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連なる詩Ⅲ

投稿者:和泉

おかげさまで「連なる詩」 第三弾です。

詩のテーマは、前の人が書いた詩の中からの言葉を選びます。
選んだ言葉はきっと自分のなかの何かに共鳴したり、感じたりしたもの。
そうした言葉の「ひっかかり」を大切にしています。

書いてるうちに、詩のテーマとして選んだ言葉と内容が変わっていっても、それはそれでいいのです。

思ったこと、そのまま、書いていただけたらいいと思います。

アバター
2022/05/11 23:06
「それだけでいい」

なぜ
あれほど悲しかったのか

なぜ
あれほど憤ったのか

あなたが選んだんじゃなかったのか
あなたが約束したんじゃなかったのか

それも今はどうでもいい

何もにもとらわらずに
私はここにいる

そうさせてくれたのは
かつてのあなた、とは
絶対思わないけど

わたしはここにいる

それだけでいい
アバター
2022/05/10 19:09
「 弱弱しく 」

沈んでゆく 深海の先で 無防備になった自分と

取り巻く 記憶の 欠片たち

走馬灯のように 駆け巡る あの一幕を 書き換えてゆく

やっと目覚めて 新しい自分と 出会う

生を享けて キラキラと光る 水面を目指して 浮上してゆく

まだ見ぬ未来など どうでもいい

ただ ただ いまを 大切にして 生きるだけ

それだけでいい
アバター
2022/05/10 16:49
「 心震えるものに 」

出会えたと、思ったんだ その時はね

だけど、何かが 引っかかって

何だろう、何だろう、、、って

目を凝らしてみたり、手探りで想像してみたり

だけどね、それって、、、 自分と 同じだったの

投影される 自分が そこにいるようで

あぁ、、、 そういうことなんだね って

弱弱しく 微笑むんだ

それでね、不思議と そこに、こみ上げてくる感情は、感謝だった

不思議だね、哀しみが来る と思っていたのに

感謝がくる なんてね
アバター
2022/04/21 23:40
「捜し」

何もいらない

何も欲しくない

そのままで生きていく

そう思っていたのに

心は何か捜していたんだろうか

気づく

見つける

心震えるものに

遅くない

手のひらで暖めるように

育てる心の広がり
アバター
2021/12/03 22:12
「現れる」

猫がいる

いつもの場所、違う場所

捜したり捜さなかったり

いるのはわかってる

いつもどこからか現れる

片割れ

キミがわたしを

見つけてくれるね
アバター
2021/10/27 23:23
「答え」

思いがけなく、現れた

ずっと抱えていた思いが解けてゆく

ありがとう、さようなら、お大事に
アバター
2020/11/02 02:25
「自分の中」

答えはここに

外に求めるのではなく

自身の中にある
アバター
2019/12/05 00:11
「場所」

たいらにいる

思惑も誘いも多くある中

平らにいる

自分の場所

みつけた

自分の中

誰にも侵されない

誰にも入れない

ひとりの場所

欲しかった場所
アバター
2018/11/02 21:21
「光」

紅葉の中

行き先を忘れて

自転車を止める

光と風と海と

いちばん好きな風景

この場所がある

ずっと


アバター
2017/08/06 22:16
「輪郭」

大きな太陽

強い光

痛いほどの光線

いつのまにか

ひまわりもうなだれる

種をつなぐために

命をつなぐために

次の季節をつなぐために
アバター
2017/05/31 22:01
「心の中」

心の中にいるはずのキミが

輪郭が薄れてぼやけてる

はじめて泣いた

あれだけ

はっきりくっきりいなくなっても感じられてたのに

輪郭がぼやけて無彩色

はじめて泣いたよ
アバター
2016/12/20 22:26
「抱きしめる」

たくさん
抱きしめさせてくれてありがとう

たくさん
撫でさせてくれてありがとう

そばにいて
見つめて
眼の中の自分を見た

キミが良い場所に行ったことを疑わない

キミがつらくなく行ったことを疑わない

今もそばにキミがいる

心の中にいる、ということを

初めて知った

アバター
2016/12/07 01:36
「 つながる 」

偶然じゃない これは必然

紡ぐ言葉 広がる思い出

増してゆく あなたへの想い

