恋は、舞い降りる天使の羽のようにー初夏ー(9)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/09/30 00:26:40
野上は、3人の様子を見ながら、携帯が鳴るのをジッと待った。
(今日の獲物はいいぞ!コレなら文句なしだ・・・。)
すっかり、杏樹たちは野上を信じきっていた。
だから、かかってきた携帯でボソボソ話す野上の様子にも、いなくなったカップルにも気づかなかったのだ。
「さて!お嬢さま方!迎えの...
つれづれなるままに、、、、(*^_^*)恋愛小説連載中!
野上は、3人の様子を見ながら、携帯が鳴るのをジッと待った。
(今日の獲物はいいぞ!コレなら文句なしだ・・・。)
すっかり、杏樹たちは野上を信じきっていた。
だから、かかってきた携帯でボソボソ話す野上の様子にも、いなくなったカップルにも気づかなかったのだ。
「さて!お嬢さま方!迎えの...
杏樹たち三人が、移動を始めると、男もそっと後をつけた。
(着替えてるし、まぁ気づかないだろう・・・・。)
スペイン坂を過ぎて、ロフトの前に来たとき、男の携帯が震えた。
あわてて、出ると仲間からの電話だった。
「もしもし?いいか?そう・・・・。サマードレスの子だ!三人組。」
「...
春菜は中等部の時からの仲良しだった。
彼女の父親は、警視庁の幹部で、そのためなのか春菜は人一倍正義感が強かった。
一方、もう一人の待ち合わせしている友人、高瀬里緒も中等部の時からの仲良しだった。
彼女の父親は、都議会議員をしており、おまけに学院の理事も務めていた。
リーダー格の里緒、お...