えた方がいらしゃいましたよ。」
お嬢さん「もう1つ困ってるのは、そのスタッフたちは『病気があるなら、すぐ医者に行け!』と
ばかり言うんです。肝心の医者のほうが『年に数回受診してくれればいいわよ。今の所
(血液検査の)数値に気になる点がないから』と、言ってくれてるのに・・・」
私「今の医療と介護は連携するのが普通なので、きちんと情報共有してるか疑問ですね。
医療機関と介護施設が系列の場合は緊密に連携できるのですが、系列でない場合・なかなか
連携が取れてない場合が多いのが現状で・・・。スタッフとしては『痛い場所がある人を介助しにくい』
という考えなのでしょうけど・・・。」
お嬢さん「出来たら、先生(私のこと)に・リハビリもお願いしたいのです。先生は介護やリハビリも
お出来になりますから、安心なのですよ。」
私「法的には治療後のリハビリも可能ですが、どちらかと言えば私は治療がメインですので、
リハビリは専門職に任せたい所なのです。」
・・・・というやり取りがありました。
「訪問介護の家族も、かなりの悩みやストレスを抱えているのだな」と、改めて考えさせられました。
最近の民間医療保険では、「先進医療特約」がついている保険商品が主流になっていますが、
いざ先進医療を受ける際に・支払われるのか不安になってしまいますよね?高額なので・・・。
これは、本日のこと。
母が重粒子治療を受けることを望んでいる事をふまえ、加入している保険会社の保険で
先進医療がきちんと保証されるかを確認するために、父が保険会社に電話をしてみたのですが・・・。
父「おたくの会社の先進医療保険に入っているんだけど、確認できるか?」
保険の代理人「私は保険会社の人間じゃないので、確約はできないんですよ。申し訳ございません。」
父「なんだそりゃ?しっかり答えてくれよ!」
保険の代理人「これから保険会社の電話番号を教えますので、詳しく聞いてください。」
父「(私に)もしかして、これって・保険会社の詐欺行為かよ?」
私「それはないでしょ?条件が整えば出すものだから。」
父、保険会社に直接電話をかける。
父「おたくの保険の先進医療特約、しっかり出るのか?」
保険会社「ご質問の件ですが、厚労省に指定された医療機関で・しかるべき先進医療を受ければ
支給される仕組みとなっておりますので、ご安心くださいませ。」
電話の後で・・・
父「なんで、先進医療特約だけで月数千円も取る保険会社と、たった数百円で入れる保険会社とが
あるんだろうな?お前わかるか??」
私「高額に取るのは『最大手の保険会社・もしくは共済系』で、支給金額は少ないものの
先進医療を受ければ、比較的早期に支払ってくれる保険会社だと思う。
それに対して、安価で入れるのは・中小の保険会社である場合がほとんどで、
『先進医療を受けた後に支払う形式』だったり『支払い基準が厳しかったりする』かと・・・。
いずれにせよ、どの先進医療特約に加入したとしても
厚労省に登録された医療機関で先進医療を受けないと、たとえ先進医療と
同じ医療を受けたとしても支給されないので、注意が必要な事は間違いないよ。」
・・・という事がありました。
実際、先進医療特約の注意事項には「厚労省で先進医療指定を受けていない医療機関で
先進医療を受けたとしても、先進医療とは認められないために・当社は支払いません。」
という要綱が記載されていますので、保険の契約書は・きちんと読んだ方がいいですね。
これは、つい最近のこと。
母のガンが直腸付近で再発して、(以前と比べて)大きくなってしまったため、新たな治療薬を
使用する事に。
担当医「最近、(副作用のため)抗がん剤を使用していなかったので、ガンが大きくなってしまいました。
血液検査での腫瘍マーカーの値も・前よりも増えてきています。」
私と母「(データを見せられて)確かに大きくなってますね・・・・。1.5倍くらい・・・・。」