今は やがて訪れるその時のため

描く夢を  抱きしめる

アバター
2016/06/06 23:07
「黒」

山の稜線が黒くつながる
黒の上と下とで
色が別れる

空の透明な色
山の存在の強い色

黒はどちらにもある
自己を主張しているとも
自己を隠すようにも
見える色

アバター
2016/06/03 02:58
「 黒 」

黒 それはあなたの色

緑を見ることのできないあなたにとって

黒は迷いのない 信じられる色

黒が好き あなたはいつでも黒を選ぶ

それがあなたにとって 落ち着く色だから

そして 私は 黒を見るたび あなたを想う

あなたがいるから 黒に惹かれる
アバター
2016/05/26 22:46
「真っ暗」

真っ暗な中でひとりさまよう
足跡が
軌跡を描く

息づくもののない世界で
ひとり歩く

足跡が
新しい世界をつくる

黒の世界
安寧と安らぎ

真っ暗な中で
黒の意味を知る
アバター
2016/05/26 17:25
「自由な振りをしながら孤独を感じ」


君の描く夢は色鮮やかで
僕の描く絵は真っ暗で
そんな二人に惹かれ合う

想いでの向こうには何があるのだろう
鮮やかな思い出を作り
真っ暗なぼくを作りあげ
ひとりぼっちの僕は僕を嫌うから
貴方の好きな僕は色鮮やかに見えて
隠れて涙して
愛し合える今を感じていた

終わりない迷路をあなたの心に
アバター
2016/05/26 17:08
「ただ一つを」

ずっと僕は独りだった
はじめての恋に
はじめて愛される喜び感じた

二度と出会えない
今の君と僕に願いを込めて
愛してると言葉を投げかける

自由な振りをしながら孤独を感じ
それでも生きている

貴方が居れば独りじゃないよ
それなら僕はずっと君の傍に居てあげたい
居て欲しい
愛して
愛されて
今しかない同じ時を同じ気持ちで歩んで行く
いつかの恋を想い出しながら
幸せを噛みしめながら
歩いてく
アバター
2016/05/26 16:54
「知りたい」

沢山の花はいらない
ただ一つを
飾っていたい
眺めていたい

惹かれあう恋じゃなく
一方的な恋だから
こんなに痛いのかな心
張り裂けそうな想いをいつか伝えたい
そう思いながらも

ただ見惚れていたい
アバター
2016/05/23 21:21
「恋」

歌ってる
大きな声で歌ってる
聞こえる
きれいな声


あなたの
つぶやく声を聞かせて
独り言を知りたい
きれいな声じゃなくていい
あなたはそのままで美しい
きれいな声じゃなくていい

あなたが見る
その視線を感じるだけで
私は幸せな観客になる
アバター
2016/05/23 01:42
「君無しじゃ生きてる意味さえ」

今日も鳴りやまない雨が
逢えない寂しさを掻き消してしまう

隣の温もりに安心して眠る
明日さえ願えない
そう永遠に輝いて居たいという気持ちさえも

君との甘い恋
夢の続きのように僕の心の中ずっと渦巻いて

雨は降り続いている
君に逢いたいよ

また隣の温もりに安心して
二度と戻れないから
抱きしめたい

全ての温もりを 君に重ねて
想い出して居た
アバター
2016/05/23 01:38
「苦い想い」

何もかもがかすんで見えた世界に
君が生きる意味教えてくれた

いつしか君無しじゃ生きてる意味さえ
見いだせなくなって追いかける

何もかも信じられなかった
ただ一緒に居たかった

どんどん離れてく距離が怖い

また独りもがいて暗闇の中
君の気持ちさえも信じられない

〝貴方の気持ちがわからないよ”
君の声が震える
ねぇ 上手く生きるすべ 教えてよ
一緒に居るのに涙零れる

あの日の君を消したのは自分だった

もう居られないよ 
貴方の心が悲鳴をあげた

さようならそう言って
もう独りの僕が心閉ざした

最後に伝えたいことは・・・
アバター
2016/05/22 17:24
「静かな空間に」


傷ついて 迷っても いつだって
君に送るよ 甘いだけのチョコレート

もう泣かないで
少し苦い想いも抱きしめるから

ほら 君がくれた
苦いだけのチョコレート
気づいていた

当たり前じゃないこと
二つの心離れて行かないよ

ずっと傍に置いて置くよ
甘いだけのチョコレート
アバター
2016/05/12 20:36
「揺れる」

新緑の季節
春をこえた日の光
まぶしすぎる景色のむこう
静かな空間に
命の息吹を見る
揺れる空気の中で
小さな子供が遊んでる
アバター
2016/05/11 15:30
「椀の底」

