去年読んだ同作家の「永遠の0」が素晴らしく作家買いしました＾＾

ただただ悲しい・・・・。胸が痛くなる本です・・・。

奇形と言っていいほどの容姿で生を受けた彼女は周りから

バケモノ、ブルドックなどと呼ばれ嫌われ蔑まれ少女時代を過ごします。

その容姿ゆえに彼女が経験した様々な事は同じ女性として読むのが辛いです・・・。

そしてある事件をきっかけに彼女はモンスターと呼ばれるようになり、

生まれ育った町で暮らす事ができなくなり、進学を機会に故郷を離れます。

家族からも事実上縁を切られ、一人故郷を出て東京で生活を始めますが、

やはりその容姿ゆえに辛い生活が続きます・・・。

そして、彼女は整形手術を何度も繰り返し美しく変わります。

整形外科医が美しく変わった彼女に言います。

「あなたの美貌は生まれつき美貌をもって生まれたものよりもすばらしい。

何故ならあなたはそれを大変な苦労と努力の上に達成したからだ。」

しかし彼女が美しくなる為に払った代償は、大変な苦労と努力という言葉では

言い表せない程のものでした。

彼女は身を削り命を削り美貌を手に入れます。

そうまでして美しくなりたかった彼女のそれまでの人生を思うと胸が痛いです。

そして美しさを手に入れた彼女がどのように変わり、どのような人生を選んだかは

皆様に読んで頂きたいです。

この本はきっと好き嫌いが分かれそうな作品かと思いますが

一読の価値はあると思います。

そういえば高岡早紀さん主演で映画化されたのだそうな・・・。

観て見ようかなぁと思ってます＾＾