シリーズ麺類紀行 (3)
- カテゴリ:グルメ
- 2011/12/27 22:14:46
このシリーズ「麺類紀行」なんだけど、ラーメンのお話だけだったので、今回はおそばがテーマなのだ。
「ソバ」と言うと普通は「日本そば」を連想するんだけど、地方によってはラーメンをソバと呼んでいるところもあるとか。
とある田舎の食堂で、入ってくるなり「ソバくれや。」と言う人。「アイヨ。」と目の前に出されたのはラーメンだった。
つまりこの食堂ではソバと言えばラーメンなのだ。でも、ざるソバとか月見ソバとかもあって、間違えないのかね。
一方、子供の頃広島でのこと、とある食堂に入ってきたおばさんが「そばでも食べよカイネ。」とかなんとか呟いて「ほう、天ぷらそば?そばに天ぷらが入ってんの、珍しか。」と独り言を言って、頼んだのは「天ぷらそば」。
で、目の前に出てきたのは普通の天ぷらそば(当然だわ)。すると、そのおばさん怪訝な顔をして「ナンヤ、これイナカソバじゃけん。」とその後なにやらブツブツ言いながら食べ始めた。
多分、そのおばさんの脳裏にはソバと言えばラーメンなので、ラーメンの上に天ぷらが乗ったものが出てくることを連想していたに違いない。(広島弁良く分からないので、地元の方はご勘弁を)
お蕎麦がテーマと言いながら、どうしてもラーメン絡みの話題になってしまう。
ついでなので、信州・松本にあるラーメン屋さんには「邪道そば」というのがあって、みそラーメンの中身の麺が日本そばというのがあるんだわ。イカモノのようでいながら、結構美味しいと評判なので機会があれば探してみはどうでしょうか。
始めから脱線で、本当に美味しいお蕎麦は冷たいまま何も付けずに食べるのが最高。
但し、それでは食べにくいので、つけ汁のかわりに水で食べるのが最高。いわゆる、水蕎麦なのだ。
尤も、そうして食べたいのは豊かなそばの味を堪能したいから、それに見合う最高のものでないといけないし、味覚が敏感でないと物足りないと感じる人も多いに違いないから、敢えてこれをメニューにしているお店は殆どないノダ。
一般受けするのは、おそばの香りがして、つけ汁が美味しければ問題なしというか、一般にはつけ汁の美味しいところは評判がいい。きちんと作られた汁は、お店独自の返しと、毎日作る出汁を合わせる。始めからあわせて作り置きしたものは経時的にアミノ酸が変成して、香りが抜け、味も損なわれる。
こうなると、初めから化学調味料で作られた麺汁と変わりないから、チェーン店の立ち食いソバ屋さんと変わりなく、と言うか、立ち食い屋さんでも大量に作った麺汁に追いガツオを施すなど努力しているところの方が美味しかったりするノダ。
私の住んでる近くのお蕎麦屋さんは出汁と返しのバランスが絶妙で美味しいんだけど、肝心のお蕎麦が悪くはないが絶品でもない。
多分、仕入先の原料の問題とは思うけど、もう一息なので、誠に惜しい。
で、ここの天ぷら蕎麦は美味しいけど、びっくりするぐらいの天ぷらが別皿に盛られて出てくる。天ざるも同様だ。
そこで考えた。天ぷら蕎麦か天ざるを1つ頼んで、もう1人はかけ蕎麦かもり蕎麦を頼めば2人でも十分なんだ。
ここのお店は、ざる蕎麦ともり蕎麦の区別は海苔が有るか無いかの違いで、これは現在ほとんどのおそば屋さんも同様なんだけど、お店によっては、もりは4角のセイロに載って、ざるは丸いセイロに載ってたり、少数派では「ざるにはうずらの卵が付きます。」というのもあったりして。でも殆どは海苔が乗っているか無いかの違いらしい。
ところが、コダワリのお店では、ざるは濃いめの付け汁で「チョン付けで食べる」、もりは薄めの付け汁で「たっぷりつけて啜る」んだそうだ。
