アスパシオンの弟子23 走馬灯(後編)
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/10/24 16:32:37
白い光があふれてる。ここはどこなんだろう? だれかといた気がする。 だれだっけ? 僕、さっきまでどこにいたんだっけ? ああ、ハヤトに会いたいな……
ハヤトはとてもえらい大公の隠し子で。お母さんが死んでから、お城にひきとられたんだそうだ。 家庭教師は、少しでも笑うと鞭...
白い光があふれてる。ここはどこなんだろう? だれかといた気がする。 だれだっけ? 僕、さっきまでどこにいたんだっけ? ああ、ハヤトに会いたいな……
ハヤトはとてもえらい大公の隠し子で。お母さんが死んでから、お城にひきとられたんだそうだ。 家庭教師は、少しでも笑うと鞭...
マブシイ…… ココハ、ドコ? マッシロ ヌクヌク キラキラ マッシロ ヌクヌク キラキラ…… 「……おはようございます……お師匠さま」 「お...
こんにちは、霜辺です。
トルさんとルウさんが霜辺家にやってきましたのは一年前の9月中旬。
ほぼ一ヶ月児で本当に小さかったのです。
どのぐらい小さいかというと、本棚の棚に入って眠れるぐらい。
二人は五人兄妹で、猫がたくさんいるお宅で生まれたのですが、
ルウさんは仔猫たちの中でも一番やんちゃだったそ...
Ego amo te(3)
変身術を覚えた時。俺はとてもうれしかった。 術自体とても高度なものだったし、いろんなものになれるのがすげえ面白かった。俺の前世って一体どんだけあるのって感じだった。 どれだけのものになれるのか、夢中で次々試した。 お師匠様も、すごいすごいってすんげえ喜んでくれたし...
Ego amo te(2)
広場を横切るバーリアルは、しばし立ち止まり天を仰いだ。聞き耳を立てているような素振りだ。おのれの主人から新たな司令を受けたらしい。 主人……バルバドスは一体どこにいる? このレベルの古代兵器を自在に操るためには至近距離にいなければならない...