溢れ返った水が手を伝って、
底なんか見えやしないの。

揺れる、揺れる、私の顔。
いくら見つめても底なんて見えないの。

だから、注ぐ。
椀の原型はもうわからない。
アバター
2016/05/10 21:09
「境界線」

金色のふちどりの中に薄桃色
銀色のふちどりの中に薄青色

小さなちょうちょが境界線から舞い踊る
小さな椀の中の無数のちょう

小さなやさしいちょうちょが
椀の底でいっぱいになる
アバター
2016/05/08 04:29
「 奇跡 」

あの日
あの時
あの場所で

共鳴し合った宝物
吹き飛んでいった境界線
何もかもが 結びついてゆく
アバター
2016/05/02 20:13
「木漏れ日」

雪の白
木の緑
桜の桃色
日の赤色

色とりどりの宇宙の奇跡
木漏れ日に隠れる小さな虫
同じ生の自分がいる
アバター
2016/04/24 02:15
「森の奥」

そっと 耳を澄ましてみる
清流のせせらぎが ほら

君にも きこえるだろうか

木漏れ日に 包まれる
あたたかな 心地良さ

互いが互いを想う 気持ちのよう
アバター
2016/04/19 21:59
「風」

子天狗が飛んでる森の奥
緑が映る 木陰の湖

きらめく日の光を浴び
たくさんの時をかけて
生き続ける生命の森

今までも
これからも

あの山にも
風が吹くのだろう
アバター
2016/04/19 18:42
「猫」

あなたは 猫

私は 犬

いつも じゃれあって 遊んでる

でも、時々 悲しくなって 泣いてるね

雨が降っても 風が吹いても 変えられないもの

涙して、 抱きしめて、 また笑う

アバター
2016/04/17 21:57
「寄り添って」

暖かい雨を
家の中から見て
寄り添ってくれるのは小さな猫

ころんと横になれば頭を近づけてきてこっつんこ
寝返りうてば背中にひっつく

ひとりじゃない時間が
ゆるやかに流れてる
アバター
2016/04/17 01:48
「小さなせかい」

居心地がいいの わかってる

時間も気にせず ずっとこのまま・・・・

いつだって そう思う気持ちに 偽りはない

外に出たら 崩れてしまいそうだよ

このまま このまま・・・・

何も考えずに 寄り添っていたい
アバター
2015/02/11 22:04
「夢」

ひとりで山野をめぐるあの子
馬と友になり斜面を飛び降りて行くのだろう

赤い髪のあの子
荒ぶる海を越えて
みなが休める島を見つけるのだろう

続く物語の登場人物
心の中にだけにいる人たち
小さなせかいがそこにある
アバター
2015/01/16 21:30
「夢」

輪郭がはっきりする
夢の中
なぞったカタチ
輪郭だけがくっきり見える

消えるかもしれないカタチ
でもそれは
また新なカタチとして
目の前に現れる

アバター
2014/10/23 11:05
「飛んで」

夢の中に消える
夢の中で生きている
望めないと分かっている
だからペンを走らせる

心の中で分かっている
心の中で否定している
現実と向き合うということが
夢へ踏み込む一歩である
アバター
2014/09/08 23:19
「水」

深い森の中にひらひら

流れる水の中でふわふわ

中にいるときはわからない

飛んで

下界を見下ろしたら

どんな景色が見えるのだろう
アバター
2014/09/02 22:53
「大地」

湧き出る清水をそのままに

大地に還すのも

満つ水として流れさせてしまうのも

自然の中の一部の自分が

してもいいことなんだろう
アバター
2014/08/08 23:12
「ひとり」

感じるということは

大地を感じるということ

想うということは

世界を心にひろげること

ただひとつのこころを

大事にするということ

飛翔する自由なこころを

止めることはなにものにもできない
アバター
2014/08/02 23:05
「わらう」

傷つく人よ

赤い血を流し泣いてる人よ

ひとりで

誰も気が付いてくれなくて

その苦しみすら嗤われて

誰も何も言わず気が付かず

そんなことはない

言葉にできずにそばにいる

そういう人は

きっとそばにいるから
アバター