担当医「ベクティビックス(※1.)というお薬を使ってみましょう。
検査の結果・使えそうな感じ(※2.)なので。最近認可された・新しい治療薬です。
これまでの『FOLFOX』と併用します。」
母「どのようなお薬ですか?」
担当医「これまでのお薬とは違って、ガン細胞に遺伝子レベルで作用して、増殖を抑えます。
ただ、このタイプのお薬は『副作用がひどいほど効果が高い』事がわかっているので、それを
ご了承ください。」
私「どのような副作用ですか?」
担当医「特に皮膚症状(※3.)が気になってくると思いますから、そのための医薬品やクリームをお渡し
しますので、毎日・それらを塗布してください。」
この後、個室に呼ばれて詳しい説明をされたのちに治療が開始されましたが、副作用やクリームなどを
皮膚に塗っているために・家事ができにくくなっております。また、2日間は薬剤を携帯用の容器から
注入するために、日常動作に不便が生じるのも困った問題です。
次回の検査で効果が出てくれればいいのですが・・・・。
<用語説明>
※1.薬剤名「パニツムマブ」。アムジェン株式会社が開発し、武田薬品工業が販売しています。
※2.EGFR(ヒト上皮増殖因子受容体)に作用する、分子標的型抗がん剤。
がん細胞内の「KRAS遺伝子」が変化していないタイプのがん(全体の40%)に用いる
(なお、変化してしまっている場合は全く効かないので、別の治療が必要となります)。
※3.重度の皮膚障害・爪の炎症・かゆみ・紅斑などの副作用が報告されており、
ひどい場合は間質性肺炎などを起こすことも。
これは、つい最近のこと。
いつも往診している高齢者の患者さんが、最近血圧が異常に高くなってしまいました。
患者さんの娘さん「先生(私のこと)、最近父の血圧が血圧計で計測できないくらい
高くなってしまうんです。」
私「えっ!?それはマズいので、内科を受診して降圧剤を処方していただいたほうが・・・・」
娘さん「父の血圧を毎日測っているのですが、最高血圧が260とか280とかいっちゃって・・・
エラー(計測不能)になってしまうのも・1度や2度じゃないんです・・・。」
私「今は季節の変わり目で天候不順な事もあって、高齢者の体調が悪化しやすいんです。
一番怖いのは、高血圧が原因で脳血管障害とか起こってしまう事で、
意識不明になったら大変ですよ。
とりあえず鍼灸治療で血圧の調整等をしておくので、できるだけ早く内科を受診されることを
お勧めします。」
・・・というわけで、治療に入りました。
●まずは、鎖骨の内端の突起から数センチの・首の前の部分。この奥の動脈が触れる部分の近くに
「星状神経節(せいじょうしんけいせつ)」があるのですが、ここを・特殊な技術で刺激します。
(注;この技術は熟練の「はり師」または「麻酔科医」しか使用できませんので、
医療事故予防のため・詳細を省かせていただきます。)
●次に、「内関」・「神門」などのツボに、浅くハリで刺激を加えます。
●その後、全身調整のツボにも刺激。
●この患者さんは便通と前立腺に問題を抱えているので、最後に・それらの治療を加えました。
8~10回治療後の結果;娘さんが後ほど、近医で降圧剤を2種類処方していただいたらしくて、
それらを飲ませていただいたのと、血圧を下げる漢方薬も飲ませているらしいので、
それらの作用もあったのかも知れませんが、最近は・最高血圧が150~180程度にまで
下がってきています(たまに200台まで行く場合もあり、まだ油断はできませんが)。
近日中に再び往診をしますが、これからも・この調子で改善し、適正な血圧にまで
落ち着いてくれることを祈っています。
(今回のお話も、お食事中以外の・食間や就寝前等にご覧いただければと・・・)
前回に掲載した診察の結果、年末ギリギリに内視鏡検査を受ける事になったのですが・・・
