Nicotto Town



影法師  百田 尚樹 著

百田尚樹さんの作品は「永遠の0」「モンスター」に続く3作目です。

今回の作品は時代物でした。

江戸時代、架空の茅島藩を舞台に下級武士でありながら異例の出世をし筆頭家老に

なった主人公勘一が竹馬の友であった彦四郎の死を知る所から物語が始まります。

相変わらず読者を引き込む筆力は流石でページをめくる手が止まりませんでした。

が、全体を通して話が綺麗にまとまり過ぎているというか、出来すぎな感じがします・・・。

主人公が厳しい身分制度のもと下級武士から立身出世を遂げて行く過程も

トントン拍子過ぎて違和感があります。

そしてこの物語のもう一人の主人公ともいうべき彦四郎の心理描写が全くなく

彦四郎が自分の人生を犠牲にしてまで勘一を助けるという行為の説得力が乏しく

物足りなさを感じました。

またあれだけ才気あふれる人物であった彦四郎なら自分の人生を捨てずとも

己を生かしてなお且つ主人公も出世させ大干拓を進めるという事も出来たのでは?

と思ってしまいます。

主人公の勘一の視点でのみに話が進んでいくので彦四郎からの視点でどのように感じ

考え、決断をし、行動したのかを描いて欲しかったなぁと思います。




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2013/05/08 19:37
ネコ様♪

いやいや昔から本を読むのは好きだし、私も国語の成績はまぁまぁでしたが
作文とか読書感想文とかって苦手でしたよ~~^^;
思った事や感じた事を言葉にして文章にするって難しいですよね・・・。
伝えたい事はたくさんあるのにいざ言葉にしようと思ったら
その思いを伝える適当な言葉が見つからなかったり
あれもこれもと思い浮かぶのにそれを文章にすると全然まとまらなかったり・・・。
結局何が言いたいのかわからないような文章になっている事がよくあります^^;

引き込まれる本ってありますよねぇ~^^
今読んでいる池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」は凄い勢いで引き込まれて
昨晩は寝ずに朝まで読んでしまいました^^;
寝不足で鈍痛のする目には朝日が凶器のようでしたww



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2013/05/08 14:58
こんにちは♪
引き込まれる本ってありますよね♪
ふと思いました。椿さんは読書感想文書くの得意だったんじゃないかな。
私は、作文とか、読書感想文書くの苦手だったんです・・・^^;
国語の成績は良かったのですが、どうも苦手でした。。。。
・・・ものぐさなんです。。。



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