Nicotto Town



「珍酡」(ちんだ)酒


ポルトガルはワインの歴史が深い!

生産量は毎年だいたい50万トン前後でそれほど多くはありません。その代り、ヨーロッパの中でもワインの歴史が長い国がポルトガルです。実は日本の歴史とも馴染みが深かったりします。我が国にワインが初めて伝わったのは鎖国時代です。ポルトガルの赤ワイン「ヴィニョ・ティント」に漢字が当てられて「珍酡―ちんだ―」として時の権力者たちに珍しがられていました。なんだか他の国のワインより日本人にとって身近な気が少しだけしますね。

ポルトガルは赤ワインも名酒が多いですが、最も有名なのが酒精強化ワインです。世界三大酒精強化酒のうち二つが存在しています。ひとつは「ポートワイン」で、ブランデーを添加し発酵度数が高めですが一般的に甘口な味わいです。保存性がとても高く、たとえ栓を抜いても味の変化は緩やかです。赤と白があり、特に赤は「ポルトガルの宝石」と言われるほど美しく上品な色合いをしています。 二つ目は「マデイラワイン」です。やはり度数とともに保存性が高いのが特徴です。細かく原料・製法が分類されていて辛口から甘口までしっかりと分けられています。食前・食後だけでなく食中も楽しめるのがマデイラワインといえるでしょう。ポルトガルのワイン事情はちょっと複雑なような気もしますが、ポイントとしては「歴史がある」ということです。また「酒精強化ワインが有名」で「ポートワイン」「マデイラワイン」がある、とだけ覚えておきましょう! 

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