無名沼での出来事 3
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/05/29 11:12:57
キュウリッパは浮いている人間女性の裸死体の回りをグルグルと泳いでいました
そうすると生暖かい風が吹き、キュウリッパの頭上で女性の声がしたのです
「あんた、何をじろじろみてるの。いやらしいわね」
キュウリッパは突然の声に驚きました
声のする方を見上げたキュウリッパは驚いて沼の水をあやまって飲んでしまい...
キュウリッパは浮いている人間女性の裸死体の回りをグルグルと泳いでいました
そうすると生暖かい風が吹き、キュウリッパの頭上で女性の声がしたのです
「あんた、何をじろじろみてるの。いやらしいわね」
キュウリッパは突然の声に驚きました
声のする方を見上げたキュウリッパは驚いて沼の水をあやまって飲んでしまい...
キュリッパが泳いで潜り人間に近づきました
人間は沼の底で息絶えていました
「沼の底の人間、動かなくなってる」
キュウリッパが沼から顔を出して岸に立ってるオカマダヂにそう告げると
「溺れて死んじゃったのダジ」
オカマダヂが得意そうにそう言いました
「この沼で人間が死んだの初めてだね」
キュウリッパはど...
その日は空は重い雲に覆われ、一日中雨が降っていました
カッパマンガのファンのミコミはカッパに合うために、カッパの好物のキュウリを持って、カッパの住むという沼を探して歩き回り最後の沼にたどり着いたのです
「この沼にも河童は居そうになあいなぁ」
ミコミは一人そう呟くと釣り針のついたキュウリを沼に向かっ...
ぶんぶんぶんハエが飛ぶ~
僕の名前は『ふんすいバエ』
ハエって名前がついてるけどどちらかというとアブに近い虫の妖怪
別に昆虫の仲間が事故死した時に、虫が僕等虫妖怪の所為にしてる訳じゃないの
人間が死体になって変化していく死体現象を、人間がかってに僕等虫妖怪の所為にしてるだけさ
名の通り普通は動物の糞...
わたジの名前は『おかまだぢ』
妖怪かまいたちの仲間だジ
無名沼に河童のキュウリッパ君と住んでる仲間だジ
河童君の持っている小股キュウリに惚れてるだジ
あのキュウリが小股で堅くなって立派に実った時、わたジの心はときめき揺さぶられるジ
このカマで切り落としてしまいたいくらいだジ
人間は自分で理解できな...