Nicotto Town



からす

おとといの朝、自転車で走っていてふとコンビニの駐車場を見ると、白い紙吹雪が舞っている。

と思ったら、カラスが鳩の死骸をついばんでいるところだった。
紙ふぶきと思ったものは、ハトの羽毛だったらしい。
鳩の胸は血に染まり、カラスがその赤を広げていた。

その時私はほっとした。

もちろん、死んだハトはかわいそうだけれど、カラスがまともなものを食べているのにほっとしたのだ。

うちのほうのごみ置き場は、どこもネットが張られている。
カラスがよく見えないという、黄色い奴が主流だ。
彼らは今、なかなか餌にありつけないんだろう。
たまにネットから外れたごみ袋を必死にあさっている。
先日、カラスが何羽も集まって、何かを一生懸命食べていた。
彼らがおいしそうに食べていたのは、食品がこびりついたラップだった。
何枚も何枚も何枚も。

私が小さい頃は、魚のあらはゴミに出さなかった。
あれはさばいた後、古い皿に入れて裏口から出しておくものだった。
そうするといつの間にか野良猫などが食べていくから、生ごみが臭いなんていうこともなかった。
ネパールでは野菜くずも、残飯も、ヤクなどが始末してくれる。

日本は廃棄物がこんなに多いのに、カラスも野良猫も飢えている。

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