子供の頃の茜雲-色鉛筆series-
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/01/31 22:13:58
ブランコを立ちこぎしながら見た
あの頃の夕焼け空は
今よりもっと澄んでいて、
浮かんでいた雲もただただ綺麗だった気がする。
いつからだろう
赤く染まった夕焼け空、浮かぶ雲を見て
無性に泣きたくなるような何とも言えない感情が
湧いてくるようになったのは。
ブランコを立ちこぎしながら見た
あの頃の夕焼け空は
今よりもっと澄んでいて、
浮かんでいた雲もただただ綺麗だった気がする。
いつからだろう
赤く染まった夕焼け空、浮かぶ雲を見て
無性に泣きたくなるような何とも言えない感情が
湧いてくるようになったのは。
2月は誰でしたっけ?
カードを切りつつ
深紅のガーネットが尋ねた。
良い手だ。あれでは誰も手が出せまい。
来月はアメジストの筈ですよ、僕の記憶が確かならば。
飄々と笑みをこぼしつつ
グラスを空けるラピスラズリは油断ならない奴だ。
さっきから何を企んでいるのかまともなカードを切らない。
遅くな...
そうですね
やっぱり人から必要とされる時でしょうか。
そう、それも
中々人を頼る事が出来ない責任感の強い人から
だったりしたら、こんな自分でも少しは役に立ててると...
幸せ感じたり、しますね。
アイテム欲しさにこんなこと書くのは
ちょっと気恥ずかしい感じです。
眠れないの?
...そうね、そう!ホットチョコレートでも淹れてあげようか?
きっと温まって、ゆっくり眠れるわ。
小さい頃、そり遊びやスケートの後に
よく弟達と一緒に飲んだけど、もちろんあの頃もおいしかったけど、
これは今まで飲んだ中で一番おいしいよ。
それは、きっと
たっぷりいれたブランデーの所...
あの美しい囀りを響かせている鳥は
君の友達かい?
白い羽を持つ大柄な黒目が僕に問いた。
馴れ馴れしいというか、誰隔てない性格は
渡り達の特徴なんだろうか。
友人という訳ではないさ。
あいつはとても気まぐれだから、
気がついたら傍にいるし
見失ったら到底見つからない。
おや、噂は本当のようだね。...