Nicotto Town



ウルトラセブン最終回


物語冒頭、すでにダンは満身創痍。ウルトラセブンとして戦ってきたこれまでのダメージが蓄積し、ダンの体に著しい変調をきたしていた。

次に戦ったら命は危ないとセブン上司に諭されるも、地球を守れるのは自分しかいないと、身体を酷使するダン。

折しもゴース星人が、地球に飛来。

ゴース星人は地球が地下からの攻撃に対して無防備な点を利用し、地下に秘密基地を作り、地下からの攻撃で地球制服を企んだ。
ダンは出撃するも、ウルトラ警備隊の任務も全うできないほどに弱っている。

任務をことごとく失敗し、ゴース星人が連れて来た双頭怪獣パンドンを辛くも倒すが、ダンは重体に陥る。

ダンは治療の折に宇宙人であることがばれるのを防ぐため、ひそかに基地を脱出。

ゴース星人は降伏に応じない世界の主要都市を攻撃。残るは東京のみとなる。
防衛軍はようやく地下のゴース星人基地を発見。爆破するも、一部がロボット化した改造パンドンが出現。

一方ダンはアンヌに発見され、自らの正体を明かす。
そして次の戦いが最後だと別れを告げ、アンヌの制止を振り切ってウルトラセブンへと変身する。

かくしてウルトラセブンの最後の戦いが始まり、セブンは苦戦しながらも勝利し、ウルトラ警備隊の面々が見守る中、宇宙の彼方へ、帰っていく。

ウルトラセブンが出した答え

ダンが自分の正体をアンヌに明かした時、アンヌは「人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりはないじゃない。たとえウルトラセブンでも」と笑いかけます。

ウルトラセブンは、宇宙からの侵略者と戦うドラマでした。いうなれば異文化間のギャップです。

それを受け入れるか、拒むのか。時折そう言う問題提起がなされるエピソードもありました。

そういったドラマを展開してきての上記のアンヌのセリフは非常に希望の持てるセリフです。

番組の集大成とも言えるセリフで、そしてこれはダンとアンヌと言う男女間のセリフでもあり、ロマンチック且つ、別れを前提としてシーンでもあり悲しくもあります。

セブンは満身創痍で地球を去った。

最後の戦いに勝ったセブンは、もはや立っていることもままならないほどにフラフラです。

ふらふらと立ち上がる様は見ていて痛々しい程です。

数多くあるウルトラシリーズの中でも、ここまで満身創痍で最終回を迎えるのはセブンのみです。

この姿に、子供たちは「セブンはこんなになってまで地球を守ってくれた」と思ったであろうことは想像に難くありません。

まとめ

宇宙人でありながら、地球人以上に地球を愛したセブン。

かれはまさに傷だらけで故郷へと帰っていきました。

その傷は、もしかすると地球人が受けたかもしれない傷。

そんな彼だからこそ、僕らはセブンを愛し続けるのかなと思います。

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