Nicotto Town


小説日記。


内緒のお話【?】



「多分、舌に出来た口内炎くらい」




 大体輪郭を把握した、午後四時夕暮れ君の笑顔。

「おかえり、ギルベルト」

 お持ち帰りは明日の午後九時星の綺麗な悪夢の始まり。

「ただいま、ルーシー」

 捉えられない距離が失くなる、今日の真夜中月の出ない紺色の空。

「まだ来ないの、フランドル」

 見透かせないの、いつまでも。

「見つからないわ、マルファス」

 賭け金は返して、恨んでないから。

「疲れたのね、アザレア」

 越えられない壁。

「許さないわ、クロウ」

 届かない夢。

「時間切れだよ、コゼット」

 受けた傷は。

「どのくらい痛い?」

#日記広場:小説/詩




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