Nicotto Town


「なつ・このは・こ」


縁結び



「縁結び」

子供心に憧れた近所の神社の巫女さん。
清々しくて、頭の冠が可愛くて。
巫女さんになるには、特別な理由がいると思っていたけれど、
バイトだと知って、私にもできるのだと嬉しかった。

高校生になって、巫女さんのバイトを始めた。
神聖さに隠れていた裏事情は、少しばかり失望したけれど、
お守りを求めにくる人たちの表情を見ているのは、
あたたかい気持ちになった。

ある日、クラスメイトの男子が社務所の前に立った。
私はとっさに隠れてしまった。
そっと覗いていると、
耳を赤らめて、縁結びのお守りを購入していた。
小さな鈴のついたピンクとブルーの可愛いお守り。
いったい誰にあげるのだろう。
ショックを受けている自分に驚いた。

次の日、そのお守りは友だちのカバンにぶらさがっていた。
歩く度、かすかにチリンと鳴る鈴の音が、私の胸をえぐる。
今更ながら気づく自分の気持ち。
始まる前に終わってしまった恋。
バイト先の神社は、隠れた縁結びのスポットだった。

             筆・李緒



アバター
2018/05/28 21:56
響さん、ようこそ。
私も巫女さんに本気で憧れた一人です(笑)。
高校時代のクラスメイトが神棚等を作っている家の子で、
なんとなくがっかりした覚えがあります。
あくまで創作ですよ~。
こんな青春、味わいたかったなあ。
アバター
2018/05/28 10:56
神職のウラ側は知ってしまうと
・・・
なことだらけなんだろうとは思うけど
自分も巫女のアルバイト憧れました
(やりたいなと思った頃にはもう年齢がwでしたww)

これは創作だろうか、それともノンフィクションか・・
縁結びの神社で地元となると
見たくない光景も目にすることになるんだなぁ><;




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