ドン・虫けらオケラ占い師
- カテゴリ： 自作小説
- 2012/05/25 14:02:46
虫の動きで人生を占う占い師がいた。
その名は、どん・むしけらおけら、縮めてドン・オケラと町内では呼ばれていた。
彼が占いに使う虫はオケラ、「手のひらを太陽に」の歌の歌詞に出てくる虫のミミズとオケラとアメンボウのオケラだ。
見たことの無いヒトもいるだろう。
モグラに似た手を持つコオロギを長くしたよ...
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ゴキブン
モグラ王国が地底にあるそうだ。
そこで、ゴキゴキは地底探検に出掛けることにしました。
洞窟探検用道具の他に、暗闇でも見える暗視グラスを掛け、モグラ捕獲用網とモグラたたき用ハンマーを手に持ち、私は洞窟へと出発しました。
洞窟はモグラ洞窟と呼ばれ、そこで人間と同じ大きさのモグラが度々目撃されていたが...
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地獄使者はこの日、カエル村の住人ガエル達に６通の黒紙を手渡すことになっていた。
どこの家でも手渡すのに時間が掛かり、持っていた黒紙が最後の一枚になった時には夕方近くになっていた。
「最後の一枚は渡したくないな」
地獄使者はそう呟くと村の出口の近くにある蓮池に向った。
蓮池ではゲココが一日の池での作...
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カエル村に一人の少女がいた。
父親ガエルが病弱だったために、幼い時から母親の手伝いをして家を助けてきた。
彼女の母親は池で蓮を栽培して、それを売って生計を立てていた。
彼女の名前はゲココ、一人っ子で姉妹はいない。
スタイルはあまり良くないが、可愛くて働き者のゲココは村でも人気のカエルだ。
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