だるま鬼家族
- カテゴリ:自作小説
- 2013/01/24 21:28:26
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主人公、大鬼(だいき)の家族は変わっていた。
母以外は人間でなかったのだ。
父の大吉は新しく鬼界に現れた新種の鬼のダルマ鬼で、普段はただの手足の無い置物のダルマだが、活動する時には隠している手と足を出して動き回るのだった。
それは人間が寝静まった夜中のことで、人間がそれを目撃する事は滅多になく朝に置いてあるダルマの位置が変わっていたら、そのダルマはダルマ鬼であるかもしれない。
母のカナコは太っていて雪ダルマのような体型をしていた。
父がダルマ鬼で人間とは違った生活をしているために、家族には収入が無く仕方なく母が働いて僕を養っていた。
母の仕事は占い師でダルマ鬼くじを客に引かせ、そのくじで引いたダルマ鬼の種類でその客の運勢を占って、鬼くじ代と占い料金で稼ぎを得ていた。
母の占いはけっこう当たることが多く人気があったが、それはどうも父の大吉が母に気付かれないように裏でダルマ鬼達を使い小細工をしているからであった。
カナコは毎日幼い大鬼を連れてある神社に行き、その神社の参道の入り口で占いをするのだ。
ダルマ鬼くじを使った占いは他に無く、当たると人気を得て占いの商売は順調に伸びていた。
世間ではシングルマザーのダルマ鬼占い師として雑誌の取材を受けるほど有名になっていた。
見事な夫婦の協同作業ですね^^;
裏で小細工ぅ・・・^^
ブラックな感じが素敵^^
どんな話の展開になっていくのだろう
ワクワク ドキドキ
でも 占いも裏でv操作されているとしたら
怖いよねぇ~
報道記者が特ダネがほしくて 自らが放火魔になって写真をとりまくるという
そんなふうなドラマを見たことがあるけれど。。。
占いはいいことはあまり言わないし言われたらいい気はしないから
興味ないけれど・・・おはなしとしてはいい題材かも~~
ゴキブンちゃん ファイト~^^v