大腸内視鏡検査の場合・腸の中を空にしなきゃいけないので、前日からやる事があります。
〇前日の夜9時から絶食。
〇腸の中を空にするため、ラキソベロン(液状の下剤)やセンノシド(コーラックの成分の1つ)・
ニフレック(2Lの水に溶かして飲む、スポーツドリンク味の下剤)の3つを服用して便を出し切る。
〇(これに関しては、病院から指定はされませんでしたが)より効果的に腸内を空にするため、
医療用の大腸検査食である・キョーリン製薬の「インテスクリア」を使用しました
(2500円くらいで、病院の近くの調剤薬局にて販売されています。結構美味しいです。)。
・・・で、当日は絶飲食で病院の検査室へ。
まずは検査着に着替えさせられてから点滴を打たれ、いよいよ内視鏡検査を受けることに。
検査には家族が付き添ってくれたこともあって、緊張はしませんでした。胃カメラと違って、
さほど苦痛は感じませんでしたね。
今年に入ってすぐに・改めて診察があって結果を告げられたのですが・・・・
私「何かガンとかありましたか・・・?」
医師「う~~~ん。明らかにガンじゃないね。これは、初期の『痔』だよ。」
私「えっ!?痔・・・・ですか??手術は必要ですかね?」
医師「この程度なら、薬で十分だよ。心配しなくていいよ。」
私「両親が大腸がんやってるので気になります。できればオペしてほしいのですが?」
医師「今の痔の治療は、切らないのが主流なんですよ。この程度でも切っちゃう医療機関は
存在しますが、後の事・・・つまり後遺症が出ることを考慮すると、切らないほうが身のためです。」
私「では、なぜ便秘がちなのでしょうか?」
医師「それは、あなたの大腸が長いからでしょうね。長い人は、便秘がちになりますよ。
痔の薬と一緒に下剤も出しますので、それで様子見てください。」
・・・というわけで、「ラキソベロン」と「強力ポステリザン注入軟膏」を処方されて診察は終了しました。
結果的に手術するような病気ではなくて良かったですが、親と同じ病気になる可能性もあるため、
毎年定期健診を受けようと思っています。
(今回は大腸に関するお話ですので、お食事中以外の・食間や就寝前等にご覧いただければと・・・)
これも、昨年のこと。
市内の病院で大腸検査を申し込み、検便用の容器を渡されました。
「検診予定日の1週間以内に、大便に差し込んでください」との事だったので、
1つは検査日5日前・もう1つは2日前に差し込んでいき、検診日に持参することに。
市からの書類と保険証・診察券などを提出した後、採血や身長・体重・血圧の測定を
された後に診察室へ通されました。
医師「大腸検査は、今回が初めてですか?」
私「はい。・・・で、両親が大腸がんで手術を受けたことがあるので内視鏡検査を受けたいのですが、
どうすればいいでしょうか?」
医師「両親が大腸がん!?(驚)それじゃ、受けたほうがいいな。予約が必要だから、
今から予約するといいよ。
結果は2週間後に郵送するから、陽性が出たら・内視鏡検査を勧める通知がくるだろうけど・・・」
私「数週間前から便に血が少々混じるようになったので、これから予約します。」
・・・てなわけで、病院の受付に戻って・その旨を伝えると・受付にいた案内役の看護師の表情が
みるみる険しくなって・・・・
看護師「・・・で、いつから便潜血が出るようになったわけ!?」
私「2週間前からです。」
看護師「今は11時50分ね。そ、それじゃ今から消化器内科に予約を入れるから、診てもらいなさいよ。」
私「い、今からですか??何も受診の用意をしていないのに!?」
看護師「診察を受けないと・内視鏡の予約ができないのよ。」
・・・てなわけで、大腸検診の結果が出ていないうちから・急に消化器内科医の診察を受けることになり、
大晦日前に内視鏡の検査をすることになってしまったのでした・・・(涙)。
