三国志の曹操の漢詩より
- カテゴリ:日記
- 2015/05/30 16:45:30
対酒当歌 人生幾何
譬如朝露 去日苦多
慨当以慷 幽思難忘
何以解憂 唯有杜康
青青子衿 悠悠我心
但為君故 沈吟至今
呦呦鹿鳴 食野之苹
我有嘉賓 鼓瑟吹笙
明明如月 何時可採
憂従中來 不可断絶
越陌度阡 枉用相存
契闊談讌 心念旧恩
月明星稀 烏鵲南飛
繞樹三匝 何枝可依
山不厭高 海不厭深
周公吐哺 天下帰心
酒に対しては当に歌うべし、人生幾何ぞ
譬(たとえ)ば朝露の如し、去りし日は苦(はなは)だ多く
慨して当に以て慷すべし、幽思は忘れ難く
何を以て憂いを解かん、唯だ杜康 有るのみ
青青たる子が衿、悠悠たる我が心
但だ君が為の故、沈吟し今に至る
呦呦と鹿鳴き、野の苹を食す
我に嘉賓有らば、瑟を鼓し笙を吹く
明明として月の如きも、何れの時にか採るべし
憂いは中より来たりて、断絶すべからず
陌を越え阡を度り、枉げて用って相存す
契闊談讌し、心に旧恩を念う
月明らかに星稀に、烏鵲南に飛ぶ
樹を繞ること三匝、何れの枝にか依るべき
山は高きを厭わず、海は深きを厭わず
周公 哺を吐きて、天下心を帰す
◆現代和訳/通釈文
酒を前にしたら大いに歌うべきじゃないか! 人生など幾ばくのものでしょう
たとえば朝露のように儚いものです、過ぎてしまった日々ははなはだ多く
まったく悲憤にくれるばかりで、物思いから離れられません
この憂いを何で解き放ちましょう? ただそれは酒ですよ!
皆さんは青々と襟を立て、私は悠々といい気分だ
ただあなたがたの為だけに、私はこうして歌ってきたのです
鹿が呦呦と鳴きながら、野の蓬を食べています
私によいお客があれば、琴を奏で、笛を吹いてもてなすでしょう
その想いは月光のように明らかなのに、どうやっても手に取れません
そんな憂いは私の中から湧いてきて、断ち切ることができません
しかし、遠い道を千も越えて、無理をして来てくれた皆さんがここにいる
久しぶりに会う者同士で酒を飲み宴会をし、旧交を温め会おうじゃないか!
月は星が稀になるほど明るく、かささぎは南に飛んで行き、
木のまわりを三度も巡って、どの枝にとまるべきか考えている
山がいくら高くても構わない、海がいくら深くても構わない
周公(周の武王の弟君で辣腕政治家)は、口のなかの食べ物を出してまでお客に会ったから、
天下の名士を集められたのですよ!」
たとえば朝露のように儚いものです、過ぎてしまった日々ははなはだ多く
まったく悲憤にくれるばかりで、物思いから離れられません
この憂いを何で解き放ちましょう? ただそれは酒ですよ!
皆さんは青々と襟を立て、私は悠々といい気分だ
ただあなたがたの為だけに、私はこうして歌ってきたのです
鹿が呦呦と鳴きながら、野の蓬を食べています
私によいお客があれば、琴を奏で、笛を吹いてもてなすでしょう
その想いは月光のように明らかなのに、どうやっても手に取れません
そんな憂いは私の中から湧いてきて、断ち切ることができません
しかし、遠い道を千も越えて、無理をして来てくれた皆さんがここにいる
久しぶりに会う者同士で酒を飲み宴会をし、旧交を温め会おうじゃないか!
月は星が稀になるほど明るく、かささぎは南に飛んで行き、
木のまわりを三度も巡って、どの枝にとまるべきか考えている
山がいくら高くても構わない、海がいくら深くても構わない
周公(周の武王の弟君で辣腕政治家)は、口のなかの食べ物を出してまでお客に会ったから、
天下の名士を集められたのですよ!」
この詩は私の好む物である、みんなの感想はどうなのだろうか
仮面ライダーが終わって、今は三国志がマイ・ブームみたいですね^^
三国志は横山光輝の漫画で読みました^^
あと、昔アニメや映画にもなっていましたね^^
曹操の詩、とてもいいですね^^
ニコ友さんの中で、お酒好きの方がいらっしゃるので、
すすめてみようと思いました^^