2014/06/05 22:08
「円」

丸いうずまく大きな円の中で

その中にいられない自分を感じたり

どっぷりつかってる自分を感じたり

遠く見てその中の大事を思ったり

わらったり、諦観したり、何も思わなかったり

何かを得ようとしない自由さを感じたり

許されて存在する感謝を感じたり

アバター
2014/03/31 23:15
「道」

この時代に

産まれてきた意味が何かあるのだろうか

多分

以前も現れては消えていた

そしてまた今ここにいる

自分で望んでいる

この時代に選んできたんだろうか

出会う人も終わることも

大きな円の中で
アバター
2014/02/05 23:07
「続いて行く」

手を引かれて行く道

後をついて行く道

誰かがいたらはっきりわかる

道はそこにある

たくさんの道が見えている

行くも行かずも

どの道を選ぶかも

自由自在

足を運ぶのは

自分ひとり
アバター
2014/02/02 00:05
「ぱたり」

ぱたりと落ちた手のひらをすくう

握り返す手の力

思ったよりずっと力強い手のひらの力

安心して握ってる

安心して眠りそうになる

きっと

そうしてもいいんだ

眠って安心してきっと続いて行く、と

そう思っていいんだ
アバター
2014/01/30 16:59
「はかなくなってしまうもの」

たらり、たらり
合わせた両手の隙間から
まるで私を嗤うように
まるで馬鹿だと潰すように

ぱたり、ぱたり
震える両手の隙間から
まるで私を殺すように
まるでくだらないと言うように

ふらり、ふらり
縮こまる躯の冷たさから
まるで私を壊すように
まるで空の掌に縋るように


泣いた
***このコメントは削除されています***
アバター
2014/01/30 16:58
「はかなくなってしまうもの」

たらり、たらり
合わせた両手の隙間から
まるで私を嗤うように
まるで馬鹿だと潰すように


ぱたり、ぱたり
震える両手の隙間から
まるで私を殺すように
まるでくだらないと言うように

ふらり、ふらり
縮こまる躯の冷たさから
まるで私を壊すように
まるで空の掌に縋るように

泣いた
***このコメントは削除されています***
アバター
2014/01/30 16:58
「はかなくなってしまうもの」

たらり、たらり
合わせた両手の隙間から
まるで私を嗤うように
まるで馬鹿だと潰すように


ぱたり、ぱたり
震える両手の隙間から
まるで私を殺すように
まるでくだらないと言うように

ふらり、ふらり
縮こまる躯の冷たさから
まるで私を壊すように
まるで空の掌に縋るように

泣いた
***このコメントは削除されています***
アバター
2014/01/30 16:56
「はかなくなってしまうもの」

たらり、たらり
合わせた両手の隙間から
まるで私を嗤うように
まるで馬鹿だと潰すように


ぱたり、ぱたり
震える両手の隙間から
まるで私を殺すように
まるでくだらないと言うように

ふらり、ふらり
縮こまる躯の奥底には
まるで私を壊すように
まるで空の掌に縋るように

泣いた
***このコメントは削除されています***
アバター
2014/01/30 16:55
「はかなくなってしまうもの」

たらり、たらり
合わせた両手の隙間から
まるで私を嗤うように
まるで馬鹿だと潰すように


ぱたり、ぱたり
震える両手の隙間から
まるで私を殺すように
まるでくだらないと言うように

あああ、あああ
縮こまる躯の奥底には
まるで私を壊すように
まるで空の掌に縋るように

泣いた
アバター
2014/01/26 21:33
「舞う」

ぽつぽつぽつ

何かが降ってくる

わらわらわら

何かが身の回りを舞う

ぽそぽそぽそ

何かが足元を巡る

目に見えるもの 見えないもの

静かにすれば

はかなくなってしまうもの

今はざわめく

先には消えると知っている
アバター
2014/01/03 20:33
「小道」

雪が舞う

散歩中のある時

音が無くなり

まわりを見渡すと

雪が舞い落ちてきた

雪が音を吸う

いつも見る小道が

一瞬にして違うものに変わる

雪が舞う