しかも、「紹介状なしの受診」になったので、別途「3000円+消費税」も徴収されるという事態に><。
(次回につづきます)
これは、去年「胃のバリウム検査」を受診するため市内の病院を訪れた時のこと。
私(入口の近くの受付で)「胃の検査を受けたいのですが・・・?(※1.)」
事務員「エレベーターで2Fに上がったら、通路をず~っと進んでください。突き当たりが、
検査室の受付になります。」
指示されたとおりに進むと・古びた検査室の受付室がありました。
私「胃の検査を受けたいのですが・・・?」
事務員「レントゲンですか?内視鏡ですか?」
私「内視鏡の予約はどうですか?10月後半あたりがいいのですが・・・?」
事務員「内視鏡の予約は、ちょっと取れないですねぇ。レントゲンでしたら、その期間にできると思います。」
私「でしたら、レントゲンでお願いします。」
この選択が、あとで大変な思いをすることになるとは・・・・(--;。
そして、10月後半。
前日に定められた絶飲絶食をして(※2.)病院に到着。
検査室のロッカールームで検査着に着替えた私は、ちょっと歩いてレントゲン室へ。
到着後、まずは発泡剤と少量の水を渡されて飲まされました(※3.)。
「げっぷを出したくなりますが、出さないでください!」という技師からの指示があったので我慢(--;。
次に、バリウムを・空気と一緒に飲みます(※4)
その後、地獄のレントゲン撮影が始まりました。
あちこちの角度から撮影をするので、寝心地のお世辞にもいいとは言えない装置で
我慢しながら何度も姿勢を変えて寝転がるのは、はっきり言っていやなものでした。
撮影後、多めに水を飲まされてから・センノシド(わかりやすく言えば、コーラック)を2錠渡されました。
さて、結果は・・・全くもって異常なしでした^^;。
胃がんがなくて良かったですが、下剤の量が足りなかったのか・翌日に猛烈な便秘に苦しむことに。
病院に駆け込む事も考えましたが、父の持っていた「ラキソベロン」や浣腸で処置した結果、事なきを
得ました。今年の検査での胃の撮影は、内視鏡にしてみようかなぁ・・・?
<用語説明>
※1.異常が発見されても、病院ですぐに精密検査できるため。
※2.前日夜10時から絶飲食です。
※3.発泡剤で胃を膨張させ、バリウムを胃壁に付きやすくします。
※4.食道の撮影(食道二重造影)をする時のみ。
これは、つい最近のこと。
以前来院していた高校球児が再来院しました。
私「あれ?今日はどうしたの?」
高校球児(以下;患者)「去年の夏に・練習中にボールを思いっきり指にぶつけちゃって骨折しました。」
私「確か、肩も悪かったよね?」
患者「はい、肩も疲労がたまると痛みます。」
・・・とりあえず、ベッドに親御さんと一緒に誘導して・親御さんの見てる前での治療を開始しました。
〇まずは、肩と腰とかの・練習の疲労のをとる治療。
〇それが済んだら、いよいよ指の治療に移ったのですが、右手の薬指の関節が・半分しか屈曲
(くっきょく;曲がること)しなくて、とにかく関節の近くの筋が固すぎました。
私「これは、相当長期間・固定してたんだね。リハビリもしてなかっただろ?」
患者「数か月間・ずっと固定されたままでした。固定が取れた後も・医者に「日常生活がリハビリだから」
と言われて、まったくリハビリなんてしてませんでした。
私「(もっと早く来院してくれれば・早く改善したのに、と思いながらも)これじゃしょうがないから、
可能な限りは良くはしとくよ。」
親御さん「先生、この後遺症は・ずっと社会人となっても引きずるんでしょうか?」
私「なんとも言えないですが・・・『(改善するのは)可能な範囲内』としか言えないですね。」
・・・というわけで、治療とリハビリに入りました。
〇まずは、関節周囲の組織を柔らかくして動かしやすくするため、鍼灸で刺激。
〇その後、ゆっくりと・まずは私の力で注意深く動かした後・自分で動かさせる。
