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フォーチュンクッキーⅡ

次の日ジェイクはあのフォーチュンクッキーのことを考えていた。
おみくじなんてものを信じているわけではないが、
「あなたの真実の愛はすぐ近くにある」
という言葉は本当であるような気がしてしかたがなかった。
本当の愛というのは誰だろう・・・・

「受付のジュディかもしれない、彼女はいつも目が合うと微笑んでくれるんだ」
ジェイクは受付に行って何気なく会話をして彼女を誘ってみた。
「ジュディ、今度の金曜日に映画を見に行きませんか」
「ごめんね。、ジェイク、私ボーイフレンドがいるの」
「あああ、ごめん」
ジェイクは恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまった。

ジェイクはゴールデン・ドラゴンに行って、メイリンにこのことを話した。
「メイリン、この前僕がもらったおみくじのことを覚えてる?」
「ええ、覚えてるわ」
「僕の恋人はすぐ近くにいると書いてあったから会社の女の子を映画に誘ったんだ」
「あら、そうなの」
「でも、彼女にはボーイフレンドがいたんだよ。おみくじは本当なのだろうか・・・」
「もしかしたらアパートの隣に住んでるメアリーかもしれない」
「彼女はいつも親切にしてくれるんだ」
「彼女は美人なんだ」

メイリンはジェイクの注文を書き留めて、キッチンへ歩いて行った。
食事のあとでジェイクはフォーチュンクッキーを開けてみた。
"Your True Love Is Vary Vary Near”
あなたの恋人はとてもとても近くにいます。
前と同じタイプ用紙だった。
「メイリン、見てごらんよ。でも”Very”のスペルが違ってる」
「まあ!」




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設立日
2010年03月29日

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