地蔵盆
- カテゴリ:人生
- 2025/07/24 00:56:42
こんばんは!24日(木)は、北海道は概ね晴れるでしょう。
東北から九州は午前中は晴れますが、午後は所によりにわか雨や雷雨があり、
非常に激しい雷雨となる所もある見込みです。
南西諸島は雨が降り、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。
尚、台風7号は24日から25日にかけて、沖縄や奄美に接近する見込みです。
又、台風8号が南シナ海で発生しました。
この台風は今後、南シナ海を南寄りに進む見通しです。
【子供の頃の不思議な記憶は?】
A、特にありません。
【地蔵】 じぞうぼん
☆地蔵盆は地蔵菩薩様の縁日にかけて地蔵尊を祀る行事です。
*地蔵菩薩様の縁日・・・旧暦7月24日もしくは新暦8月24日
<概要>
〇地蔵ぼん
「地蔵盆」とは旧暦の7月24日を中心とした3日間、
又は2日間で行われる地蔵菩薩様のお祭りのことです。
お地蔵様は正式には「地蔵菩薩」様といいまして、「縁日」は毎月24日です。
縁日とは、神仏の世界とこの世の縁がある日のことです。
地蔵菩薩の縁日である毎月24日には、各地でお祭りや供養が行われますが、
特に旧暦の7月24日のお祭りや供養のことを「地蔵盆」といいます。
地蔵盆はお寺に祀られているお地蔵様ではなく、
街角や道端のお地蔵様、いわゆる「辻地蔵(つじじぞう)様が対象です。
@地蔵菩薩様
自らが身代わりとなって人々を救う菩薩様のことを指します。
道端で多く祀られまして、お地蔵さん・お地蔵様として親しまれています。
紀元前5世紀頃にお釈迦様(釈迦如来様)がお亡くなりになられてから、
お釈迦様の後継者として人々を救う「弥勒(みろく)如来様が、
この世に現れるまで、56億7000万年という、
気の遠くなるような年月がかかるといわれています。
つまり、過去と未来には仏がいますが、
その間はこの世を守る仏がいない無仏(むぶつ)状態です。
★仏
この世の心理に目覚めて、
「悟(さと)り」(大いなる気づきの心)を得た存在を指します。
仏教を開いた釈迦如来様が代表的な例です。
そこで「私がこの世を救いましょう」と役目を買って出たのが地蔵菩薩様です。
弥勒如来様が出現してくださるまでの間、
仏不在のこの世界をしっかりと守ってくださります。
☆六地蔵(ろくじぞう)様
地蔵菩薩様の活躍の場は、人間の住むこの世界だけではありません。
六道(ろくどう)という6つの世界を巡って、
彷徨(さまよ)う人々を救い上げます。
*6つの世界・・・天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道
『かさ地蔵様』の昔話で知られる六地蔵様(6体の地蔵菩薩様)は、
それぞれ六道の世界を担当しています。
六道の中で、最も苦しみの多い世界であるのが地獄道です。
地蔵菩薩様はその地獄の苦しみをも人々の代わりに受けてくれることから、
厄除けや延命(長寿)等が祈願されてきました。
★庶民の仏様
お寺だけではなく、道端にも多く祀られる地蔵菩薩様は、
人と人をつなぐ存在でもあります。
主に関西地方で行われる地蔵盆という伝統行事では、
地域の子供達がお地蔵様の元に集まりまして、
お菓子をもらったり、遊んだりして楽しい時を過ごします。
かさ地蔵様の他にも・・・
・とげぬき地蔵 ・身代わり地蔵
・しばられ地蔵 ・言うな地蔵
これら等の多くの逸話が残されまして、
庶民に一番近い仏として、親しまれています。
☆姿・かたち
他の菩薩達が華やかに着飾っているのに対しまして、
地蔵菩薩様のみ、頭を剃って袈裟を着たお坊さんの姿で表されます。
左手に願いを叶える宝珠(ほうじゅ)、
右手に悪を追い祓う錫杖(しゃくじょう)を持ちます。
錫杖を持たずに施無畏印(せむいいん)を結んだり、
両手で合掌をしたりする像もあります。
◆施無畏印
胸の前で右手のひらを見せた印相(いんそう)を、施無畏印といいます。
「恐れることはありませんよ」という意味がありまして、
人々を安心させる意味が込められています。
指を揃えていたり、中指や薬指を曲げていたりと、
バリエーションがあります。
又、釈迦如来様の他にも、様々な仏像に見られます。
なかでも道端に祀られている地蔵菩薩様の多くは、
子供を守る神様として信仰されてきた為、小柄で可愛い姿をしています。
「子供が健やかに育つように」と、
魔除けを意味する赤い頭巾や赤い涎(よだれ)掛けが着けられています。
・立っている像 :正立(しょうりゅう)像
・両足を組んで座っている像:・結跏趺坐(けっかふざ)
・半跏趺坐(はんかふざ)
・足を崩して座っている像 :遊戯坐(ゆげざ/ゆうぎざ)
これら等があります。
☆地蔵菩薩様のお仲間
あの世の裁判官である、閻魔王(えんまおう)様は、
地蔵菩薩様の化身(生まれ変わり)とされています。
地蔵菩薩様は・・・
・掌善童子(しょうぜんどうじ)様
・掌悪童子(しょうあくどうじ)様
これら「少年の姿」をした2体の神様を、
眷属(けんぞく)として従えることがあります。
◆眷属
2体のみからなる脇侍(わきざむらい)に対しまして、
3体以上の大勢のメンバーで構成される脇役を眷属といいます。
☆御利益
・健康運「特に延命(長寿)」 ・子宝・安産・子育て
・五穀豊穣・大漁 ・交通安全・旅行安全
・厄除け ・滅罪・懺悔
・現世安穏 ・水子供養
・先祖供養
@地蔵盆の由来
地蔵盆の由来は諸説あります。
はっきりと分かっていませんが、
地蔵菩薩様の物語が背景になっていると考えられています。
親より先に亡くなった子供は、三途の川の賽の河原(さいのかわら)で、
小石を積み上げていく修行をします。
ある程度積み上げると、鬼がやって来て、それを壊します。
壊されたらまた最初から、子供は小石を積み上げていきます。
そして、又、壊されます。
これが繰り返されます。
これを哀(あわ)れんだ地蔵菩薩様は、子供達を鬼から守りました。
その為、地蔵盆は子供の幸せを願う行事で広まったといわれています。
問題 地蔵盆の由来の一つですが、
次の文章の???に入る人物名を教えてください。
平安時代(794年~1185年)の歌人、小野篁さんの話しも有名です。
小野篁さんは昼間は朝廷に仕え、
夜になると井戸を通って地獄へ行きます。
そして、???様の元で裁判の補佐をしていました。
ある日、小野篁さんは地獄で苦しむ死者の代わりに、
???様が地獄の炎で自身の体を焼いて、
苦しんでいるのを目撃してしまいました。
実は、???様は地蔵菩薩様の化身であると考えられています。
そして、???様を救おうと供養を始めたのが、
地蔵盆の由来といわれています。
1、阿弥陀如来様
2、お釈迦様
3、閻魔大王様
ヒント・・・〇???様
地獄や冥界の王で、死者の罪を裁く裁判官です。
お分かりの方は数字もしくは???に入る人物名をよろしくお願いします。