〇治療後は、自宅でも「せんねん灸」などを使って・患部を温めたりリハビリしたり指導する。
という方針としました(なぜ自宅でもさせるかといえば、治療院だけでの治療だけでは
関節を良くするには回数が足りず、したがって・自宅でも毎日ケアしてもらうのが重要なのです)。
あれから何度も来院していただいた結果・関節は少しずつ曲がるようにはなってきましたが、
「骨折の後の・最初のリハビリって重要なのだなぁ」と・改めて感じています。
2017年最初のお話(第6話)は、「医者の左遷」に関するお話です。
これは、私の兄が北陸地方にいた時の話。
兄が北陸地方の田舎の病院に入院していた際、担当医と交わした会話。
兄「先生は、どこの医学部を卒業されたのですか?」
担当医「●●大学(旧帝国大学系)医学部です。」
兄「へぇ~!そんな高学歴な医者が、なんで・このような田舎の病院なんてに
勤務しているのですか?」
担当医「実は・・・大学病院にいた時に、同僚をブン殴ってしまいまして・・・・
教授に左遷を言い渡されてしまったのです><」
兄「え~~~~っ!?喧嘩は良くないですよ先生!!」
担当医「今思えば、『馬鹿な事をしちゃったな』と・後悔の毎日です。もし喧嘩しなければ
出世街道まっしぐらだったのに・・・。」
・・・といったやり取りがあったようです。
これは医師に限ったことではございませんが、大学病院という組織においては
たまに・このような「問題を起こした医療関係者の左遷」という事があります
(私の知ってる限りでも数名いました)。
大学病院のみならず、巨大な組織においては・いろんな派閥が勢力争いをしていたり
人間関係がギスギスしがちだったりしますが、トラブルを起こして出世コースから外れる事は
絶対に避けたいものですね・・・。
これは、今月初めのこと。
父の処方箋を・いつもの調剤薬局に持って行ったところ、女性の薬剤師さんが私の所にやってきて・・・
薬剤師「びんちゃん☆さん(実際は私の実名です)、この降圧剤は・当薬局には在庫がないので、
近くの系列薬局にまで・ザザザ~ッ!と走って行って、ザザザ~ッ!と取ってくることにします。」
私「(ずいぶん面白い表現をする薬剤師だな、と思いながら)どのくらいお時間がかかりますか?」
薬剤師「え~~~っと、20分ぐらいでしょうかね?」
私「じゃ、お願いします。待ってますから。」
・・・普通、こういうやり取りをすると・薬剤師自身が取ってくると思うじゃないですか?でも、違いました。
すぐに事務の女性が普段着に着替えて「私が取りに行ってきま~す!」と言って、社用の車で
出て行ってしまいました^^;。「おいおい、自分で取って来いよ(--;。」と思いつつ、20分後。
先ほどの事務の女性が医薬品を手に戻ってきて、薬剤師に手渡したのです。
すぐに名前を呼ばれたので、薬剤師の説明を受けて渡されたのですが・・・・
私「いや~~~!大手調剤薬局グループの強みを垣間見た気がしましたよ。不足する薬剤を
融通しあえる強みがありますからね。」
薬剤師&事務の女性「うちの薬局のすぐ近くに・系列の薬局があるのですが、そこになければ
数日お待ちいただくことになるかもしれませんよ。」
私「そうでしたか。ちなみに、私の知ってる個人の薬局では・取り寄せに4日~1週間くらいかかる
こともありますからねぇ・・・^^;。」
事務の女性「い、1週間も・・・!?」
・・・というやり取りがありました。
普通、医薬品の取り寄せにかかる日数は・遅くても「2~3日くらい」、早ければ翌日には届くものですが、
(赤字を避けるために)在庫を少なくしているような所では、もう少しかかることもあるようです。
これは、今月初めのこと。
父の処方箋を・いつもの調剤薬局に持って行ったところ、女性の薬剤師さんが私の所にやってきて・・・
薬剤師「びんちゃん☆さん(実際は私の実名です)、この降圧剤は・当薬局には在庫がないので、
