お嬢様の日常パターン1
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/10/10 22:31:20
おはようございます、お嬢様。
今日は、ご加減いかがですか。
朝食はお持ち致しましょうか?それとも食堂でとられますか。
おはよう。
そうね、今日は気分がいいから
久しぶりに食堂で食べようかしら。
かしこまりました。
すぐに着替えの支度をご用意致します。
ねぇ、メアリ?
私、あなたが大好きよ。
....
おはようございます、お嬢様。
今日は、ご加減いかがですか。
朝食はお持ち致しましょうか?それとも食堂でとられますか。
おはよう。
そうね、今日は気分がいいから
久しぶりに食堂で食べようかしら。
かしこまりました。
すぐに着替えの支度をご用意致します。
ねぇ、メアリ?
私、あなたが大好きよ。
....
カルダモンの扉を開けて
マジョラムに誓約をして
彼の地へ向かって下さい。
フランキンセンスが彼方の下僕となり
ミルラまで案内してくれるでしょう。
途中ネロリが邪魔をするやもしれませんが
決して口をきいてはなりませんよ。
ベルガモットの呪いを受ける羽目になりますよ。
寒くない?
ブランケットを持ってくるよ。
あ、それより何か温かいものを入れようか?
いいから、傍に居て。
うん。そうして居てくれるだけでいいから。
あたたかい。
いい香りがする。
酔ってるの?
寝惚けているの?
いつも貴方じゃないよ。
記憶にある香り
やわらかく清楚でほのかにスパイシー
懐かしくて、嬉しくて、切なく苦しい香り。
想い出になった記憶が蘇る。
夢のように幸せで
明日が来るのが待ち遠しかった頃。
どうしてだろう。
これは涙?止まらない。
もう想い出なのに。
ドワーフの森で出会った少女?
え?ああ、そう言えばドワーフの森なのに
見た感じエルフの少女だった。
いや。それはないだろう。
エルフの王族なら髪の色は銀色だろう?
森で見掛けた子は冴えない赤髪だった。
アマルシの私生児か。
それは考えなかった。
確かに、それなら...!!
懸賞金がかかってる娘じ...