叶わぬ人魚の恋の行き先は 第2話
- カテゴリ:自作小説
- 2025/07/03 20:46:00
誰もいない朝の静かな海。太陽が昇り始めた朝の6時。
僕は昨日の夜と同じく海辺に立って、人魚が帰った後の海を眺めていた。
暫く眺めた後、僕は家に帰った。
帰る途中で僕はこんなことを思っていた。「彼女に今夜も会えるのだろうか?」と。
家について、僕はすぐベッドに横になった。食事やトイレ、お風呂の為に何回か起きたがそれ以外は1日中寝て過ごしていた。
夜になり、僕は起きて昨日の海辺へ向かった。
すると、今日も彼女は海に上がっていた。もちろん、人間の姿でね。
僕は「あの…。」と声をかけた。
彼女はゆっくりと振り返り、「あなたは、昨日の…、」と小声で言った。
今日も彼女は白いワンピースに水色のひらひらをつけている。手には、青色のボトルを持っている。
きっと、彼に会いに来たのだろう。僕はそう確信していた。
だから、こう聞いた。「彼に会いに来たの?」と。
彼女は首を縦に振り、「そうよ。」と言った。
今日もどこか物悲しげな様子だ。表情も悲しそうだし。
「彼に会っている時間が一番安心するの。海の中はお父様が厳しくて嫌になるの。」と彼女は言った。
僕は、単刀直入に「人魚の世界では、人間と恋に落ちることはダメなの?」と聞いた。
僕は人間だから、人魚のことはあまり知らない。だから、この機会に人魚の世界について知っておこうと思ったのだ。
彼女は、僕の不躾な質問に嫌な顔一つせず答えてくれた。
「人魚の世界では、人間と人魚が恋に落ちることは決まりで禁止になっているの。人間は危険な存在だと昔から伝えられてるの。だから、海に上がったりするのは本当は危険なことなのよ。」
「なるほど、そういうことなのか。」僕はなっとくした。したのと同時にこう聞いたんだ。「危険を冒してまで海に上がるのはなぜ?」と。
彼女は、こう答えたんだ。「私も危険なのはわかってるのよ、でも彼が私の一番の存在なのよ。」と
この後、彼女は人魚の世界のことについて僕に沢山教えてくれた。
気がついたら 、1時間は話していたな。記憶にはないが。
それから、彼女は彼に無事に会うことが出来たようだ。
僕は安心して彼女を見届け、家に帰った。家に帰り、僕はベッドに横になった。
朝を迎え、僕は起きていつもの海辺へ向かった。
いつもと変わらず、誰もいなくて静かな朝の海辺だった。
彼女はどうなったのか。今夜も会いに行ってみよう。
僕はドキドキで胸がいっぱいになった。
まだ登場しない彼の存在がきになるね
黒髪にドレスが神秘的なコーデだね
人魚の雰囲気バッチリ出てる
おぉ!!待っていてくれてありがとう!!
第3話も書きますので少々お待ちを!!