8.
「守るべきモノがあったんだ。
...さぁ、お帰りだ。18号案内してやれ。」
あからさまに表情が変わった、3人と1匹が部屋を出るまで
その表情が緩むことはなかった。
部屋を出るとレトラは煙草に火をつけた。
そして、案内に歩く少女、18号に声をかけた。
「...悪いこと、聞いたみたい...
8.
「守るべきモノがあったんだ。
...さぁ、お帰りだ。18号案内してやれ。」
あからさまに表情が変わった、3人と1匹が部屋を出るまで
その表情が緩むことはなかった。
部屋を出るとレトラは煙草に火をつけた。
そして、案内に歩く少女、18号に声をかけた。
「...悪いこと、聞いたみたい...
7.
24号はバツ悪そうに、小さく咳払いをした。
「悪かったな、醜態を見せてしまった。
早速なんだが...、彼を返すことは保証しよう、その代わりと言ってはなんだが...
お前達の話しを聞かせてもらえないか?
外部との接触がないので、少しでも知っておきたいのだ。」
意外な展開だった。
...
6.
「さっき庭にいたのが4号、今すれ違ったのが9号だ。
2人とも初期に作られたプロトタイプだから、自我がうすいんだ。無愛想なのは許してやってくれ。」
同じ顔を、一体どこで見分けをつけているのか?
24号はすらすらと紹介しつつ奥の部屋に入った。
と、その部屋にはまた金色巻き毛の少女がいた...