ドイツ料理は・その2
- カテゴリ:グルメ
- 2016/03/12 22:55:29
イマイチだったドイツ料理。
素材と、調理によってはそれなりに美味しく食べられるハズなんだけど、東京の一部を除いては、「サスガ!」と言わせる店は少ないことも確か。
と言うか、本場ドイツに行っても、美味しさを堪能してきた話は聞いたことが無い。
生野菜があまり無い事と、やたらジャガイモが出てくるし、サッパリのつもりのザワークラフトもやたら出てくる。
決定的なのは、誰かのブログに有った。
「ドイツ料理は華が無い。全体が茶色で統一されている。…生野菜が少ないので…」てな具合で、世界の料理の不味い国ランキングでは常に上位にランクされる。
ドイツの名誉のために、イギリス料理よりはマシである。
大方の評価でも、イギリスよりは評価点が高い。
けなせば散々のドイツ料理だが、それなりに良いものを探せば美味しい料理として提供できる。
イギリスの様に悲観することは無いのである。(←偉そうな口調だね!)
さて、本日、先日のお店で食べたドイツ料理のイメージ払しょくのため招待したのは、フリーザーに入っていた『アイスバイン』を調理する機会が訪れたと判断したから。
但し、家にあるのはこれと、北海道から送ってもらった男爵イモ、ストックのドイツワイン、クリスマスの残りの『シュトーレン』がこれまたフリーザーに入っている。
もちろん、これだけでは足りない。
昼前に買い出し。
何時もなら歩いて行く〇越デパート。ここにはケーファーの商品が揃っている。
ソーセージはフランクフルトの細引き、日本では粗挽きが人気のようだが、細引きの方が味わい深く飽きが来ない。
ゼリー寄せと、白いソーセージ(どうしても名前が覚えられない)生ハム・プロシュートはイタリアンだけどアクセントで良いか。
ザワークラフトとキノコのキッシュもついでに。
キャベツと、人参、玉ねぎ、ブロッコリー、アスパラ、パンなどを買い込んで帰宅。
時間を稼ぐため、往復タクシー使用。
調理と言っても、時間がかかるのは解凍したアイスバインを煮込むだけ。
幸な事にこれには煮込みスープも点いていたので、大量のキャベツと大ぶりに切った人参、ジャガイモ(メークイン)と一緒に。早い話がポトフーみたいなもんだ。
スープが多めに欲しいので、白ワインと粒胡椒、ブーケガルニを加え、岩塩と隠し味の醤油を少々。後は時間が味付けをしてくれる。
食堂テーブルは6人が食事できるサイズなので、4人なら楽勝。
大ぶりの皿にオードブルとして皆でつまめるように生ハム、ゼリー寄せソーセージ、骨付きハムの切り落とし、ビアソーセージ、アスパラ、ザワークラフト。
別の皿にはパンが2種類。(不評なライ麦パンは今回パス)
実際ドイツでは高級店でないと出ないグリーンサラダのボウル。料理の取り皿、スープ皿、パン用の小皿、カトラリー、ビール用のゴブレットとワイングラスを4人分セット。
集まったところで、ビールで乾杯。
フランクフルトは温めたのに焼き目をつけ、男爵イモのベークドポテトと一緒に。男爵はホクホクと味わい豊か。塩だけで充分美味しい。
アイスバインの鍋はテーブルで保温器の上に。野菜類はスープ皿に銘々取れば良いように。こちらの手間が省けるし。
アイスバイン本体は皿にとりトングで骨をつまんで、ナイフを入れるとトロトロ状態で骨から外れる。適当に切り分けると、骨をスープに戻し、コラーゲンたっぷりの身がブロッコリーで淵取られた皿に乗ると、結構高級感が有る。
先日店で出されたのとは、味も全く違う。
お腹にたまったところで、ワインに切り替えるが、此処でキッシュと、スープに浸した白いソーセージを提供。あっさりとしてハンペンのようにふわふわのそれは、ドイツ料理独特のくどさを打ち消してくれる。
最後のお菓子は昨年の残り物シュトーレンを薄く切って提供。乾いた喉に紅茶が美味しい。(紅茶はフランスのです)
ついでに甘いアイスワイン。苺とオレンジ。大サービスだ。
不評のドイツ料理でも、ここまでくれば堪能できる事を証明できたはずだ。
日の暮れる前から始まった食事会は無事終了。
「スゴイですね。食べ物といい、この雰囲気といい、この広さに一人で住んでいるんですね。また呼んでください。万難を排して駆けつけます。」お世辞か本音か分からないが、喜んで帰って行った。
学生時代は此処に友達を呼んでパーティーを良くやったが、社会人になってからこういう形で人を呼んだのは初めてだ。
流しに出し切れない食器の山が残ったが、明日は掃除ついでにお手伝いさんが来てくれるので安泰なのだ。
「外国好き」の日本人なのですが
あこがれの対象になりませんよねぇ;
飾りが少ないからかしら?
料理についてはソーセージとビールしか印象にないのです ><
(ソーセージは美味いかな)
地中海側の料理はあれだけ美味しいのにこのギャップは何なんだろうと思います。
料理の最高のエッセンスは親しい人達と語らいながら食べることなのでしょうね。
人生に喜びと豊かさを与えてくれる(#^.^#)
雇ったら、多分稼ぎがぶっ飛ぶ(泣)
人を呼ぶのも勇気が言ったと思います。
旨いものを作った後は後片付けが大変かと思いますが、お手伝いさん共々頑張って片付けて下さいね。