近くの系列薬局にまで・ザザザ~ッ!と走って行って、ザザザ~ッ!と取ってくることにします。」
私「(ずいぶん面白い表現をする薬剤師だな、と思いながら)どのくらいお時間がかかりますか?」
薬剤師「え~~~っと、20分ぐらいでしょうかね?」
私「じゃ、お願いします。待ってますから。」
・・・普通、こういうやり取りをすると・薬剤師自身が取ってくると思うじゃないですか?でも、違いました。
すぐに事務の女性が普段着に着替えて「私が取りに行ってきま~す!」と言って、社用の車で
出て行ってしまいました^^;。「おいおい、自分で取って来いよ(--;。」と思いつつ、20分後。
先ほどの事務の女性が医薬品を手に戻ってきて、薬剤師に手渡したのです。
すぐに名前を呼ばれたので、薬剤師の説明を受けて渡されたのですが・・・・
私「いや~~~!大手調剤薬局グループの強みを垣間見た気がしましたよ。不足する薬剤を
融通しあえる強みがありますからね。」
薬剤師&事務の女性「うちの薬局のすぐ近くに・系列の薬局があるのですが、そこになければ
数日お待ちいただくことになるかもしれませんよ。」
私「そうでしたか。ちなみに、私の知ってる個人の薬局では・取り寄せに4日~1週間くらいかかる
こともありますからねぇ・・・^^;。」
事務の女性「い、1週間も・・・!?」
・・・というやり取りがありました。
普通、医薬品の取り寄せにかかる日数は・遅くても「2~3日くらい」、早ければ翌日には届くものですが、
(赤字を避けるために)在庫の少ない個人薬局とかでは・もう少しかかることもあるようです。
これは、ある人から聞いたお話です(もちろん実話に基づいています)。
ある医学部の研究者が
「とある製薬会社の売り出している健康ドリンクには、栄養が入っていない!」
・・・という内容の論文を・雑誌にリークしようとしたところ、翌日・その製薬会社のMRさん(※)
が訪ねてきて、以下のようなやり取りがあったそうです。
MRさん「先生、うちの会社の栄養成分について発表しようとされてるとか・・」
研究者「いかにも。」
MRさん「(持っていたカバンの中身を見せながら)もし先生が論文を破棄してくださるなら、
先生が教授になるのを・全力で応援致します。」
研究者「もし公表したら・・・?」
MRさん「先生の論文を・全力でもみ消させていただきますから!」
・・・そして月日がたち、その研究者は・めでたく医学部の教授に就任することになったのですが、
以前の製薬会社のやり取りを・後輩の医師に酒の席で聞かれ・・・
後輩の医師「あの時のカバンの中身は、どうされたんですか?」
教授「馬鹿野郎!そのままにしとくわけがないだろう?教授にさせてくれるって言うんだぞ。」
このお話でもおわかりのように「製薬会社は、医師の出世にまで影響力を持つようになってきている」
のが現状です。そのカバンの中には・何が入っていたんでしょうね?大体想像は出来ますが・・・。
※MRさん・・・医薬情報担当者のこと。医療従事者を訪問することなどにより、医薬品の品質・有効性・
安全性などに関する情報の提供・収集・伝達を主な業務として行います。
薬剤師や薬種商・登録販売者などといった「医薬の専門知識を持った人」が行う仕事です。
これは、先週の日曜日のこと。
1週間以上風邪を引いている高3の女の子が、母親に連れられて来院しました。
私「結構咳出てるねぇ~。どんな感じ?」
女子高生「咳が結構でて、熱っぽいです。喉も痛いです。」
母親「この3日間、学校休んでるんですよ。来週には通わせたいと思って・・・来年受験ですから。」
私「それじゃ、早く治さなきゃだね。お母さんに、治療を見てもらっていいかな?」
女子高生「いやだ。圧(=威圧感)を感じる。」
私「(おいおい、親御さんに納得させるには・それが一番なんだけどなぁ・・・)ま、いいや。
