古びた外観。長年の風に吹き付けられ荒んだ木製の扉の右上端には金色のベルが吊るされて、若干錆びながらもその音色は衰える事無く、店内に入るリーベの背中を軽く押した。途端に、懐かしい香りが鼻に飛び込んでくる。20年前、初めてこの店を訪れた時と変わらない、ロコじいの好きなフルマンテのコーヒーと古い本の香り。...
小説や日記、色々^^;
古びた外観。長年の風に吹き付けられ荒んだ木製の扉の右上端には金色のベルが吊るされて、若干錆びながらもその音色は衰える事無く、店内に入るリーベの背中を軽く押した。途端に、懐かしい香りが鼻に飛び込んでくる。20年前、初めてこの店を訪れた時と変わらない、ロコじいの好きなフルマンテのコーヒーと古い本の香り。...
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新しい建物と古い建物が共存する町、ラインベーカーの一角には、古びた本屋が多く建つプリシロン通りがあった。
リーベはその通りの向かい端に小さな事務所を設立して、日夜研究に明け暮れる毎日を過ごしていた。根っからの一匹狼で、憎まれ口を叩き、友人もおらず、只過ぎていく悠々とした時を過ごしていた。リー...
一章:鮮血の字
澄みきった青空の元、緑に溢れた公園、青々とした芝生の匂い。季節は初夏。響き渡る子供達の笑い声と、優しさに溢れる親達の声。小鳥たちの囀り、散歩中の犬の鳴き声。実に平和な日常が、流れている。実に望ましい事だ。
そんな平和な日常の中で、白く塗られたベンチの上にだらしなく横たわり、顔に...
自分は趣味で小説を書いています。昔は、プロになりたいと思っていました。でも、自分のあまりの才能の無さに落ちて、俺は憧れていた美容師を目指す事にしました。
今日は、そんな昔の産物で、完結までもっていってない小説を完結させようかと思い、ここで、掲載させていただこうかと。
感想など頂けたら幸いです。...
それは、小田和正さんのコンサートでした。祖父に連れられて、聞きに行ったんです。いや、俺が頼み込んで^^;
俺は、小田さんの曲を心から尊敬しています。人の心を掴み、時に厳しく、時に優しく癒してくれる曲。小田さんは、俺にとって、神様よりも偉大で、尊敬できる人物です。
これからも、ずっと、尊敬し...