障子の向こうは明るくて
朝が来たのを知るんだ。
朝も夜もそれ以外は何も変わらない。
咳が止まらない。
何時も構わず苦しくて
僕の知らないところで世界は周ってゆくんだ。
朝も昼も夜も
春も夏も秋も冬も
僕を切り離して知らず巡ってゆく。
障子の向こうは明るくて
朝が来たのを知るんだ。
朝も夜もそれ以外は何も変わらない。
咳が止まらない。
何時も構わず苦しくて
僕の知らないところで世界は周ってゆくんだ。
朝も昼も夜も
春も夏も秋も冬も
僕を切り離して知らず巡ってゆく。
夢に見たんだ。
いや、夢に見たというのは語弊がある。
確か、間違いなく、君の視線だった。
夢に見た記憶は残っていなくとも
朝、目が覚めた時まだ視線を受けた感覚が残ってた。
いや、いいんだ。
責めてる訳じゃなくて
嬉しいんだ。いつだってどんな時だって、
過ごした時間は宝物のように胸にあるんだ。
秋風たつ季節
黄金色の穂と共に風に揺れ
現れる秋の使者殿は
誰も姿を見た事のない
噂の御方。
ただ気がつくと
豊作と言う置き土産を置いて
立ち去られる奇特な御方。
破壊神と称される貴方様が
何という有様です!!
何とでも言うがいい。
暴力と破壊で征服する時代は終わったんだ。
もう世界は恐怖では支配出来ないだろう、
愛とか平和とかふざけた台詞をほざく気は無いが
もう時代は確かに変わったんだ。
正気でございますか?
破軍は、もう手に取らないという事でしょうか。
湯布院へ行こう。
趣のある温泉宿があるんだ。
近くには社寺があって
そぞろ歩きなんてのも洒落てるだろう?
本当は桜の頃に誘いたかったんだけど、
まだ君の病が完治していなかったし。
ね。湯治っていう名目すればいい。
おいしいもの食べて、
ゆっくり湯につかって
羽を伸ばそう。