清廉の景色の中で

アバター
2013/11/05 22:51
「行く」

木綿のスカートがひるがえる

編み上げ靴でぱたぱた歩く

芝草の上をレースのフリルが舞う

夏の日差しの濃い影をふむ

秋の風の中の流れるスカートのひだ

靴下はもこもこ

土の小道を

底の浅い靴が行く
アバター
2013/11/03 20:16
「帰る」

迷ってるように見えた

「それでもいいんだよ」と
言ってあげたかった

ここでいるから一緒に行こうと
言ってあげたかった

よりよく生きたい 
そう思ってたあなた

その中にボクもいたの?と
思ってしまったよ

あなたが幸せだったか知りたいと思いつつ
ボクといて幸せだったかを知りたかったんだね

手をつないだ記憶は
ボクにとっての大きな大事な記憶

そばにいて笑ってくれた記憶は
ボクがここにいていいんだよ、のサイン

そうしてくれたあなた

よりよく生きた、と
思ってほしい

そう思うのも
ボクのわがままなのかな

きっときっと
あの子もいつかは
わかってくれるよ


アバター
2013/10/28 23:34
「まき散らそう」

てくてく あぜ道

歩きながらつんだススキを

ちょっと広い原っぱでまき散らす

誰もいないと思った古いレンガの家で

緑のエプロンのおばさんが顔を出す

「今 ゆでたのよ」ととうもろこし

ほおばりながら 小道を行く

大きな岩の風よけがよさげなところでひと休み

気が付いたら日暮近くで

小走りでおうちに帰る

いつも見てる明かりの下で

いつもように怒り顔のママ

あたためなおしてくれた夕ご飯がすんで

いつものように

星の見える お気に入りのベッドで

うさぎのぬいぐるみを抱いて

おやすみなさい
アバター
2013/10/25 23:45
「風景」

ちぎり色紙をまこう

色とりどりの色紙を

画用紙にまき散らそう

小さくちぎった色紙を

はじめからのりのつけた画用紙に

まき散らそう

できあがったものは きっと

はじめて見る風景
アバター
2013/09/30 23:32
「色」

天の川の光を身にまとい

夏の日差しを放つ人

緑の香りをその手に持ち

朱の言葉をのせる子どもたち

さざめく海で

喧噪の街で

風景が変わる

季節が変わっていく
アバター
2013/08/08 20:53
「早く」

急いで駆けて行く
君の隣まで
急いで喋るのは
君の心まで
急いで作り笑う
君の色まで

急いで、急いで
早く、速くって

そこまでして僕は
君の中まで
アバター
2013/08/06 22:49
「謳う」

小さな円に45度の切れ込み

大きな円に30度の切れ込み

右方向に 左方向に

早く廻り

ゆっくりただよう

重なりあって すれ違って

密になって まばらになって

木の葉が舞う

円が謳う

アバター
2013/07/31 00:25
「キミと」

手をつなごう

キミと

手をつないで歌おう

キミと

足をならし

手をふって

歌を謳おう

キミと
アバター
2013/07/27 21:10
「空」

抱きしめたい

我儘だろうか

あなたを

抱きしめたい

何もできない

遠い空が見えるだけ

この想いを

あなたは知ることはないだろう

でも

抱きしめたいと

いつも思う

哀しい人

言う言葉は見つけられないけれど

抱きしめたいと

ずっと思ってる
アバター
2013/07/26 17:58
「薄明りの夜」

一枚の絵の中に

浮遊して入る

絵の中の住人になり

薄明りの夜に

真昼の林の木漏れ日の中で

まどろむ住人になる

時間の流れが全然違う街で

空を見てる住人になる
アバター
2013/07/17 19:35
「背後」

風の音が聞こえる

遠くに近くに通る風の音

前から息吹

後ろからささやき

振り向いても 薄明りの夜

風の音が通る
アバター
2013/07/17 04:35
「あなたとあなた」

僕はあなたのために同情を感じるだろう
あなたが持っているすべては、ちょうど正面です
誰もがあなたの背後あなたに笑う
誰があなたを見て?
アバター
2013/07/16 00:50
「音、音」

