Nicotto Town


タイムロック


Unerfahrener Krieg



あいつは死んだ。
そう、死んだのだ。

もし帰ってこようと、もう朽ち果てた街しか残っていないであろう。

様々なものに触れ、

知ってしまった罪を

彼は償って帰るだろうか?

さみしくてかえるだろうか?


-6年前

「…嘘だろ」

自分宛の手紙を半分取り出して、思わずそう呟いた。
「戦争」だ。
俺も出向かなければいけない。
これは名誉なことらしい。

いや、名誉と思わなくてはいけない。

この国、この国家という誇りを無駄に掲げ、
信じ尽くすことこそ、

義務なのだから。

「おーい、嘉純ー」
家の外から、自分の名を呼ぶ声がする。
「どうした?」
「届いたか?青紙ー」
「あぁ」

理数に生きる科学者達は、みなこの「戦争」に「兵」として参加し、
アバター達を操り、自分も同じ痛みを感じながら、
戦わなくてはいけない。
元は国同士のアバターオリンピックのようなものだったのだが、いや、今もそうなのだが、
アバターを操り、戦わせ、アバターと同じダメージを受け、負ければ死んでゆく「戦争」にまで発展した。
血を流し地を踏むあの戦争とは違う。
血眼になり地に叩きつける、
技術戦争なのだ。

俺たちの知る戦争はここまでだった。
その時は、それしか伝えられなかった。



今ならわかる。

残酷さを。楽しさなんて無くてただ遊ばれていただけだったこと。

本当のことを知ろうとし、

追跡して、

戦いで使うコンピューターで国家勢力に触れて、

コンピューターが爆発し、

そして何処かへ逃げた彼は、

今、どこにいるのだろう?



此所には誰もいない。残っていない。

あるのはガラクタとトランプ、金、そして自分だけ。

誰か話せよ。

無視すんなよ。

いないフリすんなって。

お願いだから出てきてくれよ。

なんで俺だけ此所にいんの。

アバター
2012/08/14 10:37
世界観やばいっすね。強いっすね。ぱないっすね。

帰ってきますた
アバター
2012/08/12 20:40
ど、どドイツ語!?
凄いね・・・流石っすね!

すごく面白かったです!
アバター
2012/08/09 19:57
どんだけ文才あるのうきゃぁぁぁ!!!///((ちょw
こういうのいいね・・・!←^p^


コメ返!

そんなに褒めても何もでないぜ!///w(((おいw
小説家かぁ・・・w 声優目指してるけど、一応候補には入れておこうかなw←←
もっと文才ある人は沢山いるし、俺は文才ないさ^^w
頭も柔らかくないしね;w ただ、想像力は多いと思うw((おいw
アバター
2012/08/09 14:58
ちなみに
タイトルはドイツ語です



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