とあるマナーハウスの一場面
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/20 07:46:50
「人を馬鹿にしてると思わない?」
収穫したばかりの野菜を手で弄びながら、
年若いメイドがこちらに同意を求めてきた。
「そうさなぁ。おまいさんの言う事ももっともだが、
わしは、そのにいさまの言わんとしとる事も分からんでないがのお。」
「そりゃ、私だって...。」
言いかけたその時、母屋の方から呼び声が聞こえた。
油売ってるのが見つかる前に、帰した方が良さそうだ。
「まぁ、また暇があったら愚痴くらい聞いてやるから
毎日の仕事に精を出すんだな。」
「そうね!ありがと、ゼブじいさん。」
さて、わしも残りの野菜を収穫するかの。
「莫迦にしている」というのは、●卿のことでしょうか。
3行目の、「こちら」、というところを、ゼブ爺さんにいったか、ちょっと混乱
ゼブ爺さんとか、老人とか、白髭の人とか禿げた男とか
に変ると読者としてはイメージしやすいです