暑中お見舞い申し上げます
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/07/14 22:09:32
そちらはそろそろ暑い盛りかと思われますが、
いかがお過ごしでしょうか。
先日はお気を遣って頂き本当にありがとうございました。
あのような事があって以来、そちらに伺うのも憚れて
疎遠になりつつあったところに結構な物を頂き
どう感謝して良いやら言葉も見つかりません。
全く蛍の姿には驚かされ、
それを...
そちらはそろそろ暑い盛りかと思われますが、
いかがお過ごしでしょうか。
先日はお気を遣って頂き本当にありがとうございました。
あのような事があって以来、そちらに伺うのも憚れて
疎遠になりつつあったところに結構な物を頂き
どう感謝して良いやら言葉も見つかりません。
全く蛍の姿には驚かされ、
それを...
空にぽっかり穴が空いて
全てを呑みこんだ。
僕も、君も、そしてその記憶さえも。
気がついたら
既に僕は僕でなくて
役割を担っていて
心を持たない人形のように
同じ繰り返しでモンスターと戦っていた。
ここは何処だろう?
僕は誰だったろう?
何故、如何して、戦っているのだろう。
夜明けとともに
それは訪れたんだ。
何も前触れもなく...。
最初に気付いたのジェシカだった。
思えば覚醒の時もジェシカが始まりだった、
いつも始まりは、あの気の毒な病身の娘なんだ。
光と闇が胸中にあふれる感じ、
神が宿る瞬間は、既にもうそこまで迫っていた。
SecretGardenにつながる鍵は
お嬢しか持っていないよ。
もし君がそこへ足を踏み入れたいと言うなら
お嬢に頼むしかないよ。
まぁ、きっと願いは聞いてくれないだろうけどね。
何しろ、あそこは...
いや喋りすぎた。自分は何も知らないし、何も言わない。
お嬢の不興は買いたくないからね。