恋は、舞い降りる天使の羽のようにー初夏ー(11)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/10/13 11:44:52
5分だけ時間をあげよう。そういうと、藤と野上が部屋をでていった。
里緒が、杏樹を見つめてこういった。
「あの男とグルなの?杏樹!」
「違う!違うわ!」
里緒は、杏樹に詰め寄った。
「じゃあ、何で知ってるのよ!」
春菜が間に入って答えた。
「杏樹は、あの男に痴漢されたのよ...
つれづれなるままに、、、、(*^_^*)恋愛小説連載中!
5分だけ時間をあげよう。そういうと、藤と野上が部屋をでていった。
里緒が、杏樹を見つめてこういった。
「あの男とグルなの?杏樹!」
「違う!違うわ!」
里緒は、杏樹に詰め寄った。
「じゃあ、何で知ってるのよ!」
春菜が間に入って答えた。
「杏樹は、あの男に痴漢されたのよ...
野上の話に、藤は喜んだ。
「そうか、やっぱりな。話してる様子から、そんな感じがしたんだ。」
藤は、ノートPCに向かっていた女のそばへ行った。
「どう?親の名前は判った?」
女は、顔を上げるとニヤッと笑った。
「えぇ。正真正銘のお嬢様よ。都議会議員の娘と、警視庁の幹部の娘。」
...
野上は、3人の様子を見ながら、携帯が鳴るのをジッと待った。
(今日の獲物はいいぞ!コレなら文句なしだ・・・。)
すっかり、杏樹たちは野上を信じきっていた。
だから、かかってきた携帯でボソボソ話す野上の様子にも、いなくなったカップルにも気づかなかったのだ。
「さて!お嬢さま方!迎えの...