大鬼達が家路につくのはいつも夜だった。
「かあちゃん、はらへった」
大鬼が土で汚れた手で鼻を拭きながらそう言った。
「おまっとさんだね。そろそろ帰ろうか。かあちゃんもはらぺこ」
大鬼は母のこの言葉をずっと待っていてた。
「うん」
嬉しそうに頷いた大鬼は微笑みながら母の顔を見上げた。
「な...
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ゴキブン
主人公、大鬼(だいき）の家族は変わっていた。
母以外は人間でなかったのだ。
父の大吉は新しく鬼界に現れた新種の鬼のダルマ鬼で、普段はただの手足の無い置物のダルマだが、活動する時には隠している手と足を出して動き回るのだった。
それは人間が寝静まった夜中のことで、人間がそれを目撃する事は滅多になく...
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間の子鬼（あいのこおに） 2
- カテゴリ： 自作小説
- 2013/01/23 00:26:18
僕はダルマ鬼と人間の間の子鬼の大鬼（だいき）。
僕はお父さんのダルマ鬼が動いてるのを見たことがありません。
小さい時よく雪ダルマになって動いてるお父さんを想像しました。
お父さんが雪ダルマになって歩いてる姿です。
ダルマ鬼には七種類の色の鬼がいますが、お父さんは赤なのに僕が想像すると何故か黒色雪ダ...
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間の子鬼（あいのこおに）
- カテゴリ： 自作小説
- 2013/01/22 22:17:24
僕の名前は大鬼（だいき）。
お父さんはダルマ鬼の大吉でお母さんはダルマ女のカナコ。
鬼と人間の合だに生まれた間の子の子鬼です。
お母さんのダルマ女とは都市伝説に出てくる両手両足が無い女性が有名ですが、僕のお母さんには手も足もありただ太っていたのでダルマ女と呼ばれていただけみたいです。
お父さんのダ...
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今日のオニくじは赤鬼系でダルマ鬼最低の大吉ダルマ鬼だ！
ウインクなんかしちゃて。
ダルマ鬼の手足は亀のようにダルマ甲羅の中に隠されている。
ピグのアバタのようにピコピコと歩いてる姿を想像してしまった。
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