お母さん、待合室で待っていてください。お茶淹れますから。」
・・・ということで、JKの治療です。
極度の痛がりでしたので、刺激を超軽めにし、ハリは皮下0.5ミリくらいの刺入にとどめました。
●まずは、「尺沢」と「孔最」「合谷」に、せんねん灸をすえる。
まずは、これだけで・のどの痛みと咳が軽くなりました。
●次に、上記のツボと・冷え性がひどいので、冷え性のツボやホルモンバランスを整えるツボに
治療を加えました。
●最後に、背中の上部の「肺兪(はいゆ)」、「風門(ふうもん)」などにハリ刺激して、残った症状を
緩和して、治療を終えました。
治療後ベッドから立たせて効果を確認させたところ、まったく消えていたので治療を終了。
「もしかしたらインフルエンザかもしれない」とのことで・インフルエンザに有効とされる
「麻黄湯」を勧めておきました。
後日母親が来院されましたが、学校に行けるようになったとの事。回復して良かったです。
来年受験を控える受験生にとって、今は「最後の正念場の時期」ですからね。。。
これは、とある薬局に関する・真実のお話です。
創業数十年の、両親が古くからお世話になっている薬局(前回のお話の漢方薬局とは異なります)
が、創業者の薬剤師さんの病死により・存続のピンチに陥りました。
きっかけは、保健所から電話でクレームを付けられた事から始まったのです。
保健所「おたくは薬剤師が常駐していないから、いない時間帯は閉店してくれ。」
薬局「え~~~っ!?これまで、そんな事言われた事なかったですよ。」
保健所「それに、おたくは健康茶を・お客さんに試飲させているだろ?それもだめだ。」
薬局「どこの薬局・薬店も、それをやってるじゃないですか?
薬剤師が常駐していないなら、薬店(ドラッグストア)ならいいんでしょうか?」
・・・など、かなり突っ込まれたようです。
後ほど内情を聞いたところでは・・・
1.薬剤師がいない間は、代わって歯科医師が調剤していた疑いがある。・・・薬事法違反の疑い。
2.医療用薬品のみならず、OTC(一般用医薬品)の取り置きが極端に少なく、いつも取り寄せになる。
・・・すぐ必要な時に間に合わない。
3.閉店する時間が、以前よりも多くなった。・・・従業員の給料を払えなくなっている?
という有様ですので、もはや末期状態かもしれませんね・・・。
ちなみに、薬剤師が常駐していませんと、以下の点で・薬局にとってはすごく痛いんです。
○薬局とは名乗れない・・・薬事法により、薬剤師がいるから「薬局」と名乗れるのです。
登録販売者のみですと「薬店(ドラッグストア)」扱いとなります。
○第1類医薬品を扱えない・・・OTCは第1類から第3類までに区分されています。その中でも
「効果が高いけれども誤った使用をすると危険性が高い」とされている「第1類医薬品」を販売できるのは、
薬剤師だけです。このため、薬局であっても薬剤師が不在の時間帯は・第1類を販売できないように
なっております(例;ウエルシアグループやスギ薬局グループ)。
○処方箋調剤ができない・・・医療機関からの処方箋に基づいた調剤ができるのは、薬剤師
だけです。このため、処方された医薬品は・薬剤師からの説明の後に手渡されます。
これは、とある薬局に関する・真実のお話です。
創業数十年の、両親が古くからお世話になっている薬局(前回のお話の漢方薬局とは異なります)
が、創業者の薬剤師さんの病死により・存続のピンチに陥りました。
きっかけは、保健所から電話でクレームを付けられた事から始まったのです。
保健所「おたくは薬剤師が常駐していないから、いない時間帯は閉店してくれ。」
薬局「え~~~っ!?これまで、そんな事言われた事なかったですよ。」
保健所「それに、おたくは健康茶を・お客さんに試飲させているだろ?それもだめだ。」
薬局「どこの薬局・薬店も、それをやってるじゃないですか?
