次の月曜日にジェイクはゴールデン・ドラゴンに行った。
メイリンが注文を取りに来たとき、ジェイクはメアリーのことを話した。
「彼女は来月結婚するんだ。あのおみくじは嘘だったんだ」
「さあ、わからないわよ。ご注文は？」

ジェイクは食事をあまり食べず、座ったまま考えていた。とても悲しくて、本当の愛は
もう見つけられないだろうと思っていた。

メイリンは勘定とフォーチュンクッキーをもってきた。
ジェイクは彼女の方を見ることもなく下を見たままだった。
それでも気を取り直してクッキーを開けてみた。
そこには

”Your　True　Love　is　in　Front　of　You”
「あなたの本当の愛は目の前にあります」と書いてあった。

顔を上げるとメイリンが目の前にいた。
メガネ外しヘアスタイルも変えとても綺麗だった。
ジェイクはメイリンを見つめた。
「君はひどいタイピストだね」
「まあね、レッスンをしなくっちゃ」
「今度教えてくれるかしら」
「もちろん」

おわり