ホンキートンク ミューズ
- カテゴリ:自作小説
- 2017/07/27 07:11:54
新大陸の開拓時代
音楽の好きな開拓者は
あの重量のあるピアノまでも
船に乗せて
更には 馬車にも乗せて
西へ 西へと 進んで行ったのであった
わたいの名は ミューズ
子供の頃は
天才的なピアニストとして
煌びやかな宮殿の中で
モーツアルトまでにも求愛されたものだった
それこそ 音楽の神に 愛されていたと・・・
ピアノは調律が命
最果ての地では
気候の変化 移動の振動 とうとうで
狂った音しか出せない
まさに
ホンキートンク
流れ 流れて このミシシッピに流れた わたいは
ホンキートンクウーマン と 呼ばれていた
幼なじみの エミルは
その頃・・・
え! 幼なじみ やったん!
無理矢理っぽい 展開に 書いてるボクも動揺している・・・