核爆弾チビ龍 2
- カテゴリ:自作小説
- 2011/12/20 19:10:54
僕はどれ程歩いただろう。
鉄筋コンクリートのビルの基礎の残骸と道路のアスファルトが溶けて黒くなった砕石の道が目立ち始めた。
核爆発の中心近くでは、何百万度という高熱の為にビルも道路もすべて溶けて蒸発し空中に吸い上げられてしまったが、中心から遠ざかるにつれて熱放射が建物を焼き払うように襲いかかり、その後を高温高速の爆風がすべてを吹き飛ばしていった後が目立ち、ここが街であったことを物語っていた。
僕は孤独だった。
誰も話す相手が無く、何を信じてこれからどうすればいいのか分からない。
『何故父と母は、人間の街を消滅さしてまで僕を創りだしたのだろう』
僕の頭に新たな疑問が浮かんできた。
僕は破壊されたビルの壁に焼付けられた、模様のように残った人間の跡を見つけた。
その影は、立って頭を両手で抱え何かから身を守ろうとしている姿だった。
核爆発の熱放射によって一瞬に消えてしまった人間の影、僕はこの人間が消える前に考えたことを知りたくて、その影の横に座り壁に背中を付けて休むことにした。
座ってしばらくすると、辺りが薄暗くなり始め夜が訪れようとしていた。
空からは再び水滴が落ち始めた。
それは黒い水滴でなく普通の雨だった。
僕はいつの間にか寝てしまっていた。
起きて気がつくと、僕はライトに照らされて多くの人間に囲まれていた。
いったいどうなってるのか、すぐにはこの騒ぎを理解する事ができなかった。
人間達は放射線防護服で身をかためた物々しい格好をして僕を取り囲んでいた。
「我々は政府の核爆発調査隊です。この度の核爆発について原因と状況を調査しています。ご協力をお願いします」
人間の一人が拡声器で僕にそう呼びかけてきた。
僕は状況が良く分からないので黙っていた。
「ここは核爆発によって放射能に汚染されています。あなたも汚染されているはずです。あなたを検査のため病院へ搬送したいと思いますので、私の指示に従ってください」
人間の言ってることが僕には理解できなかった。
「僕は人間ではありません」
はっきりと人間に僕はそう言った。
人間達は僕の言葉に驚いて右往左往しだした。
拡声器を持った人は、誰かと相談してるのかしきりに無線機で話をしていたが、しばらくしてまた僕に呼びかけを始めた。
「あなたは人間でなくても生物です。被爆をした生物です。生物である以上生命の危険に犯されています。私の指示に従って病院で検査を受けてください」
人間達は頻りに僕を検査したがっていた。
僕は人間の指示に従うか従わないか迷っていた。
『こんな時、父ならどうするだろう』
僕は父の行動を頭に浮かべようとしたが、父は頭に浮かんでこなかった。
人間は傲慢な生き物だと僕の頭にはインプットされていたので、簡単に人間を信じることができない。
それに、人間達がこの核爆発が父と母の情事で起こったことを知ったら僕に対して何をするか分からない。
僕は悩んでしまった。
人間達は僕の悩んでいる表情を読み取ったのか、また僕に呼びかけてきた。
「ご心配はいりません。我々はあなたに危害を加えるようなことはしません。とりあえず病院で検査を受け、今あなたの生命に危険が無いかどうかを判断してください。あなたを死なせたくないのです」
僕は一人が寂しくて友達が欲しかった。
人間は僕のことを考えていてくれてるように思えた。
僕は人間の指示に従うことにした。
ほんと、どうなちゃうんでしょうね?
行き当たりばったりの作文なので先が見えません
なんて
とりあえずはチビ龍を放射線に強い生き物にします
ゴジラのようにG細胞とかの特別な細胞を持つ生き物に
でもそれらしくするには用語の理解をしなければなりませんぬ
格闘中です
電磁波なんて分かんないでぇ~す
なぜだか、行っちゃだめー!って思いました。
とりあえず病院で検査を って、とりあえず…最近、とりあえずって言葉がね
怖く感じるから;
汚染を出してしまいました。
最初は触れないつもりでした。
核融合や核分裂、放射線って理解するの難しいです。
でも、広島、長崎、福島では実際に起こっています。
人間はどこまで自然を汚染させていくのでしょうね。
空気も汚染されているかもしれません。
チビ龍は、普段は人間のような姿をしていて
時々龍に変身することにしました。
ウルトラマンみたいな感じですが大きさはそれほど変化しません。
深く考えると苦しいです。
この先がどうなるのか、興味深いです。
この子は、どんな姿をしているのでしょう?