Nicotto Town



夜明けの選定者

夜明けちかくに
窓のそとにみつけた猫が
こう言ったんだ。

”イマにジダイがカワル。
 そのとき、アナタはえらばれる。”

すり寄って来て
抱いて眠った記憶はあるのに
朝には居なかった。

猫が喋る訳もないし夢だと、さっきまで思ってた。
...こんなことが、自分に起こると誰が思っただろう。
あの猫だけは知ってたみたいだけど。





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.