恋は、舞い降りる天使の羽のように、、。(13)
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/26 11:10:12
喬介は、役場の建設課に掛け合って除雪車を出してもらった。
こういうことに関しては、喬介の右に出る物は居ない。
人当たりも良く受けもいい、龍太郎には真似の出来ないことだった。
だから、(杏樹達の居る集落が孤立している事をTVニュースで訴えたこともあり)、渋々ではあるが役場は除雪車をまわしてくれたのだ。
喬介は玄関の引き戸のカーテンの隙間から中を覗き込んでいる。
龍太郎が出て来ると、喬介はあからさまに、ガッカリした顔をした。
「杏樹じゃなくて悪かったな!」
龍太郎が玄関のカギを開けると、喬介が中に入って来た。
「杏樹ちゃんは?どこだ?杏樹ちゃーん!」(~o~)」
「いちいちリアクションが大きいな!人の耳元で大声出すなよ!杏樹なら、オレの部屋にいる。」
喬介は、キッとして龍太郎に向き直った。
「おい!龍太郎、お前!彼女と何かあったな?杏樹って、呼び捨てにしてる。」ヾ(。`Д´。)ノ”
「人聞きの悪い事を言うなよ。お前じゃあるまいし。杏樹は足をケガしているんだ。階段困るだろ!」
龍太郎はムッとしながら答えた。
「また、杏樹って呼んだな!やっぱり何かあったんだ!」ヾ(。`Д´。)ノ
噛みつく喬介に龍太郎は困り果てた。
「わかった!落ちつけよ。杏樹‥じゃない、彼女に会いたいんだろ?上がれよ。」
「お前に言われなくてもそうさせてもらう。」
喬介は、ズカズカと上がった。
龍太郎は、喬介を手で制すると部屋の中に声をかけた。
「杏樹。喬介が会いたいって。入ってもいいかな?」
杏樹はさっきから、玄関の方でする二人のやり取りを聞いておかしくて仕方なかった。
笑いをこらえながら返事をした。
「はい!どうぞ。」(^-^)
喬介は龍太郎を押しのけるように部屋に入った。
「杏樹ちゃん!足をケガしたんだって?大丈夫かい?」
「今はもう^^だいぶ。」
「僕が助けに来たからもう大丈夫だよ!こうして、ずっと君といたいけど、僕には仕事があるんだ。」
喬介は、龍太郎に言った。
「となりの吉田さんのとこに行くんだ。いくら慣れているからって、電話も通じないんじゃ、話にならないから。
ウチのホテルに来てもらう。車も来てるし、もちろん君たちもね。」
喬介は、そういうと部屋から出て外にいった。結構、面倒見の良い男だ。
龍太郎は、杏樹の顔を覗き込んで言った。
「その前に、源さんのとこに行かないとな。きっと、心配してる。杏樹の足も診て貰わないと。」
「階段の所まで連れて行ってくれる?用意もしたいし。」
杏樹は、遠慮がちにそう言った。
「いいよ。」
肩を貸して、階段の下までいったが、やはり登るのは難しい。
杏樹が困っていると、龍太郎は、サッと杏樹を抱き上げた。
「この方が、早い。」
そのまま、階段を上がり、杏樹の部屋まで行くと、扉を開けてベットに杏樹を腰掛けさせた。
「用意が終わったら、呼んでくれ、すぐに来るから…。」
「はい。」 (◡‿◡✿) ポッ❤
龍太郎が下りてくると、いつの間にか喬介がいた。
「ん?」
「彼女、お前の服着てたよな。」
喬介は、小声で聞いてきた。ついつい龍太郎も、小声になる。
「それが?」
「源さんとこ行ったんだ。そしたら、宮子さんが、すごく心配してた。」
「仕方ないだろ。意識が朦朧としてたし、着替えさせなきゃならなかった。」
喬介は、大きく目を見張って詰め寄った。
「やっぱりな。お前が着替えさせたんだな。意識が無いのをいいことに・・・。」
「何もしちゃいない!断じてだ!」
喬介はフッと笑った。
「そうだな、源さんの孫だし、そんな度胸は無いか。」
龍太郎は答えなかった、まさか、お前が来たからだなんて、口が裂けても言えない。
「綺麗だったんだろうな・・・。」
「エッ?な、何が?」 ^^;;;;;
「見たんだろ?」
「(@_@;)…。」
その時、部屋から杏樹が声をかけた。
「お願い!」
その声を聞くと、喬介が先に階段を駆け上がった。
扉をノックするのも、もどかしく中に入った。
「僕が、下ろしてあげるよ!」 ^m^
喬介は杏樹を、お姫様抱っこすると得意げに階下へ行き、そのまま止まっていた自分のホテルのマイクロに乗り込んだ。
~つづく~
つ・・次はどうなるんだ~@^-^@
楽しみにしてますよん・・nekomeさんww
minaさま>執筆中です!しばし、お待ちあれ(✿^―^✿)ニコ
(携帯のメール機能を使って、どこでも書斎です^^;)
mikaさま>よしよし、今度抱っこしてあげましょう!
時折さま>お姫様抱っこ!男性陣はどうなんでしょう?やってみますか?
腰を痛めたりして・・・・。
ちちゃちゃさま>してもらったことアリ!ですか(ノ*゚∀゚)ノ よいしょ!
うらやましい・・・・・・・。
keityannさま>気になりますね~^^; 乞う!ご期待!
しぃ☸さま>喬介は、かなり強敵(?)ですね^^ がんばれ!龍太郎!
゚+.ゎくゎく.+゚((o(。・ω・。)o))゚+.ぅきぅき.+゚
もうっ早く続編、^^。
何か~~気になる~ぅ、、。
いちどだけしてもらった事あります(^^ゞ
今後は絶対にないと思います^_^;
ハァハァ❤
nekome様続きを~~
ドキドキしながら読みました。
ついでにmikaちゃんもお姫様抱っこ!!
なんちゃって(><)
うふふ
早く続きが読みた~い(^O^)/
なんて焦らせちゃダメだねっ(^_^;)
次も楽しみにしてま~す♫
なかなか、行動力もあっていいんですが、キザ夫で、チャラ夫なもんで・・・^^;
ゆのさま>いい奴なんですがねぇ^^;恋に邪魔はつき物なんで・・・(⌒v⌒)!
面倒見はよいかもだけど、喬介め。。。。