Nicotto Town



置き去りにしてしまった君へ

お元気ですか。

心は病んでいませんか。
現実を疎かにはしていませんか。
幸せでいますか。

明日は待ち遠しいですか。
来年の今頃を思って鬱になりませんか。

心配しています。
約束も何も無い外の世界だけを生きていくのに
恐怖を感じたりはしませんか。

手を差し伸べることも、
その背をそっと押すこと...

>> 続きを読む


僕とメイドと

大丈夫ですよ。
何も怖くありません。
ええ、もし何も無かったとしても。

静かに微笑んで
いつもと何ら変わらない
午後のお茶を用意して
僕の横に座った。

どうして、そんなにご自分を責められるのです?
私はマスターが居て下って良かったと感謝していますのに。
どうか、もう少し外に興味を持って下さい。

>> 続きを読む


君へ

風にゆれる秋桜は
遠きに想う君に重なる。

いつか
この景色
君にも同じように与えたい。

秋風も
赤く染まる夕焼けも
愛しく想うこの気持ちさへも。

>> 続きを読む


マージョリーと僕

いいえ。
怖くありませんわ。
奥様から事情を少しお聞きしています。

眠れないのでしょう?
今ミルクカモミールティをお持ちしますね。
...ホットチョコレートの方がお気に召されますか?

それは失礼致しました。
すぐにお持ちいたします。

>> 続きを読む


冬の気配を感じて

そうだ
珈琲を沸かそう。

カーテンの向こうはゆっくり夜が明け
白々といつもの風景が明るくなっていく様がみえる。
もう、冬の気配を感じる。

湯が沸いて
珈琲の香りが部屋中に漂う。

そろそろ起こさなきゃね。
あれだけ...、いや。目が覚めたらせめて傍に居よう。

>> 続きを読む






Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.