薬剤師が常駐していないなら、薬店(ドラッグストア)ならいいんでしょうか?」
・・・など、かなり突っ込まれたようです。
後ほど内情を聞いたところでは・・・
1.薬剤師がいない間は、代わって歯科医師が調剤していた疑いがある。・・・薬事法違反の疑い。
2.医療用薬品のみならず、OTC(一般用医薬品)の取り置きが極端に少なく、いつも取り寄せになる。
・・・すぐ必要な時に間に合わない。
3.閉店する時間が、以前よりも多くなった。・・・従業員の給料を払えなくなっている?
という有様ですので、もはや末期状態かもしれませんね・・・。
ちなみに、薬剤師が常駐していませんと、以下の点で・薬局にとってはすごく痛いんです。
○薬局とは名乗れない・・・薬事法により、薬剤師がいるから「薬局」と名乗れるのです。
登録販売者のみですと「薬店(ドラッグストア)」扱いとなります。
○第1類医薬品を扱えない・・・医薬品は第1類から第3類までに区分されています。その中でも
「効果が高いけれども誤った使用をすると危険性が高い」とされている「第1類医薬品」を販売できるのは、
薬剤師だけです。このため、薬局であっても薬剤師が不在の時間帯は・第1類を販売できないように
なっております(例;ウエルシアグループやスギ薬局グループ)。
○処方箋調剤ができない・・・医療機関からの処方箋に基づいた調剤ができるのは、薬剤師
だけです。このため、処方された医薬品は・薬剤師からの説明の後に手渡されます。
父はガンの手術後にネフローゼ症候群を発症したのですが、術後の症状がかなりひどくて
「苦しい、死にたい」を繰り返すようになりました><。むくみもひどく、男子便所で
なかなかお小水ができない状況に・・・。医療機関がうまく対応してくれないので
「漢方薬でどうにかならないか?」と頼まれたのですが・・・・。
父「どうにかならないか?もう死ぬしかないのか?」
私「いや、今の症状なら『牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)』と『柴苓湯(さいれいとう)』を飲めば
落ち着くはずだから、漢方薬局で買ってくるよ。」
・・・というわけで、漢方薬局に行って購入。すぐ飲ませたのですが、すぐに意外な反応が返ってきました。
私「あれ?苦しいとは言わないね?」
父「なんだか急にだるさが取れてむくみが少なくなった。元気が出て、男子便所で小便が
できるようになったんだ。」
私「このまま飲んでいれば、きっといい結果が出そうだね。」
・・・その言葉通り、1週間後に医療機関で血液検査を受けた結果、担当医の女医さんが
意外な反応を示す結果に。
担当医(女医さん)「あれ?あれほど悪かった腎臓とたんぱく尿の数値が良くなってますね。
入院の必要は全くないので、このまま様子を見ましょう!で、何か(お薬を)飲みましたか?」
父「実は・・・かくがくしかじか。」
担当医(女医さん)「(一生懸命電子カルテにその旨を記入して)ちょっとカリウムが少ないので
カリウム剤を増やしますが、そのほかは問題ないです。また2か月後お待ちしてます。」
その後薬局にも行きましたが、血液検査の結果を見せたら・やはりびっくりしてました。
実費で漢方薬を購入するのは値段が高くて困りますが、明らかに効果が望める場合は
漢方薬による対処が必要かもしれませんね。