ありがとう。
新しい世界をありがとう。
ほんの数日だったけど、楽しかった。
神様が呼んでいるから、
もう行くね。
寂しくないよ。
いつも傍に居る。
雨が降ったら思いだして天を仰いで。
ありがとう。
新しい世界をありがとう。
ほんの数日だったけど、楽しかった。
神様が呼んでいるから、
もう行くね。
寂しくないよ。
いつも傍に居る。
雨が降ったら思いだして天を仰いで。
また会えたね。
あんなに小さかったのに
君は大人になったね。
私が散る頃には
君は旅立つんだってね。
いっておいで。
そして、いつかまた帰っておいで。
今より咲き誇って待っているから。
確かに、軍本部に、それも重要なポストに
兄は在籍している。
だけど、兄に助けを乞おうとはハナから考えていない。
兄は忠誠を誓った誇りある軍人だ、
謀反の疑いがある人間を私情で庇ったりはしないさ。
”アーサー、聞こえるか?...久しぶりだな。”
兄さんっっ...!?
ヴィンセント、今のは君がよくない。
いくら幼いからといって、レディに対する発言ではないよ。
友人が失礼をしたね、ミス。
いいえ
本当のことですもの。
でも伯爵さまはいい方みたいね。
私、大好きだわ。
ははは。
大人になると君みたく素直にモノが言えなくなるから不思議だよ。
さぁ、可愛らしい姫様
お...
天空に浮かぶ都市は確かにあるよ。
夢物語ではなく実在するんだ。
ただ、人間が見ようとしないだけ。
飛行機で見つけ出す事は出来ないけど
精神を解き放てば空中都市も海底要塞も触れられるさ。
薄っぺらな世界にしがみついて生きている
人間達には難しいかもしれないけどね。