おもひでばなし
- カテゴリ:日記
- 2025/05/09 21:59:24
「評決」って映画をご存じでしょうか?
P・ニューマンがやさぐれた弁護士を演じ、
医療過誤を隠蔽しようとする病院と、それを後援する教会、
そして彼らを弁護する敏腕弁護士を相手に回し、
悪戦苦闘の末に逆転勝訴を勝ち取る映画で、
監督は「十二人の怒れる男」を撮ったシドニー・ルメット。
私は高校時代にこの映画を観て、
原作の小説を読み漁りました・・・
さて、それから10年以上経ったころ・・・
大叔父が心筋梗塞で入院してカテーテル治療をしたところ、
一時的に心停止状態に陥りました。
そして病院側から家族への説明をすると言う時、
何故か私も付き合わされることになり・・・
病院側はカテーテル治療時に、何らかの異常があり、
心停止に陥ったと説明しましたが、そこで私は質問しました。
まず、患者は糖尿病を患っていて、
健常者と比較すれば血管がボロボロないし
危険な状態であるのは明白ですよね。
そういう危険性を考慮した上で、カテーテル治療を行っていますか?
カテーテル挿入速度はどれくらいでしたか?
心停止した後、復帰処置まで何分かかっていますか?
まさか4分以上かかっていませんよね?
そうしたら、病院側は、手術の前に、
「何らかのアクシデントがあるとしてもそれに責任を問わない」
と一筆取ってある、と言いまして、
ワタクシ、カチ~ンときました。で、
「それはあくまで不測の事態が生じた時のこと。
尽くせる手段があったにも関わらずそれを講じない、
或はそれに気づけない場合においては無効でしょうね。
少なくとも米国での判例ではそれを認めないこともありましたよ」
と怒鳴りつけましたwww
そうしたら、大叔父の家族が私を宥めようとして
あ~だこ~だ言い始めて、
仕方ないのでそこで矛を収めました・・・が
次の日から、大叔父の担当は今までの担当医ではなく、
なんかドエライ方がするようになったとか・・・
で、大叔父の家族に、
「あの方は一体何者?」
と、こっそり聞いていたそうなので、
「怒らせるとあちこちに相手の墓穴を掘るヤツ」
と言わせておきましたwww
ただのオサーンなんですがねw
その後、大叔父は障害が残ることもなく順調に退院して、
何年か後に亡くなるまで、
心筋梗塞の影響はまったくなく過ごせました。
そんなときまで、クレーム言われたら大変ですけど
この場合は、藪だったんでしょうねw
突っ込まれて、答えられないなんてw
違う先生に代って何よりです。
何枚もの同意書に署名を求められ
手が震える義母は苦労して書いていました。^_^;
パチパチパチ 拍手
医者が言い訳してはいけません
全力投入です