Nicotto Town


nekomeのつぶやき☆


恋は、舞い降りる天使の羽のように、、。(13)

喬介は、役場の建設課に掛け合って除雪車を出してもらった。
こういうことに関しては、喬介の右に出る物は居ない。
人当たりも良く受けもいい、龍太郎には真似の出来ないことだった。
 だから、(杏樹達の居る集落が孤立している事をTVニュースで訴えたこともあり)、渋々ではあるが役場は除雪車をまわしてくれたのだ。

 喬介は玄関の引き戸のカーテンの隙間から中を覗き込んでいる。
龍太郎が出て来ると、喬介はあからさまに、ガッカリした顔をした。

  「杏樹じゃなくて悪かったな!」

龍太郎が玄関のカギを開けると、喬介が中に入って来た。

  「杏樹ちゃんは?どこだ?杏樹ちゃーん!」(~o~)」

  「いちいちリアクションが大きいな!人の耳元で大声出すなよ!杏樹なら、オレの部屋にいる。」

喬介は、キッとして龍太郎に向き直った。

  「おい!龍太郎、お前!彼女と何かあったな?杏樹って、呼び捨てにしてる。」ヾ(。`Д´。)ノ”

  「人聞きの悪い事を言うなよ。お前じゃあるまいし。杏樹は足をケガしているんだ。階段困るだろ!」

龍太郎はムッとしながら答えた。

  「また、杏樹って呼んだな!やっぱり何かあったんだ!」ヾ(。`Д´。)ノ

噛みつく喬介に龍太郎は困り果てた。

  「わかった!落ちつけよ。杏樹‥じゃない、彼女に会いたいんだろ?上がれよ。」

  「お前に言われなくてもそうさせてもらう。」

喬介は、ズカズカと上がった。
龍太郎は、喬介を手で制すると部屋の中に声をかけた。

  「杏樹。喬介が会いたいって。入ってもいいかな?」

杏樹はさっきから、玄関の方でする二人のやり取りを聞いておかしくて仕方なかった。
笑いをこらえながら返事をした。

  「はい!どうぞ。」(^-^)

喬介は龍太郎を押しのけるように部屋に入った。

  「杏樹ちゃん!足をケガしたんだって?大丈夫かい?」
 
  「今はもう^^だいぶ。」
  
  「僕が助けに来たからもう大丈夫だよ!こうして、ずっと君といたいけど、僕には仕事があるんだ。」

喬介は、龍太郎に言った。

  「となりの吉田さんのとこに行くんだ。いくら慣れているからって、電話も通じないんじゃ、話にならないから。
     ウチのホテルに来てもらう。車も来てるし、もちろん君たちもね。」

喬介は、そういうと部屋から出て外にいった。結構、面倒見の良い男だ。
龍太郎は、杏樹の顔を覗き込んで言った。
  
  「その前に、源さんのとこに行かないとな。きっと、心配してる。杏樹の足も診て貰わないと。」

  「階段の所まで連れて行ってくれる?用意もしたいし。」

杏樹は、遠慮がちにそう言った。

  「いいよ。」

肩を貸して、階段の下までいったが、やはり登るのは難しい。
杏樹が困っていると、龍太郎は、サッと杏樹を抱き上げた。

  「この方が、早い。」

そのまま、階段を上がり、杏樹の部屋まで行くと、扉を開けてベットに杏樹を腰掛けさせた。

  「用意が終わったら、呼んでくれ、すぐに来るから…。」

  「はい。」 (◡‿◡✿) ポッ❤

 龍太郎が下りてくると、いつの間にか喬介がいた。

  「ん?」

  「彼女、お前の服着てたよな。」

喬介は、小声で聞いてきた。ついつい龍太郎も、小声になる。

  「それが?」

  「源さんとこ行ったんだ。そしたら、宮子さんが、すごく心配してた。」

  「仕方ないだろ。意識が朦朧としてたし、着替えさせなきゃならなかった。」

喬介は、大きく目を見張って詰め寄った。
 
  「やっぱりな。お前が着替えさせたんだな。意識が無いのをいいことに・・・。」

  「何もしちゃいない!断じてだ!」

喬介はフッと笑った。

  「そうだな、源さんの孫だし、そんな度胸は無いか。」

龍太郎は答えなかった、まさか、お前が来たからだなんて、口が裂けても言えない。

  「綺麗だったんだろうな・・・。」

  「エッ?な、何が?」 ^^;;;;;

  「見たんだろ?」

  「(@_@;)…。」

その時、部屋から杏樹が声をかけた。

  「お願い!」

 その声を聞くと、喬介が先に階段を駆け上がった。
扉をノックするのも、もどかしく中に入った。

  「僕が、下ろしてあげるよ!」 ^m^  

喬介は杏樹を、お姫様抱っこすると得意げに階下へ行き、そのまま止まっていた自分のホテルのマイクロに乗り込んだ。
    
    ~つづく~

アバター
2009/05/28 03:34
み・・見られたんだ~ww
つ・・次はどうなるんだ~@^-^@
楽しみにしてますよん・・nekomeさんww
アバター
2009/05/27 21:39
喬介鋭い!!続きが気になる~(>_<)
アバター
2009/05/27 18:03
りな^^さま>そうです!喬介!君のせいだ!


minaさま>執筆中です!しばし、お待ちあれ(✿^―^✿)ニコ
         (携帯のメール機能を使って、どこでも書斎です^^;)


mikaさま>よしよし、今度抱っこしてあげましょう!


時折さま>お姫様抱っこ!男性陣はどうなんでしょう?やってみますか?
        腰を痛めたりして・・・・。


ちちゃちゃさま>してもらったことアリ!ですか(ノ*゚∀゚)ノ よいしょ!
           うらやましい・・・・・・・。


keityannさま>気になりますね~^^;  乞う!ご期待!


しぃ☸さま>喬介は、かなり強敵(?)ですね^^  がんばれ!龍太郎!




アバター
2009/05/27 09:30
うお~~~ライバルだ~!

゚+.ゎくゎく.+゚((o(。・ω・。)o))゚+.ぅきぅき.+゚
アバター
2009/05/27 07:37
この続きはCMの後で^^ハイお時間です!!

もうっ早く続編、^^。

何か~~気になる~ぅ、、。
アバター
2009/05/26 22:57
お姫様だっこいいですねぇ~^^;

いちどだけしてもらった事あります(^^ゞ

今後は絶対にないと思います^_^;
アバター
2009/05/26 21:23
お姫様だっこwwwwwwwwwwwwwwww
ハァハァ❤
アバター
2009/05/26 21:15
わぁ~。

nekome様続きを~~
ドキドキしながら読みました。

ついでにmikaちゃんもお姫様抱っこ!!
なんちゃって(><)

うふふ
アバター
2009/05/26 15:24
一気に読んでしまったぁ~(^v^)
早く続きが読みた~い(^O^)/

なんて焦らせちゃダメだねっ(^_^;)
次も楽しみにしてま~す♫
アバター
2009/05/26 12:50
お前が来たからだ~~喬介~~~( ゚Д゚)ドルァ!!
アバター
2009/05/26 12:09
コメントありがとう^^  いけずの喬介ですが、一般女子にはモテモテ君です。お坊ちゃまですし、
              なかなか、行動力もあっていいんですが、キザ夫で、チャラ夫なもんで・・・^^;

ゆのさま>いい奴なんですがねぇ^^;恋に邪魔はつき物なんで・・・(⌒v⌒)!
アバター
2009/05/26 11:23
あぅあぅあぅあぅ・・・・・(パクパクパクパク)
面倒見はよいかもだけど、喬介め。。。。



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.