どっちだっていいじゃん!!
- カテゴリ:日記
- 2021/10/10 13:58:43
また私キレちゃった。どっちだっていいじゃん!!
独居の女性、パーキンソンで手足のこわばりが強く、ショートと訪問介護を併用。在宅時の朝昼晩に食事の提供とトイレ誘導をしている。
1時間の支援だけど、1時間では終わらない。とにかく食べるのが遅い。本人は一生懸命食べてるんだけど、食事だけで1時間かかることもザラ。
でも私はせかしたくない。せかしてムセたら大変だし、自分の力で食べられるんだったら、介助なんかしない。
登録ヘルパーだったら時給制だから、時間オーバーするお宅は難しいけど、ほとんど社員だけで回しているお宅だから問題ない。
サ責も管理者も、時間オーバーは仕方ないと把握している。
その後のトイレ誘導も、手足のこわばりで移乗が大変。ベッド→車椅子→トイレ→車椅子→ベッドと手順も多い。たまに手足が動かしにくい時は、ベッド上で交換してって本人が言うこともあるみたいだけど。でもトイレに座って用が足せるんだったら、座ったらいい。
まあ問題はそこじゃない。
新人サ責は、その家に行くとピッタリ1時間で支援を終えて帰ってくる、と管理者から聞いた。かずぴょんさんどう思いますか?と聞かれた。
私はとてもじゃないけど1時間では無理。食事を中断するか、トイレ誘導しないでベッド上でやれば、ギリギリ行けるかも知れないけど、そんな急ぐ支援する必要性を感じないからしていないよ、と答えた。まあ私は手が遅いからかもしれないけどね、とも付け加えた。
中堅サ責も私と同じ意見だった。1時間で終わるなんて、何かやるべきことをやらずに帰ってきているに違いない!と思ったようだった。そして利用者本人に、新人サ責の支援について聞いたようだった。
新人サ責にはトイレを頼みにくい、と利用者は話したらしい。
中堅サ責は、あれこれやらかす新人サ責を目の敵にしていて、悪口三昧の状態。ここぞとばかりに新人サ責の悪口を並び立てる。管理者を通じて、本人に注意したようだった。
新人サ責は、それが面白くなかったらしい。私に「だって本人がトイレ行かないって言うんだもん」と愚痴っていた。でも私は「聞き方の問題もあるかもね~?私は、トイレとご飯どっち先にしますか?って聞いてるよ」と遠回しに教えた。
そしたら根は素直な新人サ責、まんまその通り聞いているらしい(笑)
経過記録に「トイレに先に誘導してから食事を提供」と書かれている日が増えたらしい。中堅サ責は「トイレ行ってないって指摘されたから、行ってますアピールなのかしら」と意地悪に受け止めていたようだ。「でも注意したらちゃんと行くようになったんだから、いいんじゃない?」と言っても、「でもトイレ先に行くなんて私の時には1回もない!」と言い張っている。
「かずぴょんさんの時はどう?トイレに先に行くことってある?私の時はいつも食事からで、先にトイレに行くことは1回もないんだけど」
ここでキレた。どっちだっていいじゃん!!
アンタは新人サ責が気に入らないから、やることなすことケチつけてるんだろうけど、そんなの利用者本人には関係ないんだよね。
逆にアンタの時には先にトイレと言いにくいと思ってるかもしれないって、自分を振り返れない人なんだね。
…と言えたらどんなにスッキリするか。
「新人サ責にも伝えたんだけど、私はどっち先?っていう聞き方をしているから、半々だよ。そんな毎回カウントしている訳じゃないから、どっちが多いとかはわからない。体感として半々」
そう答えたら「そうなの、トイレが先の時もあるのね。私の時は1回もないけど、最近はそういう日もあるんだね」と嫌味たらしく言っている。
どっちだっていいじゃん!!
新人サ責にはいろいろ思うところはある。でも指摘されると修正する素直さは持っているようだから、ゆっくり時間をかけて指導していけばいいじゃないか。
そんな重箱の隅をつつくような嫌味を言うことはない。
今回たまたま、私が新人サ責の肩を持つような結果になっちゃったから面白くないだけなんだろう。
管理者は、この一件以来新人サ責の訪問時間が1時間半くらいになっているようだと私に笑いながら言っていた。「指摘されたら直すっていう、そういう素直さはあるんですよ、かわいいじゃないですか」と言ったら「そうですね」と笑ってた。
「半々ですよって、ナイスでした」最後にこそっと言っていた。
むしろ頑なな中堅サ責も問題だと思ってるんだが、管理者も同意見なんだろうな。
だって本当に、トイレが先でも食事が先でも、利用者が望むのであればどっちだっていいんだもん!!
人。トイレに行きたいって言っておられるのに「あと5分経ったら
トイレ誘導の時間だから行きましょうね」とか、平気で言える人が
施設にもいたわよ。何時になったらこれしてって細かく決めてて
やってないとすぐ「時間守ってください」って鬼の首取ったように
いう人・・・
私は自分がして欲しい介護をあくまでも貫いておりましたから
きっと目の上のたん瘤だった事でしょう。辞めて清々しております。