ロボット刑事
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- 2015/10/07 19:03:40
ロボット刑事』(ロボットけいじ)とは1973年(昭和48年)4月5日から同年9月27日までフジテレビ系で毎週木曜日19:00 - 19:30に全26話が放送された、東映製作の特撮テレビ番組、およびこれと同時期に『週刊少年マガジン』で連載されていた石森章太郎作の漫画。
本番組のタイトルは『ロボット刑事』だが、主題歌でタイトルと主人公名を繋げて「ロボット刑事K」と歌われているため『ロボット刑事K』と誤解される場合もある。
概要[編集]
捜査用ロボットK(ケー)と人間の刑事たちのチームによる犯罪組織バドーの事件の捜査を通し、最後に敵のロボットと戦闘モードのKの戦いを描く。
フジテレビ系で初めて放送された、石ノ森章太郎原作の特撮番組。石森はデザインといくつかのアイディアの寄与、および漫画版の執筆に留まり、実質的な原作者は東映のスタッフたちである。JAC初の単独アクション担当作品でもある。
変身ヒーローがブームだった当時としては珍しい、人間体を持たず変身もしないヒーローを主人公とする[1]。本作を企画した平山亨によると、「僕はひねている性分なので、あえて変身しないヒーローをつくってみた」とのことである。企画書には「変身ブームの次はロボットブーム」と記されており、前年に放送開始した『マジンガーZ』の人気も意識していたものとされ、初期案ではKが合体する巨大ロボット・ファーザーの登場も予定されていた[2][3]。
また、この当時のヒーローでは珍しく必殺技として銃火器を使用するのも大きな特徴である。
エピソード[編集]
企画時の作品タイトルは『ロボット刑事K2』[4]。その後主人公の名前が変更されて、「ロボット刑事J(ジョー)」となり[注 1]、最終的にタイトルは『ロボット刑事』に決定した。Kの愛車の名が「ジョーカー」なのはその名残。
当初、あるスタッフが「Kの頭に角をつけたい」と言い出し、造型デザインを担当していた高橋章が、石森とともに猛反対した。その際、石森は「それじゃペーソスが出ない」と主張し、高橋は「さすが作家だなあ」と感服したという[6]。
第19、20話では前年に返還された沖縄でロケが行なわれている。これは、脚本を担当した上原正三(沖縄出身)をねぎらったものである[2]。
『テレビマガジン』誌上で、撮影で使用したカメレオマン、ナナツマン、ドクガスマンの着ぐるみが、読者に懸賞賞品としてプレゼントされた[7]。
ストーリー[編集]
ある夜、密室殺人事件が発生。それは人間にはとても不可能な状況での犯行だった。捜査する芝と新條の前に、一人の刑事が現れる。彼はロボットで自らをKと名乗り、犯人もロボットであることを告げる。事件の背後に、犯罪ロボットレンタル組織「バドー」が存在することが明らかになり、芝たちとK(人間とロボット)のチームの、バドーに対する戦いが始まった。
登場人物[編集]
K[編集]
警視庁の特別科学捜査室に配属された犯罪捜査用ロボット。高度な知性と人間並みの豊かな感情を併せ持ち、ポエムも書く。古い(慣用的な)意味でのフェミニストでもあり、バドーのアンドロイドであっても女性には手をかけない。感情の変化に伴って両眼の色も変化し、平常時は黄色、怒った時や戦闘時は赤、悲しい時は青となる。
通常は黄色いハンチング帽に赤いブレザー姿(トレンチコートを羽織ることもある)だが、バドーの犯罪ロボットと戦う時は「ゴー!」の掛け声とともに脱ぎ捨て、通常時の5倍の戦闘力を発揮する。右胸のロボット破壊銃が武器。第22話でバドーに対抗するために強化改造され、頭部には機関砲、肩にミサイルが装備された。以後は「ブローアップ!」の声とともに両眼が銀色となり全身が赤く変化し、戦闘モードに入る[注 2]。ジャンプ力は30メートル。重力・気圧調整回路を搭載しており、1000メートルの深海や火星でも活動可能。
動力は原子エネルギーであり、巨大要塞マザーの額や内部で両耳から補給される。目の視覚回路は世界最高性能のスペクトル分析装置が内蔵されているが、破壊された場合は交換に24時間かかる。敵に応じて内部の部品を交換でき、第8話でカミナリマンのサンダービームを逆転させる逆流コイルを内蔵したほか、第14話では両眼の視光レーダーを交換することでガンリキマンの光線に対抗した。
テレビマガジン。
知らなかった。
マジンガーZは私も見ていました^^