桜舞う宵に
美酒に酔いしれて
夢の如く楽しき刻を刻んだ。
儚く散った
仔猫の望みを弔うように
この世の全ては夢のように儚きものと謳へ。
桜舞う宵に
美酒に酔いしれて
夢の如く楽しき刻を刻んだ。
儚く散った
仔猫の望みを弔うように
この世の全ては夢のように儚きものと謳へ。
君が愛した
カルオネはもういないよ。
ここにいるのは
ハデスに守護される
記憶を失いし可哀相な娘、だけだよ。
逢わない方がいい。
焼け落ちた城を見ていない訳じゃないだろう?
そちらはそろそろ暑い盛りかと思われますが、
いかがお過ごしでしょうか。
先日はお気を遣って頂き本当にありがとうございました。
あのような事があって以来、そちらに伺うのも憚れて
疎遠になりつつあったところに結構な物を頂き
どう感謝して良いやら言葉も見つかりません。
全く蛍の姿には驚かされ、
それを...
空にぽっかり穴が空いて
全てを呑みこんだ。
僕も、君も、そしてその記憶さえも。
気がついたら
既に僕は僕でなくて
役割を担っていて
心を持たない人形のように
同じ繰り返しでモンスターと戦っていた。
ここは何処だろう?
僕は誰だったろう?
何故、如何して、戦っているのだろう。
夜明けとともに
それは訪れたんだ。
何も前触れもなく...。
最初に気付いたのジェシカだった。
思えば覚醒の時もジェシカが始まりだった、
いつも始まりは、あの気の毒な病身の娘なんだ。
光と闇が胸中にあふれる感じ、
神が宿る瞬間は、既にもうそこまで迫っていた。