仲間とともに歌う。
響きあう声、声、声

仲間とともに奏でる
溶け合う音、音、音

声が響きあい
音が溶けあい
心がひとつになる

そんな仲間にいつも感謝
アバター
2013/07/15 21:37
「響く」

胸の音が響く
楽しい、悲しい、切ない、嬉しい
君の音が響く
嬉しい、切ない、愛しい、恋しい

そんな音、音が、僕の中で
生きていられることがただ幸せ。
アバター
2013/07/11 23:14
「ステキ」

音が鳴る 女の子が現れる

リズムが響く 男の子が現れる

響く音色 顔を覆う手

流れる笛の音 手を離し遠くを見る目

音楽はいつも

物語を奏でる

現れた男の子と女の子の

物語が始まる

風に吹かれる少年と

糸つむぐ少女の

物語が始まる
アバター
2013/06/15 22:40
「自慢」

逃げない

突き詰める

立ち向かう

叫ぶ

迷い立ち止まる

君はステキ

ごまかし 自分を偽るよりずっと

君はステキ
アバター
2013/06/14 21:16
「使者」

弧を描く手が祈りを捧げる

地を蹴る足が天を目指す

我もなく 過去もなく

自慢もなく 誇張もなく

大きな世界からの使い

祈りの踊りを踊る人達
アバター
2013/06/12 23:00
「息吹」

薄紫の小さな花びら

濃い青色 薄桃色

雨に濡れた小さなものたち

大きく小さく息づくものたち

季節に生きるもの

時の使者

紫陽花がいる

アバター
2013/05/19 20:35
「交差」

交差するふたつの流線

青い色 赤い色

くっきりと弧を描く流れる光の線

まわりで煌めく数々の星たち

宇宙が形成される

流線が消えてしまっても

星たちが大きな息吹を始める
アバター
2013/05/14 21:48
「世界」

ひとつだと思った

もうひとりの自分だと思った

体はふたつだったね

見える風景も違ったね

いつから違ったのかはわからない

一瞬の交差

勘違いなんかじゃない

あの時確かに

光が交差した

アバター
2013/05/13 21:16
「ボクのもの」

奪えないモノ なんだ?
奪われないモノ なんだ?

そうしていつしか大きくなって
勝手に動き出しちゃうモノ

いつしかキミさえも欲しくなる
でもキミはキミだから飢えて行く

いつしかキミさえも恨めしい
でもキミはキミだから押し殺す

これだけこの世界は満ちていて
それであって皆バラバラで

一つになろうとか無理だけど、でも
分かり合うくらいならできる
アバター
2013/05/12 21:54
「気づき」

キミの苦しみはキミのもの

ボクの苦しみはボクのもの

どんなに近くいようとも

理解したい理解してほしいと思っても

ボクの心はボクのもの

それが支え

ボクでいることの原点

アバター
2013/05/07 22:25
「満ちる」

新しい風が吹く

滞った街の中にも

新しい風が吹く

閉じこもった部屋の中にも

新しい気づきがある

新しい風が吹く

悲しくはない

不思議に悲しくはないんだ

新しい風が吹く

産まれてきた時のように
アバター
2013/04/29 20:31
「全て」

暗闇の中の喧噪

光の中の静寂

新緑の中の息吹

孤独の中の充実

音のない世界での存在感

満ちる言霊

全てがそばに
アバター
2013/04/28 16:46
「残る」

あること ないこと

いること いないこと

残るもの 残らないもの

有限 無限

狭い 広い

全て あるがままに
アバター
2013/04/26 21:57
「空」

どんどんどん

吹けば飛ぶよな軽さだ どん

どんどんどん

鼻息ひとつで吹っ飛ぶ軽さだ どん

どんどんどん

声が聞こえても姿は見えず

姿が見えても心が見えず

どんどんどん

陽炎(かげろう)よりもはかなく消える

どんどんどん

もう何も 残ってない
アバター
2013/04/21 22:22
「空」

空に絵を描こう

青い空には流れる雲を

曇りの空には花吹雪を

雨の空には虹を

花舞い

雪が落ちる

そんな空を描こう
アバター
2013/04/17 21:42
「走る」

何かに向かって走ってた

何かはわからないけど目印があった

目印が見えなくなった時 立ち止まった

立ち止まってもいい

後ろに歩いてもいい

そこで寝転んでまどろんでもいい

目を覚まし

自分がいることを確認して

そして

空を見上げることができれば



管理人
和泉
副管理人
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参加
受付中
(管理人の許可が必要)
公開
メンバー公開
カフェの利用
24時間
カテゴリ
サークル/ゼミ
メンバー数
14人/最大100人
設立日
2012年02月21日

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