Nicotto Town


fumic さんのブログ


独りもいいもんだ…^^


酸素ボンベを背負い、水中メガネ越しに海面を見上げながら、
ゆっくり沈んでいく。『ゴボッ…ボコボコ…』胎児になって
羊水に包まれているみたいだ。温かい海底に背中が到着した。
吐き出す泡が、光が波打つ青い海面に昇っていく…綺麗だな。

呼吸の音、泡の音。海中のゴボゴボ音…。僕は独りで海の底。
寂しくない?…いや、たまにはいい。独りっきりが心地いい。
腰に付けた重りのお陰でフワフワと沈んでいられる。もしも
このまま寝てしまったら、酸欠でアウトか…。それは困るな^^

僕はこの世に招かれ、あの地で育ち、伴侶を得て新たな命を
招いた。彼らが自立したら、僕は残りの時間で命を感じたい。
求め、挑戦し、努力し、工夫し、得て感動し、生活を楽しむ。
最期は、その記憶を振り返りながら逝く。独りでも構わない。

誰かの役に立つことが嬉しいし、世話をするのも結構好きだ。
独りが寂しいと思うこともある。でも何故か時々、独りでも
いいなと思う。たぶん、性格なのだろう。独り言を言ったり、
頭の中で話したりする。結局きっとみんな独りなんだと思う。

会ったことも無い人と挨拶を交わす時もある。そんな時には
笑顔で気持ちよく話す。面倒ではあるけど出会いも愛おしい。
遠出したら知らない人ばかり。今夜は帰らない旅先での夜は、
独りだとちょっと心細くてゾクゾクする。…そこがまたいい。

最近してないな…一人旅。見たことの無い風景の中を独りで
歩き回り、夜は小さな旅館に泊まって冷たい布団に潜り込む。
その内妻の手料理が懐かしくなる。ウチの寝室で寝たくなる。
家族との何気ない挨拶を交わす日々が恋しくなる…おはよう。

親は先に逝く。子は後に残る。伴侶とも一緒に死ねはしない。
バラバラに逝く。僕には家族に感謝される自信が無い。子と
しては親に愛されてると思うが、親としては…子どもたちを
愛してると思う一方で、自分には自信が無い。…そんな感じ。

あぁそう言えば、子供たちも小学生までは、ベタベタと僕に
懐いてたっけな^^あれは成長過程のあの時期だけのものだ。
逞しく育っていく子供らに、親の庇護は必要なくなっていく。
それでいい。そうして僕は独りの味わいをまた取り戻すのだ^^
 
 

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2016/10/02 16:02
もねさん、
 子どもとのかけがえのない時間、年齢に応じたその時期なり
 の親子関係を、後悔しないように…大切に過ごしたいと思う。
 子どもが自立してくれた後の親なんて、もう余生なんだよね。
 その時、妻と二人の時間も、自分独りの時間も豊かにしたい^^
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2016/10/01 16:33
そうそう、私もそう思います。
子どもの自立。
それが私の目標です。
早く自立させて
私自身の人生を楽しむぞ~!
だからこそ、
子どもとのこのかけがえのない時間を
大切にしたい。
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2016/10/01 16:30
ん?…ブランデーの一種?^^
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2016/10/01 00:31
ん。
なんだかコニャックみたい^^



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