Nicotto Town


よしないごと かな


  歌

おまえは歌うな

おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな

風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな

すべてのひよわなもの

すべてのうそうそとしたもの

すべての物憂げなものを撥(はじ)き去れ

すべての風情を擯斥(ひんせき)せよ

もっぱら正直のところを

腹の足しになるところを

胸元を突き上げて来るぎりぎりのところを歌え

たたかれることによって弾(は)ねかえる歌を

恥辱の底から勇気をくみ来る歌を

それらの歌々を

咽喉をふくらまして厳しい韻律に歌い上げよ

それらの歌々を

行く行く人々の胸郭にたたきこめ



中野重吉さんの詩 「歌」です

この詩が大好きで。何を、と問われると困るんですが、
この様々を切り捨てようともがく感じが、とても共感できる気がして。
いえ、むしろ、こうありたいと思っている、かな。

詩中のアカマンマは、アカノマンマ。「犬蓼の花」は、秋の季語。
かろうじて、まだ今の季節かな、と思い、今更の詩の紹介です。

厳しい削ぎ落とした、声を発したい。

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2012/11/20 01:16
こんな言葉が、歌えるように なりたい。
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2012/11/20 01:14
あがたさん

音楽を自分の呼吸に近いところでする人たちは、
すごく大変ですね。
そこまで全裸になる覚悟がないと、舞台には立てないのですね。
厳しい世界だな。
そして、すごくその全裸にならなくてはならない場所を持つ、あがたさんが羨ましい。
勝手な発言ですけれど…。

あのね、以前、すごく厳しい仕事をしている友人に言われた事があります。
「くもいより、100倍大変だけど、100倍よりもっと楽しい」

ってね。かっこいい女性です。
本当にそう思った。
勝てないなあと、悔しかったです。

なので、せめて気持ちくらいは、この歌のようにありたいと、切望しています^^  遠いなあw
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2012/11/20 01:09
たーたんさん

私ね、数えるものでありたい。
手からこぼれる砂の一粒を忘れず認識して 数えつくす者になりたい。
その他大勢と、個を捨てた集合体ではなく、その一つ一つが個である事を
忘れずに、認識するものでありたいです。

御紹介いただいた、希望の国、是非 前文読んでみたいです。
探します。
こうやってね、自分ではかすりもしない素敵な事を教えてもらえるの、とても嬉しいです。
ありがとう^^

気に入ってくれたみたいで、それもありがとう^^
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2012/11/19 22:58
演奏するときは、禊する勢いでいろいろそぎ落とします(私の場合)
舞台に立つときはそれこそ全裸で立つ!
くらい、魂がむき出しになるので、飾れないというのもありますが。
いろいろ飾り立てても、人間性透けて見えるのが舞台ですしね、何度たっても足が震えます。
>胸元を突き上げて来るぎりぎりのところを歌え
ここ、とっても切ないです。。。。

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2012/11/19 22:23
Luciaさん

歌うってそういうことなんですか
オペラとかであんなに、感情豊かな役を歌っても
削ぎ落として、必要なエキスだけで歌うんでしょうか?
歌うことも、奏でる事も、そんなに厳しくないとならないんですね。

いや、でも政治家と音楽を並べたら、音楽がかわいそうなのでww
政治は無関心じゃ不味いけど、真剣に聞くと腹立ちます ぷんすか!
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2012/11/19 21:45
京介さん

いや、上司への文句は、一緒に言おうよ
炉辺焼きかなんかでw
愚痴はいくらでも聞きますさ 大事な飲み仲間ですもん^^
うっとおしいお付き合いの杯は、適当に受けて、後で影でも踏んでおこうw
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2012/11/19 21:25
中野さんの詩「歌」を読んで、
9月の終わりに、NHK ETV特集「映画にできること」園子温特集で、園監督が詠んだ、
「数」という詩を思い出しました。
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/700/133076.html
まだ、「希望の国」見逃したままなんですが……

この「歌」の厳しさって、
自分のなかの遠いところにも、案外近いところにもあるような気がします。
抽象的な表現で恥ずかしいですが。

あやふやな距離感をそのままにしておくのが、居心地悪くて、
マイほぼ日手帳に、全文書き写してみました。
確かに、かっこいいですねえ。

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2012/11/19 21:14
あぁ、でも鼻歌やカラオケではなくて
「歌う」ってこういうこと
もっと言うと、音楽ってそう
舞踏も、演劇も、そう

他人が造り上げたものを演ずる者は
その中に込められた魂を自分の中に取り込み
代弁人となるのだから




心にもないことを
美しい言葉で並べても
信用なんて出来ない
あぁ、なのに
それで高給をとる政治家... 何とかならないのか (T_T)
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2012/11/19 21:13
くもいさん

>行く行く人々の胸郭にたたきこめ

何となく凛々しさを感じさせる詩ですね。

僕も腹立たしい上司、得意先、胸郭に叩き込みたいです。
愚痴ってごめんなさい。

暴力、暴言、愚痴は極力避けるものですね。
ありがたい盃、献杯は受けるものですね。



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2012/11/19 21:04
mu-muさん

なのでね、私ものすごく甘ったれで、未練がましいので
理想なんです。
潔くありたいなって
いつも思う。
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2012/11/19 20:51
駄目人間には歌えそうにないですね、、、
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2012/11/19 16:38
奈柚さん

厳しいけど、かっこいいでしょ^^
ギリギリのことを、でも伝えられたら、良いなあって、理想ですがw
まあ知って聞く相手はたまらないと思うので、あんまり近くには居て欲しくないタイプかもね、あはは…

こんなところで失礼ですが
マリエルさん
ニコ動でごめんね
リスになった奈柚さんが
ちょっとイメージだったの
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13760761
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18740773

怒らないでね。
ハムハムw

で、こんなのを 今つっくているわけだww
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2012/11/19 15:54
んーー
モイ好みなんかな^^
厳しい詩だねぇ
そぎ落とす って持ちすぎたって考える事なんかな
何にもつけない むき出しで 痛いくらいの声 
って聞くとはなしにこっちの心まで忍び寄ってくるね(´∀`)




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