そうなると、海苔の有る無しの理由も分かる。チョン付けなら海苔の風味は損なわれないし、たっぷり汁に浸すと海苔が邪魔で食べづらい。
と、納得したものの、ここまでコダワルお店にはまだ出会ったことがない。
どなたか、そういうお店知りませんか。
ラーメンと言うより昔ながらの「中華ソバ」「シナソバ」というたぐいでしょうか。
これでもかと言うこってり味より
ホッとする味で、病みつきになる。
そんな感じなんでしょうね。
もう ほんとに これこそ静岡 みたいな かつお節のダシと 濃い目の醤油ラーメン
素敵なワカメ ちょっと扁平な 細めの縮れ
昔ながらの 飽きの来ない 良いラーメンでした(^^)v
広島で、蕎麦がラーメンと思ってるとは聞いたことないな。
そいえば、俺はお蕎麦やさんって殆ど行くことないなー。
食通じゃないから仕方ないけど^^;
結構いろんなとこに行くから
来年はいろいろ地方の名産を食ってみたいなー…とか思うよ^^
確かにソバ粉の味わいは蕎麦がきの方が強いですね。
でも、私的には蕎麦(切り)の喉から鼻に抜ける味わいと香りの方が好きです。
蕎麦がきも冷たくすれば、あの美味しいお蕎麦特有の鉄さびのような味わいになるのでしょうか。
中華麺でも、もやしそばとか、「〇〇ソバ」の呼び方(メニュー)は多分全国的にも有りだと思います。
五目そばは日本そばのメニューでもおいてるお店がありますからややこしいですね。これはお店の雰囲気で分ると思いますが、でも、勘違いする人はいるんでしょうね。
ちなみに、春日部駅の立ち食いそば屋には天ぷらラーメンがあるそうですよ(未経験)。
それと、東京も具が乗っているとラーメンもそばと言いますね。
五目そば、もやしそば、ウマニそば… 下町だけかな!?
流石に年期が入っていろんな体験されてますね。
お蕎麦屋さんで(冷たいお蕎麦を)食べる時は必ず麺だけをはじめに食べます。
本当に美味しければ、付け汁無しで半分ぐらい食べる事もあります。
韃靼蕎麦は栄養価と外れが少ない事では良いと思いますが、
本当に美味しい蕎麦は国産地粉で、新蕎麦の時期は鮮烈ですね。
つなぎ無しで千切れずに打ったお蕎麦は最高だと思います。
もちろん突き詰めれば、水道水ではダメなんですね。
あまり拘ると食べられるお店が無くなってしまいます。
私は「食通」って程のものではありません。
修行中ですから。
広島に行ったのは子供の時でしたので、うろ覚えです。
広島弁?が適当で申し訳ございません。
水ソバは蕎麦の香りが喉と鼻から抜けて蕎麦をたんのするには最高ですが、
万人向きではないと思います。
味と香りの感性のある方には、一度は体験する事をお勧めします。
優さん
東北では田舎に行けばラーメンを「ソバ」と言う所が結構あると思います。
北海道でもそう感じた事ありました。
全国的にも探せばけっこうあると思います。
言われたのをふっと思い出しました。
広島か、、どんぐり村という処に以前 達磨蕎麦で有名な人が来て
村おこしに協力し蕎麦の名所になったこともありましたね。。。
しかし、そこのお蕎麦よりも、先月食べた 水上のお蕎麦が美味かった!!
そこではお蕎麦の命は 「お水」を体験させてもらった。^^
そかそかーうちは広島じゃけど、「いかそば」だっけ?それは言わないなー
歳を召した方だけがいうのかもねー
ちなみに「中華ソバ」というラーメンは食堂に存在するけどねww
水蕎麦食べてみたいなー♪美味しそう((●≧艸≦)
どこかの地方では、そばはラーメンとか・・・。ラーメンがそばだとは知りませんでしたね。
蕎麦も、だし汁で決まる場合が有りますからね、美味しいそばをたくさん食べて見たいと思う私でした。