今日読んだ本等。
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/01/12 17:10:04
山崎豊子全集5 花紋 より
「へんねし」
短編です。
時代は...昭和初期くらいかな。傘屋亭主とその奥方と、妾さんSが出てくるお話。
うんまぁ、主人公バカだなっていうか。
昔は普通に、どんなに相性悪く関係の破綻した夫婦でも、今とは違って婚姻関係を継続するのは当たり前だったという事なのかなと。私はオチが怖いとは思いませんでした。
結婚ということが、今と昔では全然意味の違うことだったのでしょうね。女性と男性の地位や役割も。家制度が日本の法律で廃止されたのはいつ頃だったかな。
鬼嫁ちゃんねるあたりに普通にありそうな内容。
でも、さすがに読みやすく引き込まれる文章でした。
山崎豊子さんの小説で初めて読んだのは、「沈まぬ太陽」でした。
介護の仕事で知り合った御宅の方が、たまたまこの小説に関係があり勧められたのがきっかけでした。
(「沈まぬ太陽」は、旧体制の日本航空乗員組合における内部抗争が主題のほぼノンフィクション小説で、その中に日航機墜落事故が一部描写として登場する。)
元々はミステリーとかオカルト好きなので、日航機墜落事故に関してだけは記憶しており(不謹慎な書き方で恐縮ですが、知った大本のはこちら方面からでしたので)、また、この前に「クライマーズハイ」も読んでいたのでおおむねすんなり読めたように思います。
(ご存じでない方のために。山崎豊子さんはNHK大河ドラマの原作を数多く執筆された方で、「沈まぬ太陽」他に「白い巨塔」、「山河燃ゆ(原作は「二つの祖国」」など。また「クライマーズハイ」も、日航機墜落事故を新聞記者の視点から書いている作品。横山秀夫著)
私がつい最近辞めた施設で介護の仕事をしていた時に、あまりに身体的、精神的(忙しさで)にしんどくて、そんな毎日を続ける為愛読にしていたのが「ひめゆりの塔にまつわる人々の手記」という本でした。判らない方は少ないとは思うけれど、第二次世界大戦で渦中にあった沖縄本土にて日本軍の看護に従事した女学生(今でいう女子高生くらいの年齢)の、...とにかく悲壮で大変なノンフィクション。
そんな関連から、なんというか「大変な!」関係性(私の頭の中では同じ引き出しに入っているわけで)の感じのモノを読むのが最近のブームだった為、wikiにて山崎豊子さんの作品のを見ていて気になり、図書館で借りてきたのでした。
前日に読んでいたのはライトノベルの「魔術師オーフェン」シリーズなんですけどね...。
こっちも久しぶりに思い出して読んだら、最終続編(??)出ていたんですね。
後でブックオフで探さないと。
マジクの二つ名がカッコよすぎて笑ってしまいました。
「~聖域」を読み終えて、結局マジクの碧眼ドラゴン種族なんたら疑惑はどうなったんだっけ? とぐぐったら、ブラディー・バースとかが検索されて。
あのマジクが? と。不可解です。
つまり活字なら何でもいいんです。
なんでも読みます。
読みやすい文章であるならば。
活字中毒って、結構重病ですよね。
電車に乗ればつり革広告見回したり、蔵書を自己分裂して勝手に増えると疑わなかったりします.....。
(お財布が軽くなっていくことは認めずに)
私も実は活字中毒ぎみです・・